約 147,761 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4429.html
久「というわけで、須賀君が小さなオッパイ……オモチが大好きな子だったら、どうなってたのかしら?」 まこ「なにが『というわけ』なんじゃ?」 和「脈絡がなさすぎて反応に困ります」 久「アハハ、そー言わずにさ、ちょっと考えてみましょうよ」 咲「小さなオモチが好きなんて言う京ちゃん、私の想像力じゃちょっと……」(ジー まこ「ほうじゃのう……」(ジー 和「ちょ、ちょっと、どうして宮永さんも染谷先輩もこっち……っていうか、私の胸を見るんですか!?」 久「まー、和のを見てたら須賀君が虜になる気持ちも分からなくはないけどねー」 和「と、虜って……」 咲「――――――――いいな」(ペタペタ まこ「咲、自分のと和の胸を比較するんはやめとけ、虚しくなるだけじゃ」 咲「ハイ……」 久「なに食べたらそんなに大きくなるのかしらね~」 まこ「一応、わしらも女じゃからのー、気になるっちゃなる」 咲「は、原村さん……ぜひご教授を!」 和「宮永さん、必死すぎて怖いですよ……」 咲「だ、だって……なにかっていうと京ちゃん、『やっぱり大きなオモチが一番だぜ』とか、『和にオモチが備わり最強に見える』ってよく言ってるから」 まこ「ホンマにあいつは何を言っとるんじゃ」 久「案外、変な契約でも結んでるんじゃない?胸のない子とフラグが立つけど、大きなオモチ好きでい続けないとおけない……とか」 咲「ち、小さいけどなくはないですよ!?ちょっと、ちょっとはありますから!!」 久「あれ~?別に私、咲のこと胸がないとは言ってないけど?」(ニヤニヤ まこ「わかりやすい反応じゃのう……」 咲「え……いや、な、なんのことですか?アハハー……!」 和「宮永さん、いくらなんでもそれは無理がありますよ」 咲「――――あうぅ……」 和「あまり胸のことばかり言われるのは、あまりいい気はしないですけど……」 まこ「けど、なんじゃ?」 和「須賀君が小さなオモチ好きだと、それはそれで問題なような」 まこ「どういう意味じゃ?」 和「いえ……須賀君と親しくなる子って、基本的に――――」 優希「主役は遅れて到着だじぇー!タコスパワーフルチャージの私を止められるかな、みんな!?」 京太郎「もうちょっと静かに入れよな……。あ、もう打ち始めちゃってんの?それじゃ、俺はいつも通りネット麻雀でもしようかなー」 優希「お、京太郎はネト麻するのか?よし、なら優希ちゃんがお前に一手指南してやるじぇー!」(体ヒッツケ 京太郎「いやいや、やめとけって。お前みたいな奴がこの世界知っちまったら、二度と牌に触れなくなるから」 優希「なんだと!?ネット麻雀界はそんなにも修羅の国なのか!」(ベタベタ 京太郎「ちゅーか、暑苦しいからあんまひっつくんじゃねー」 和「…………あんな感じですし」 久「あー……」 まこ「アレに欲情するタイプなら、いろいろと大変なことになっとるのう、確実に」 久「需要と供給が釣り合わないのは世の常ってことねー」 咲「…………うぅ、どうして私の胸ってこんなに中途半端なのかなぁ」 終われ
https://w.atwiki.jp/imas/pages/2597.html
京太郎P(けいたろう) レスリングシリーズが好きなP 代表作 ニコ動一覧 タグ マイリスト 公開プロフィール タグ一覧:P名 P名_け デビュー2008.10下旬
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5721.html
3 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/11(土) 22 41 43.35 ID GSC5vTmko [3/10] 【須賀京太郎】 <アイドルランク>(ファン人数) Dランクアイドル(10000~100000) <容姿> S(70) <雀力> C(40) <歌唱力> C(47) <演技力> B(50) <特技> タコス作り <担当> 清水谷竜華(プロデューサー) 花田煌(マネージャー) 竹井久(事務員見習い) 龍門渕透華(スポンサー) 福路美穂子(家政婦) 瑞原はやり(総合トレーナー) 弘世菫(麻雀トレーナー) 松実宥(メイク 容姿トレーナー) 雀明華(歌唱力トレーナー) 石戸霞(演技力トレーナー) <アイドル経歴> 雑誌特集 パンフレット サイン会 ドラマ主演 いい○も出演 CM出演 仮面ライダー 主演 アニメ 主要キャスト起用 |. G | F | E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS―――┼―――――――――――――――――――――――――容姿 |llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll雀力 |llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll歌唱力|llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll演技力|llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll <須賀京太郎のファン> 宮永照 宮永咲 蒲原智美 愛宕洋榎 愛宕絹恵 江口セーラ 鹿倉胡桃 染谷まこ 片岡優希 原村和 国広一 深堀純代 藤田靖子 滝見春 池田華菜 久保貴子 25 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/11(土) 23 55 13.26 ID GSC5vTmko [10/10] 前スレ1000たまげたなぁ SSになれば充分ありえる話だし、じゃけんこのスレで容姿SSにしましょうね~ 【前スレ埋めネタの続き 第三回ポンコツ会議】 <<京太郎の昨晩のオカズ(性的な)を回答する>> 正解したものには京太郎のパンツが送られるという特典 果たして、正解するのは一体誰なのか――!? 咲「……」カキカキ 照「……」スラスラ 和「……くっ」 菫「……」フフフ \ジリリリリリリ/ はやり「時間でーす☆」 久「それじゃあボードをオープン!」 四人「……」 サッ!! 咲のボード「宮永咲 (お尻攻め)」 照のボード「須賀照(旧姓:宮永照)」 和のボード「石戸さん」 菫のボード「私」 久「ぶふっ!?」 はやり「わぁ……」ドンビキ \エー!?/ \ドウイウコッチャー!/ 久「えと、和以外は全員自分の名前ね」 三人「……」コクッ 久「逆に和はどうして?」 和「プライドよりも目の前のパンツです」キリッ 久「逞しくなったわね、私嬉しいわ……」シクシク \ノドチャーン ヤマワケダジョー/ \ノドッチニパンツハワタシマセンワ!/ 29 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/12(日) 00 02 03.98 ID mqqTjsPjo [1/5] はやり「あの、それより気になることがあるかなーって」 久「はい」 はやり「宮永さんの……」 久「何も見てないです」 はやり「でも」 久「何も、見てません」 咲「京ちゃんを信じてます」ドヤッ 照「やるね、咲。自分の魅力を分かってる」フフフ 菫「侮り難いな」ニヤリ 和「なんでこんなに自信満々なんですか?」 久「もう疲れたし、そろそろ解答発表ね」ドヨーン はやり「そうだね……」ズーン 四人「……」ドキドキ 久「それじゃあ正解はVTRで発表するわ!」 はやり「スイッチ・オン♪」カチッ TV「」ブゥゥウン 四人「!!」 コンマ一桁安価 ↓3 1~2 宮永咲 3~4 宮永照 5 原村和 6 石戸霞 7~8 弘世菫 9 竹井久 0 清水谷竜華 45 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/12(日) 00 13 12.03 ID mqqTjsPjo [2/5] ※あくまでパラレルです 【モニター】 京太郎「えぇっ!? い、いきなりなんですか!?」カァァァ 竜華「え、ええから! その、誰で……ぉ、なに……ぃ、したん!?」 京太郎「うぁっ……//」 竜華「……//」モジモジ 京太郎「……えと、昨日はその」ソワソワ 竜華「う、うん……」 京太郎「ひ、久しぶりに地元の幼馴染と電話して……」 竜華「……」 京太郎「普通に電話を切ったんですけど、その後に……なんか、その、ムラムラしちゃって」ウツムキ 竜華「そ、それで?」ドキドキ 京太郎「……そいつが、前に卓から落ちた牌を拾おうとした時の、こと思い出して……」ソワソワ 竜華「……//」 京太郎「気がつけば、その……」 竜華「ぁぅっ……」 京太郎「頭の中で……後ろからぐいぐいとヤっちゃいました。そりゃもうパンパンと……」 竜華「ぐっ、ぐいぐいっ……? パンパンって……//」カァァッ 京太郎「俺、人として……大切な何かを、失った気がします」トオイメ 竜華「きょ、京太郎君はその……//」モジモジ 京太郎「はい?」 竜華「お、お尻が、好きなん?」クイッ プリッ 竜華「う、うちやって……できるんよ?」フリフリ 京太郎「」ブチッ ウォォォォォ!! \ソコマデヨ!/ \オチツクンジャ!/ デキヌゥッ!! \チェンジビートル/ \キャストオフ!/ ウワァァァァ! \ウンメイノー/ ~~~~ブツンッ~~~~ 咲「」 三人「」 久「えぇっ……?」 はやり「これマジ……?」 46 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/12(日) 00 19 45.66 ID mqqTjsPjo [3/5] 咲「きょ、京ちゃんが私で……//」カァァァッ _........----......._ ,. ´ ` 、 / 、 ' , 、 ヽ / / / | | ∧ .' ' / / , イ | } | | ∧ , | / /l / / } , .イ / } } ! . | | / { _/_}ム/ / /、_| _/ / / | . { / | ィ´}//イ /} / / }/`ヽ イ ' 〉, , { | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} / |\ | {八 { \ {とヒこソ ヒこソっ イ | \} | 乂ム . . . . . . .、 . . . ムイl / 从{∧ _ _ 人 ∧{ |/ > ../^} /⌒l、` .イ } ./ リ ___/-'-'-- 、/〉「-、/ ' ,.. < {======ミ`ヽ|〉 ` ...._ /⌒\\ /`ヽ ∨, { >-、 {==、 { \/ 〈7 ー、{ ̄| //,ィ^. , \Ⅵ / | , /イ . ./ ∧ { `| 、 |_/= ´イ . . ,イ / } | Ⅳ \ | ̄´ . . . /= }イ | | / } /-r ´ | ∧ , | /__」 , | { , / | , .| . | { L∧ / / / . | . .. | | 、 ' / . . .| . . | | | \ }|. . . | . . ., | | \ / | . . .Ⅵ . .} , | | ` ー ´| . . . | . . . .マ . .| { | / , . . | . . . . .} . .| | | Ⅳ , . ∧ . . . . . / ∨ | 照「」 和「」 菫「」 久「これはなんとも言えない結末になったわね」 はやり「ぶっちゃけありえないと思うな☆」 久「でも、勝ちは勝ちよ。優勝おめでとう咲」ニッコリ 咲「あぅぅっ……//」モジモジ 照「こんなのおかしくないかな? かな?」アハハハ 和「ここはどこじゃ? わっちは賢狼でありんす」ブツブツ 菫「」ジョロジョロジョロ 久「他のメンバーはダウンしてるし、このままお開きでいいわね」 はやり「はい、優勝賞品だよ♪」 京太郎パンツ「」ホカホカ 咲「……」モゾモゾ シュルシュルッ 咲(E:京パン)「はふぅ……」ホンワカー 久「咲、それで麻雀打てば無敵なんじゃない?」 咲「そんな気がします」ゴゴゴゴッ 55 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/12(日) 00 30 31.71 ID mqqTjsPjo [4/5] 久「ということで、第三回ポンコツ会議は終了よ!」 はやり「みんな、お疲れ様♪」 照「」 和「」 菫「」 久「それじゃあ、また次回の会議でね!」 はやり「次のぽんこつは誰かな?」 ,. ―――-- 、 / ヽ、 .' ヽ / , { | , l | } , .' .| | /_j _/ .! |-/、 . { | |イ} } /}/| /}/ } ハ | {、 . | 、 从ィ斧 / イ斧Y { | ヾ} |∧ r从 { Vり Vリ |∧{ Ⅵ、 \ . . . ' . 八 リ ヽ}`ー、 ` ´ イ 从}≧=-- く ,-r―--イ} | 〉--―、 、 / {、 、 〈___/ /イ ヾ {- 乂\ 、 { / イ/ /- 、 , | Ⅵ\ > ∨-< _// Ⅵ | / ¨「__7 ̄´ { / イ | | { / ∧ / / | | 八 / ∧ , /_-'」 | Ⅵ_ _/ 〉 / , 咲「(京ちゃん。いつかきっと――)」クスッ こうして波乱の第三回ポンコツ会議は幕を閉じた 果たして、次に優勝するのは一体誰なのか――? そして―― ?「ふーん、テルー達がやられたんだ」アワイーン ??「所詮ぽんこつやからなぁ……」リュウカーン ?「あら、面白そうなことやってるじゃない……」カスミーン ?「そもそも私はもうポンコツじゃありませんから」ノドカーン ??「わしはもう――アイツのことはなんとも思っとらん」マコーン ポンコーズと敵対する謎の集団とは一体!? 次回埋めネタ――かもしれない? 【第一回シリアス会議】 ご期待ください 90 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/13(月) 00 03 13.29 ID m1zEcBfNo [1/8] 【学校 京太郎の教室】 ガヤガヤガヤッ キャー! キョウタロウキュンカッコイイ ハナシカケヨウカナァ ムリダッテー 京太郎「ふぅー、久しぶりの学校だってのに」ゼーゼー 淡「大丈夫?」ナデナデ 京太郎「アァ、ナントカナァ……」 ヒソヒソ マタオオホシサンバッカリ ズルーイ キョウダイノクセニー 淡「お兄ちゃん頑張ってるのに、みんなで邪魔して……」ギロリ ゴゴゴゴゴ 一同「!」ビクッ シーン 淡「……」ユラァ ポンッ 京太郎「よせっての、俺は平気だから」ニコッ ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 淡「っ!」ドキッ その他女子「」キュンッ キャー! カッコィィィィ! ダイテェェン! アァァァン! 京太郎「しっかし……アイドルは大変だな」 嫁助「全く、長野の嫁さんも心配してるぞ」アハハ 京太郎「……」 嫁助「ん?」 京太郎「そういやお前っていつからこっちに来たんだ?」 嫁助「……」 京太郎「……」 淡「がるるるるっ!」フーッフーッ 周囲女子「ぐぬぬっ……」ビクビク 94 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/13(月) 00 20 08.05 ID m1zEcBfNo [2/8] キーンコーンカーンコーン 先生「それじゃあ今日はここまで。須賀君は、その……私と居残りを……//」モジモジ ガタガタガタッ A子「お、お兄↑様ァァァ!! 私と一緒に帰り――」ピョイン ドゴォッ!! X子「その、私と一緒に帰りませ――」ペターン ドグシャッ! W子「まぁ、一緒に帰ってあげてもいいですけど」プルンッ ドドドドッ モブ女子「「「「「「京太郎くぅぅぅぅん♪」」」」」」」 淡「……」ギリギリギリ 京太郎「いいって」サッ 淡「あっ……」 京太郎「ごめん! この後、仕事があるんだ!」ペコリ 一同「!!」 京太郎「また今度、一緒に帰ろうぜ!」ニコッ モブ女子勢「は、はいっ……♪」ポワーン 京太郎「じゃあなー!」タタタッ 淡「あ、タロー!」 モブ女子勢「ほへー」ポワポワー ~~~~~ 【校門前】 京太郎「さぁて、急げ急げー!」」タタタッ 煌「あ、京太郎君!」 京太郎「煌さん!」キキーッ 煌「今日はナンジャの収録だったかな?」 京太郎「はい! 和と待ち合わせしてるんです」ニカッ 煌「今日は私は同伴しませんけど、大丈夫ですか?」 京太郎「うーん、和もいるし大丈夫だと思います」 煌「ふふっ、色々と学べるといいですね」クスクス 京太郎「勿論ですよ!」メラメラ 大御所声優の代役なんだ 少しの妥協も許されちゃいけない 96 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/13(月) 00 36 19.73 ID m1zEcBfNo [3/8] 煌「うん、その意気!」 京太郎「それじゃあ行ってきます!」 煌「あ、ちょっと待って!」ギュッ 京太郎「えっ……?」 ギュゥゥゥ 煌「……んふっ♪」 京太郎「手なんか掴んでどうしたんですか?」キョトン 煌「元気になるおまじない、かな?」ニコッ 京太郎「……はいっ! 元気になりました!」パァァ 煌「(本当は私が元気になるおまじないなんだけど……)」テヘヘ 京太郎「おわっと、いけねっ! 遅刻するので行ってきます!」タタタッ 煌「頑張ってねー!」ブンブンッ タタタタタタタタッ ~~~~ 【スタジオ近くの公園】 京太郎「はぁ、はぁ……。ここか……」 予定10分近く遅れちまった 和の奴、怒ってないかな……? 京太郎「和は……」キョロキョロ 和「……」 京太郎「お、いたいた! おーい! のど――」タタッ , '" `丶、 ㏍㌻ rzzzz-ミヽ㏍⌒ヽ ´ | ㏍ ノ / / i Vk㏍㏍㏍㏍㏍ \ ' i l i i i 」i ㏍㏍㏍k/ ; i i i |i -i 圦__彡㏍ . ∨〈 i i i i八 i | 小| i . ノ i i i i /㏍' V ハ | i i i |if弐ミ | { 坏弐ミト i i i/ | i | i 圦|i { ハ \ { 心Vi i/ /l L」 ㏍k ミトVツ 乂_ ツ 丁-㏍| | l i| 、 丁 ̄` | | 八 rァ′ | | i i\ ‘` _i_r‐‐r | ,.r ' ¨¨'''ヽ......| i i i i i\ _ . r'´ _l,亠、Y´`ヽ |. ,イ __ .ゝ-、 i i i i i ` T ´ 〉/ __ \/ヽ |. ,' r'´ `ヽ. } i i i i i ‐‐-/ ' . | く..|./ i/ .', 、. \} |. i '、 .ヽ/ i i i i i ._/ヽ .|_,}./ l . i ヘ. ヽ | ハ .', / i i i i i|`´l .|V/-‐-'"¨T ' ヽ,l V L ゝ, ゝ -{ i i i i i| ‐.l .|.Lゝ-〉 ヽ、イヽヘ | `i __. `¨ヽi i i i i|r‐/ |.マニ/ V‐' 〉.|. __| r_ニ___¨' ‐---、 Vi i |にl 〉川 .| i¨f'´ |. _lノl.ゝ-、 |/ ル レ.r‐ゝ、_/.イ rノ| iニ、 '二 ゝ/| ヽ、_ ヽ ./ ゝ、イ〈-‐'`´ | i i \人. `| ゝ、 ヽi { i .i-、 ハ. ヽ i ` ̄ ¨ヽ、 ` ‐ 、. ゝ / / ゝ/¨_r-|. ', \ ¨ '‐-'、, / .| | ヽ、 __ ` 、 / i |  ̄l l´__ゝ/_ `ヽ、 / ‐- .f | 、_/ ノ´ `ヽ'´ .ゝ / -‐ | | 〉、__ / /´ ̄ ` ' ‐ 、 _./ ー-< . | | 和「迷子になっちゃったんですか? ふふ、困りましたね」ヨシヨシ 京太郎「……」ドキッ 100 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/13(月) 00 52 06.23 ID m1zEcBfNo [4/8] 和「うぇっ!? す、須賀君!?」ドキッ 京太郎「和、どうかしたのか? その子犬――」 和「えと、そこで震えていたのを見つけて……」 子犬「わぅっ!」トテトテ 京太郎「ん?」 子犬「クゥゥン」スリスリ 京太郎「ははっ、こいつってば人懐っこいな」ナデナデ 和「そうですね」クスクス 京太郎「とは言っても、首輪も無いし……」キョロキョロ ダンボール箱「(拾ってください)」 京太郎「あっ……」 和「嘘……」 京太郎「捨て犬なのか……」 和「こんなに可愛いのに……」 子犬「きゅぅん」ハミハミ 京太郎「あはは、俺の足はうまくないぞ」ナデナデ 和「須賀君、どうしましょう……」オロオロ 京太郎「とは言ってもなぁ」 このまま放置すれば、誰かに拾われるかもしれない でも……その可能性はかなり低いだろう 京太郎「もう結構時間も遅いし、今日は冷える」 もしかするとこのまま―― ふと、そんな嫌な予感が頭をよぎる 和「……っ」 和もそれを察したのか、悲しげに顔を伏せる かといって、どうしようもない 京太郎「お前も……辛いなぁ」ドッコイショ 子犬「ワウ!」 京太郎「なんだぁ、お前。ちんぽこついてないのか!」 メス犬だったのか…… もしかすると、それが理由で捨てられたのかもしれないな 京太郎「……」 和「……」 沈黙が流れる 俺も和も、やるべき事は分かってる それでも、中々実行に移せない 俺は、どうすりゃいいんだろう 106 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/13(月) 01 10 51.13 ID m1zEcBfNo [5/8] 京太郎「……なぁ、和」 和「須賀君」 俺の言葉を遮るように和が歩き出す その背中にはどこか暗い影が差している 和「行きましょう」 振り返らずに和が言う 京太郎「……いいのか?」 和「いいも悪いも、こんな同情してても……キリがありませんから」 京太郎「そう……だな」 和の言うことは正しい こんな同情はやれても一回だけだ これから先に何度も出会うであろう捨て犬 それら全てを救うことなんて、絶対にできないだろうから だからこれは偽善だ たった一回きりの自己満足 気になる女の前で格好つけたがってるだけのことだ でも、それでも―― 京太郎「……」ヒョイッ 子犬「くぅん?」 和「須賀君?」 京太郎「……この一回を見逃したくねぇよ」ヨシヨシ 和「だ、ダメです!」 京太郎「和……」 和「今から収録なんですよ!?」 京太郎「知ってるさ」 トコトコトコ 和「須賀君!!」 京太郎「バックに入れて、大人しくしてろよ」モゾモゾ 子犬「ワウワゥ」コクリ 和「だから、それはダメ――」 京太郎「和、まだ飼うって決めたわけじゃないからさ」 和「でも……」 京太郎「大丈夫、なんとかするって」ニィッ トテトテ 和「あ、ちょっと待ってください!」トテトテ 110 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/13(月) 01 26 15.60 ID m1zEcBfNo [6/8] 和「もうっ、須賀君っ!」 京太郎「しーっ!」 和「えっ?」 京太郎「コイツ、バックの中で寝てるみたいなんだ」 バック「Zzzzz」 和「あ、ごめんなさい」ペコリ 京太郎「このまま収録終わるまで静かにしてればいいんだけどなぁ」アハハ 和「えっ!? まさかスタジオに連れていくつもりなんですか!?」 京太郎「そうだけど」 和「だ、だだだだダメですよ!」ガタガタガタガタ 京太郎「大丈夫だって」 和「う、うぅっ……どうなっても知らないですよ」 京太郎「(……本当は結構怖いんだけど)」ビクビク はぁ、和の前で格好つけたかったからって……これはやりすぎたか? でも今更引き下がるわけにもいかねぇし…… 京太郎「(どうしよう……)」ズーン こうして、一時の感情で取り返しのつかないことをしてしまった京太郎 この行いが吉となるのか、それとも凶となるのか 果たして――京太郎の声優デビューの成果はいかに!? 【一方その頃 京太郎のアパート】 ピンポーン 美穂子「はーい」 ガチャッ 咲「あ、どうも」 美穂子「あら!」 照「咲、よく来たね」ニコッ 咲「えへへ、京ちゃんの部屋にお泊りに来れるなんて嬉しいな」 照「私と京ちゃんの愛の巣にようこそ」フフフフフ 咲「もう、お姉ちゃん……」 モゾモゾモゾ 美穂子「そのバックは?」 咲「あ、そうだった。ごめんね!」 ジィィィッ カピー「きゅっ!」スポッ 照「カピー!!」キラキラキラ 美穂子「か、かわいいっ!」キュン カピー「きゅぅ……」スンスン トテトテトテ カピー「きゅいきゅい!」ピョイン 咲「京ちゃんの匂いが嗅げてよかったね」 112 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/13(月) 01 30 59.96 ID m1zEcBfNo [7/8] 照「へぇ、カピーも連れてきたんだ」 咲「うん。お義母さんに無理言って」 照「ん? お義母さん? どうして咲がおばさんのことを――」 ,..-‐ .' .´ ̄ .` .ー.、 / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ / . . . . . . . . . 、..... .、 、 . .、 .. .\ / . . ... ; . . i i i ......i ...i......i... \ i . . i i.. ;i_; !-、ハ i }-トi、 i i ... ヽ | ... i |/ハ |!|;ノ | | |、ハ|`i i .. . ゙、 |. | |/;xf'‐-、 |;ノiノf==、イi ハ i . .゙、 | i | i(! b. .. i ............0 . })| i ヾiヽiー-ヽ. | ! fヽ i ゙、 `ー' 、`ー' ,!ノ | ヾ!、 ヽ ヽ!ヾ "" "" i ,、 | ヽ、 ` ー 、 ! ̄ヽフ /,ノ \i ,、 ヽiヽi、` , 、 ` ̄´ / /./ /フ r、 ヽ| ` ーイー-――ァー,-、 _ /./// ,.-,. ヾヽ. | i _,....-‐ . '〔' _/ . . . . . // ヾi |i ノ ´ ∠- '/ ,...__ヽ丶 | .! ,イ、、 . . . . . . .ト._´/ . . . . // r-、| | ´ 、 ∠.._ `ー-、`ヽ` Vヽ.,、 、\ . . . . i / . . ,;. ."イ | / ゙、 ヽ ヽ ,ィ―ー‐' ⊂二 ー' ,イ ー`ー-ヽ./-‐"-‐'ノ== レ' ヽ√i ,ノ ヽ / / .V `ー-┬'`i'ー―'´ ヽヘ ;ヘ,メ、 /〉 咲「あ、あー!! それより京ちゃんは?」アセアセ 美穂子「今日はお仕事なんですよ」ニッコリ 照「原村和と一緒」ムスッ 咲「ふーん? また和ちゃんと一緒なんだ」ジェラシィー カピー「むっ!」トテトテトテ! 咲「早く帰ってこないかなぁ、京ちゃん」 照「それより咲。さっきのお義母さんって――」 カピー「きゅぅ……」モゾモゾ 京太郎のTシャツ(INカピー)「キュゥ」ポワーン 美穂子「本当に京太郎君が好きなのね」クスッ 照「ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ」 咲「あ、アハハハ……」 果たして、ペット対決の行方はいかに!? つ づ く 143 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 19 33 42.16 ID ssBmfdOBo [2/30] 【前回までのあらすじ】 和とアニメで共演することになった京太郎 しかし、スタジオに向かう途中で捨て犬を見つけてしまう 心配そうにする和を見て京太郎はその犬を拾うことに決めるが、隠し場所はバッグの中 果たして、無事に収録を終えることができるのか!? 【アフレコスタジオ】 スタスタ 京太郎「お、おぉ……ここがスタジオなのか?」キョロキョロ 和「はい」 京太郎「ほぇ……」 ガヤガヤ ワイワイ 京太郎「す、すげぇ! あの人知ってる!」 和「しっ! ちゃんと挨拶しないと……」アセアセ 京太郎「お、おう!」タタタッ 先輩声優達「?」 京太郎「どうも! 須賀京太郎です!!」ペコリッ だいさく「あはは、よろしく」スッ おりかさん「相変わらず元気だね、須賀君」ニコッ 京太郎「あっ、折笠さんもいたんですね!」パァァッ おりかさん「うん、今日は期待してるからねー」 かゆき「ソルサキ見てるよー、面白いよ」ワイワイ つんちょ「俳優と声優は勝手が違うけど、緊張しないで頑張って」 京太郎「あ、ありがとうございます!」ペコリ ワイワイ 和「(思ったより受け入れられてますね……)」ホッ だいさく「それでマイク立ちは……」 京太郎「大丈夫です! うちの先輩達にみっちり指導を受けて来――」 ?「わんわんっ!!」 京太郎・和「!?」 ザワザワ つんちょ「わん?」 おりかさん「今、犬の鳴き声がしたような……」 京太郎「……」アセダラダラ だいさく「須賀君……? 今のは?」 144 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 19 40 38.38 ID ssBmfdOBo [3/30] かゆき「まさか犬を――」 京太郎「」ドッキィン ま、まずい!? このままじゃ―― 和「わ、私です!!」バッ 京太郎「!?」 一同「??」 おりかさん「和ちゃんなの?」 だいさく「どうしていきなり犬の真似を……?」 つんちょ「わんわんってなんのことだい? 和「そ、それは……」タジッ 先輩達「?」 . / | . i .| . . . i| | . . . . . .|! . |i . | 、 . .゙、 、 ゙、゙、 ; イ/ i ./ | i .| . . . i .| . . .i| | . . . . . . .|! .| i . i 、 . . 、 .、 . . .! . iヽ/ . . .|/ i i | | . | .| . . . i| | . . .| ! | .. |i. | .i i ゙、 . .i.;A-‐ハ .! . . . . . . ..! ___| ! .i | . | . . .i .! . . .|!.i! l | . ! . . . . ..i . .i ゙、! _/ハ ハ/ |ィ;. .,.-‐-、! /. . . . .V/i |.| . . i i i_ |、!、 . .! i !、i . . . . . .i . .i _;彡';tr=、 ヾ、"' /ヽ |' . . . . . .i . | . . . . ! i i! | .. i i . . i`iー ト-!、丶 . . . . i 、^V i_; ヽ / i . | . | . . . 、 ! i、 . .i . . . .| .i 、 .7メ'f ヾー\ . . . 、`ヾ ;;; ン ′ ノ . . ! .| . . . ヾi 、 .\ . \ .]〈 っ ; i  ̄` _,∠| | . | .|―- ヽ! .i、`゙ー-r≧ ≠ , " " / | ! . | .!//// | .| . . . . . . \! ,, ,, / i! i .i//// | .| . . .i i r== "ヽ / i . i .|//// | | . i . |\ ∨__ノ) / / . i. |//// | | . .| イ | |l`ー-..、  ̄ ̄ / / . |///// |.| . | ∧ i . !i `i ー-‐ ' ,..-‐ / . .i!///// 和「わ、ワンダフルですよ須賀君! うーん、わんこそばもう一丁!」 先輩達「……」 和「そ、そう言いたくて……//」カァァァ 京太郎「(の、和! それはあまりにも苦しすぎるぞ!?)」アセアセ だいさく「そっかー、わんこそばかー」 かゆき「うん、食べたいねー」 おりかさん「あー、お腹空いたー」 ワイノワイノ ガヤガヤ 京太郎「今のでいいのか……」 和「……//」モジモジモジ ガチャッ ナンジャ監督「皆さーん、そろそろリハ始めますよー」 一同「はーい」 ナンジャ監督「あ、須賀君。よく来てくれたね」 京太郎「は、はい!」 ナンジャ監督「これから一緒に頑張っていこう。期待してるよ」 京太郎「勿論っす!」ニッ 145 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 19 56 10.55 ID ssBmfdOBo [4/30] ナンジャ監督「今日は須賀君の出番はそんなに無いから、今日は空気を感じていってほしい」 京太郎「分かりました」グッ 大丈夫、台本は覚えてきたし……よく読み込んだ 今までだって演技はしてきたんだ 何も問題は―― ナンジャ監督「それじゃ行きます。スタート!!」 和「――!」 京太郎「」ゾワッ! つんちょ「――」 かゆき「――」 京太郎「(な、なんだこれ――!?)」 これはただのリハーサルで、台本をの読み合わせだってのに!? 京太郎「(すげぇ……頭の中に、イメージが流れ込んでくる!?)」 今まではアニメの映像に合わせて聞いていたからか、まるで違和感を抱かなかったけど―― むしろ、違和感を覚えない方が凄いんだ!! 京太郎「(これが――声だけで生きてきた人達の仕事!!)」ゴクッ 和「(須賀君が飲まれているようですね……)」チラッ 京太郎「(ドラマで成長しただなんて思ってたけど、甘かった!)」 演技の幅は果てしなく広い それなのに俺は―― 京太郎「……」 先輩達「(飛ばしすぎたかな……?)」 ナンジャ監督「(やはり新人アイドルにいきなりは無理だったか……?)」 和「(須賀君……)」 / , / / / / | | . . . / / / ' | | | | i| | . イ ' /| /| l | | | | l| | |// / | | { ' . | | } | l| | { ' 〃 | | | | ト, /| /| /| ' ∧|/ / .' , ' Ⅵ |_'. | | | | l | ' }/ }/ / .イ `\{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 / . / }' ' ,イ / | { 从 | イ { しメ∧ l Ⅵ イ { し刈 `ヽ' ' }/' / /イ Ⅵ . Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり }/ // | 从 | \ ∨/ , / _∨∧ . ` \ , _ノ> 、_ , <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、´//////////// l| ,∧ _ ∧ ||///////////>/////////////从 { 、 _ ィ -vノ ' } /'//////////////////////////{/∧ l\ ー=≦__ , ´ /' / イ∧//////////////////////////|//∧ . \ / / /'////}///////////// 一同「!?」 京太郎「(上等っ!!)」ニィッ まだまだ俺には学ぶことがある 成長することが出来る それが分かっただけでも、収穫アリだぜ! 146 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 20 05 03.25 ID ssBmfdOBo [5/30] 【リハーサル後】 監督「それでは10分休憩してから本番行きまーす」 ガヤガヤ 京太郎「……ふぅ」 和「ふふっ、どうでした?」 京太郎「どうもこうも……俺もまだまだだなぁって」ハァ 和「そうですか? よく出来ていたと思いますけど」 京太郎「それでも、悔しいんだよ」 和「え?」 京太郎「自分の思うように出来ないこと……お前に負けてる自分が」 和「私に、ですか?」キョトン 京太郎「……お前にだけは負けられねぇんだ」ジッ 和「っ!!」カァァァッ 京太郎「……和?」 和「な、なんでもありません……!」プイッ ジィーッ 先輩達「<●><●>」ニヤニヤ 和「なっ!?」カァァァッ だいさく「青春だねー」ニマニマ かゆき「若いね」ニマニマ おりかさん「分けて欲しい」ニマニマ 和「ち、ちがっくはないですけど……!」 ワイワイ ガヤガヤ ヒューヒュー! 京太郎「皆さん、なんで盛り上がってるんだろう?」キョトン つんちょ「君もいろいろと残念だね」ハァ 京太郎「??」 ナンジャ監督「それじゃあ、本番行こうか」 京太郎「あ、はい!」バッ 今の実力で出来ることを――やるだけだ 京太郎「よし! やるぞ!」グッ コンマ安価↓3 00~09 大失敗 ※大不評の後、ナンジャ打ち切りコース 10~29 失敗 30~59 普通 60~89 成功 90~99 大成功 ※大好評の後、プ●キュア消滅でナンジャシリーズ ゾロ目 京太郎 声優アワード新人賞 159 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 20 21 21.55 ID ssBmfdOBo [6/30] 【本番】 ナンジャ監督「それじゃあ最後のシーン行くよー」 京太郎「はい」 和「分かりました」 ナンジャ監督「(ここは二人きりのナンジャと黒ゼロの騎士の二人きりのシーン……)」 だいさく「(来週への引きの重要なシーンだ)」 おりかさん「(二人共、頑張って――)」 ナンジャ監督「よーい! スタート!」 和「待って、黒ゼロの騎士!」 京太郎「……ナンジャ」 和「どうして、どうして私をいつも――」 京太郎「答える必要は無い」 和「そんな……」 京太郎「……」 ズォァァァァァァ!!! だいちゅう「(こ、これは――!?)」ゾクッ かゆき「(これが、新人の出すオーラなの!?)」 ナンジャ監督「……ミックスアップだ」ボソッ AD「ミックスアップ!?」 音響監督「お互いがお互いを高め合って急激に成長している……」 ナンジャ監督「だが、それだけとはどうも――」 スネーク「あの須賀京太郎という少年、まるで巨大な基礎の塊だ」 音響監督「オオツカさん!? 今日は収録じゃ――」 スネーク「たまには新人を見たくなってね。それで来てみたらこれだ」フッ AD「それで、基礎の塊というのは――?」 スネーク「何も無い平原を歩いていたら、いきなり目の前に巨大な城でも立てるのか? というような基礎工事が行われているようなもんさ」 音響監督「……確かに、彼の印象はそこいらの新人と180度違う」 スネーク「彼は幾人ものプロによってありとあらゆる演技を叩き込まれているようだ。それも、徹底的に」 和「私! 貴方を――!」 京太郎「これ以上、話すことは無い……」 和「待って!」 スネーク「彼がもし私の元に来れば、数年でこの地球上で彼に敵う声優はいなくなるだろう」 スタッフ達「(あ、あのオオツカさんがそこまで――!?)」ビクビク 166 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 20 33 02.63 ID ssBmfdOBo [7/30] 京太郎「……」 和「……」 ナンジャ監督「はい、オッケーです」 京太郎「ふぅぅぅ、疲れた……」フラフラ 和「わ、私もなぜかいつもより――」フラフラ パチパチパチ スネーク「いやぁ、須賀君。いいもの見せてもらったよ」 京太郎「こ、この声は!? セガール!?」 スネーク「お、最初にそれが出るなんて君も若いのに珍しい」 和「お、オオツカさん!?」ビクッ スネーク「君はアクセル1の所属だったかな?」 京太郎「は、はい!」 スネーク「……どうだい? 私の元に来る気はないか?」 京太郎「え?」 スネーク「私が君を最強の声優にしてあげよう」 京太郎「……」 スネーク「数年で世界で君を知らぬ者はいなくなり、君は永遠に後世に名を残す名声優となれる」 和「す、凄い……」 京太郎「……」 スネーク「どうかな?」 京太郎「あの、折角ですけど……お断りします!」 一同「!?」 和「(す、須賀君!?)」 スネーク「……どうしてかな?} 京太郎「あ、いや! オオツカさんがダメだってわけじゃなくて……俺にはもうたくさんのコーチがいますから!」アセアセ スネーク「はぁっ!? 君は……今の師達と一緒に私の指導を受けるつもりだったのかい?」 京太郎「え? かけもちはダメなんですか? ならなおさら無理です!」 スネーク「……」ポカーン 京太郎「社長に、ひのさんに、だいちゅうさんに、すぎやまさんに、くろやさんに、てらしまさんに、霞さん……たくさん過ぎて」ゲンナリ スネーク「くくっ、あっはっはっはっ!」 京太郎「???」 スネーク「どうやら、君と私は一瞬交わるだけだったようだね」 京太郎「え?」 スネーク「君はそのまま成長しなさい。そして、思い描いた夢をつかむんだ」 京太郎「……はい!」 和「(やっぱり須賀君は凄い……差をつけられているのは、私の方――)」ズキッ 168 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 20 45 24.42 ID ssBmfdOBo [8/30] 【帰り道】 京太郎「いやぁ、一時はどうなるかと思ったぜ……」ナデナデ 子犬「わぅっ!」 京太郎「よく大人しくできたな、賢いぞ」 賢い子犬「わぅー」パタパタ 和「……」テクテク 京太郎「……和?」 和「あ、はいっ!」 京太郎「どうした? 元気ねーけど」 和「あ、いえ! そういうわけじゃ……」 京太郎「……?」 和「ただ……私、悔しくて」ギュッ 京太郎「悔しい?」 和「須賀君がこんなに成長してるのに……私はいつまでたっても」 京太郎「……そうか? 俺は逆だけどな」 和「え?」 京太郎「焦る必要なんか無いさ。俺は変わらない和が好きだぞ」ニィッ 和「っ!」ドキッ 京太郎「それに、充分上手くなってるよ。俺が保証する」 賢い子犬「わぅっ!」 京太郎「おお、お前もそう思うか?」 賢い子犬「わぅーん」スリスリ 和「励ましてくれるんですか? ありがとう」ナデナデ 賢い子犬「くぅん」 京太郎「そういや、こいつに名前をつけてやらないとな」 和「そう言えば、まだつけてませんでしたね」 京太郎「……うーん、どうする?」 和「そうですね……」 京太郎「茶色がかった毛並みに、少し白い毛もあるな」 和「こうして見ると狼っぽくも見えますね」ジロジロ 賢い子犬「わぅ?」パタパタ 京太郎「それじゃあこいつの名前は……」 ~~~~~ 【京太郎のアパート】 咲「」グッタリ 照「チッ、最後まで吐かなかった……」 170 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 20 54 18.02 ID ssBmfdOBo [9/30] 咲「そう言えば京ちゃんはまだかな?」 煌「収録時間は過ぎてますから、そろそろ戻ってくるかと」 ガチャッ 京太郎「ただいまー」 照「京ちゃん!」タタタッ 美穂子「お帰りなさい若!」タタタッ 京太郎「おわっ!? 照さんに……咲もいるのか!?」 トトトトトトッ カピー「きゅー!!」 京太郎「ん、お前もいるのか!?」ダキッ カピー「きゅぃきゅぃー」スリスリ 京太郎「よせ、くすぐったいだろ?」アハハ カピー「きゅーっ」クンクン ピキ-ン カピー「きゅぃっ!?」ビクッ 京太郎「ん? どうかしたか?」 トテトテ 和「お、お邪魔します」オズオズ 美穂子「あら」 煌「すばらっ!」 咲「和ちゃん、その胸に抱いてるのって――」 ホロ「わぅっ!」 和「子犬のホロです」 京太郎「可愛いだろ?」 ホロ「わぅーん♪」スリスリ #∧_∧ ビキッ /● ●\ | A | _____ カピー「」ゴゴゴゴゴッ 176 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 21 03 07.63 ID ssBmfdOBo [10/30] 照「なんか前世で会ったことあるような……」ウーン 京太郎「だよなぁ、俺もそんな気がするんですよ」 和「私は前世のような気がします」 ホロ「わぅ?」パタパタ 煌「これはどうしたのかな?」 美穂子「拾ってきたんですか?」 京太郎「実はかくかくしかじかで」 咲「ふーん(京ちゃんかっこいいよぉ……//)」モジモジ 照「でもそういうのはあまりよくない」 カピー「きゅいっ!!」クワッ 京太郎「新しい飼い主を見つけるまでだって」 美穂子「見つかるでしょうか?」 和「難しいですね」 京太郎「まぁ、見つけられなかったら俺が飼うさ」 カピー「?!」 ホロ「わぅわぅ!」ペロペロ 京太郎「あはは、やめろって!」 カピー「……」トコトコトコ ホロ「わぅ?」 カピー「……きゅい?」 ホロ「わぅ! わぅわぅ!」 カピー「ぎゅいっ!!」ベシッ! ホロ「わぅっ!?」ゴロゴロ 京太郎「こ、こら! 何やってんだ!」 和「ホロ! 大丈夫!?」 カピー「ぎゅいぎゅいっ! ぎゅーいっ! ぎゅい!!」トコトコトコ! ベシベシベシッ 和「いたっ!?」 カピー「ぎゅぅぅいぃぃい!!」タックルッ! ホロ「きゃうんっ!」ドシャッ 京太郎「おい、カピー! いい加減にしろ!」 カピー「きゅっ!?」ビクッ 京太郎「そんな奴だとは思わなかったぞ……」プイッ カピー「きゅ、きゅい? きゅいきゅい!」ブンブンッ 180 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/15(水) 21 13 57.12 ID ssBmfdOBo [11/30] 咲「京ちゃん、カピーも寂しがってるんだよ」 カピー「……きゅい」ショボーン 京太郎「……」 和「大丈夫?」 ホロ「わぅっち!」 和「そう、よかった……」ホッ カピー「……きゅいきゅい」 京太郎「そうだとしても、暴力振るうなんて最低だぞ」ジッ カピー「……」コクッ 京太郎「ちゃんと和とホロに謝ろうな?」 カピー「……ぎゅいっ!」トコトコ ホロ「わぅっ!」ビクッ カピー「……きゅ、きゅいっ!」ペコリ ホロ「わうぅ♪」 京太郎「次は和に謝るんだ」 カピー「……きゅ、きゅ、きゅ、きゅい……」ギギギギッ 煌「気のせいでしょうか、凄く嫌そう」 美穂子「何か琴線に触れることでもあるんでしょうか?」 和「いいんですよ、気にしてませんから」ニコッ カピー「……」グヌヌ 京太郎「カピー?」ジロリ カピー「きゅ、きゅーい!」ペコリ 和「ふふ、これからは仲良くしましょうね」ギュゥゥ カピー「むぐぐぐっ!?」バタバタバタ 美穂子「これで一件落着ですね」 煌「めでたしめでたしかな?」 カピー「……」メラメラメラ 咲「カピーが凄い顔してる気がするけど……」 京太郎「とにかく、ホロの飼い主探しもしないと」 和「一応私も知り合いを当たってみます」 美穂子「そうですね。きっと誰か力になってくれるはずです」 煌「事務所のみんなもね」 ワイワイ キャッキャ カピー「……」ゴゴゴゴゴッ ホロ「わぅ?」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5699.html
458 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 00 53 30.12 ID lOhNI51to [5/7] 煌「<●><●> おやぁ? こそこそなにしてたんですかねぇ?」ニヤニヤ 透華「<●><●> レッスンを抜け出してまで、なんとまぁ」ニヤニヤ はやり「<●><●> ニケがけはよくないと思うなぁ」ニヤニヤ 竜華「ちゃ、ちゃうで! うちはその……今のは!」アセアセ 煌「<●><●>」ニヤニヤ 透華「<●><●>」ニヤニヤ はやり「<●><●>」ニヤニヤ 竜華「やめぇやその顔!!」マッカッカッカ 京太郎「う~ん」 竜華「しばらく寝てるんや!!」ドスッ 京太郎「アミバッ!」グシャッ 煌「<●><●>」ニヤニヤ 透華「<●><●>」ニヤニヤ はやり「<●><●>」ニヤニヤ 竜華「ああもう!! なんなんやもぉぉ!!」 こうして、ちょっとした行き違いから始まった騒動は幕を閉じた。 心強い味方である龍門渕透華の存在は、京太郎をどう導いていくのか? そして――不思議な力によってお互いの胸中を理解し合うことの出来た京太郎と竜華 絆をさらに深くした二人は……果たして、トップアイドルになれるのだろうか? 竜華「(でも、やっぱりうち京太郎君のこと……)」ドクンッ 竜華の中に芽生えつつある感情の正体…… それが、いずれ二人の関係を、予想だにしないものへと変えることを…… 今はまだ誰も知らない 459 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 00 55 09.22 ID lOhNI51to [6/7] _ , 、 /ィ--∨ .- 、 __/ , , } l \. -―━..、―- ` ー-, | /{ { l | | 、. ミヾV \/\/\ \ /_/ | / 从 ,-}/、 |l |.... / ∧ \ ヽ / 从ィ愛Ⅵ /ィ愛ク}イ { / | \ \〉 l | ハ ` ̄´ { {rI ,}' .} }∧ // l l | .\{≧┤ ハ . 从∧ 八{... | | l ト、从 y'´_)心}〉 / ハ ヾ\ ` ´ イ-=彡八{ |∧y'心 .V炒...l//. ハ イ\ヽ _/ノV/ / /\八ハ`Vリ . .//_/ハ . .</ | ゝ、 xく /Ⅳ / / ∧ . ' ___ /// ハ . .< i !ヾく_∨YYY/|. / / / .、 Vノ //イ ノ/ ) ハ | Vミ辷rvノ ! |.}| / / / 介 .. _.. ´/ ハ, / / /) | ∧ .| ∨ i|| ノ,ノ ト/_/才~/ /.r≧s升¬リ必'" ̄/ /丶// | ∧ _;! ∧,イ 乂 /jヾリ厂`ヾ r-一 必 ./ / // | . ∧__/ `ヽ ///ハ 〈 > "´ / 必 /`ヽ Y . ハ/ . \///〉 У * 、 / . *´ ̄`*必′ `ー′/ Y\ / / / ,. ヽУ`*/ *ヽ、,、/./* *必、 j (_ノ /、 ヽ. / / / .′ ∨! ∧ *Ⅳ/* / ノ乂 ーヘハ . / / / _ ∨_ ヽ ノ ヘ イ / У*へ*八*丿 . ′ ,イ ノ ノ 八 j` ー< ` ー一 ´ と⌒Y ヘ. l ∨ ; / / /)...イ/㌢ト、 / ノ (` く`j l. ∧ l ∨ . i / イ__///゙/㌢ . l く_∠三二ニー..、 (`ヽ ヽ !. . ∧! V .. l .′ ー=彡/k㌢ l |ヾ{チ汽f}ニ二 . . ヽ 人ヽj__У___ ヽ / l .′ ...ノソ l | 戈爻小. `V У ー ′ . . . . . . . . . . . . .ー" . `ヽ . l ムー─┬′ l | | l l ∧ Ⅵ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 丿 . {  ̄`ヽ′ . l l | l l ∧ V ̄二ニー . .、. . . . .  ̄`ヽ / j ̄`ヽj . . l l | l l ∧ ;. . ∧ . . . . . . . . \ . . . . . . . . . ヽ { 厶 . ヽ ! ! ! ! ! ∧j . . . . ∧ . . . . . . . . . . \ . . . . . ∨ i }ヽ \ ! ! ; ./\ . . ∧ . . . . . . . . . . . ヽ. . . . .′ i ! ハ \ \ .′ ! . ; ; ./ ヽ、 . . \ . . . . . . . . . . .', . ./ l ! く ハ. 个=ー─‐<>/ ; ! ; ;., ′ `` .`` < . . . . . У l ハ { \ j | ト、 . . . . . .. ./ / ! ; イ ; ヽ `` .、 ̄ . ハ. ハ } i | | . ヽ. . . . / / ! . / ; ; ヽ `` .、 / ∨ j !| . . ...\/ / ! / '; ; ヽ .`` .、. i / i! . / /┬─ …| .|; ; ヽ . | / / \ __//| . | . | | .| ; ; ヽ ヽ カンッ!! 511 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 23 42 08.84 ID J4wBkOMso [2/3] 【合宿場 夕食】 咲「」カタカタカタカタ 優希「」カタカタカタカタ 京太郎「咲? 優希? なんで震えてるんだ?」モグモグ 咲「っ! な、なんでもないよ!」アセアセ 京太郎「??」 菫「大阪見物は中々楽しかったよ。京太郎君も明日はゆっくり見て回るといい」 京太郎「菫さん、あの……聞いていいですか?」 菫「?」 京太郎「なんであの二人はその……」 照・淡「」ブラーンブラーン 京太郎「吊られてるんですか?」 菫「罰だ」 和「……嫌な事件でしたね」トオイメ 照「ごめん菫……調子に乗りすぎた」ウルウル 淡「菫のバカー!! 変な水着ー!!」ビエェェン 菫「ほぅ……」ゴゴゴゴッ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ -―――- |ミ| ___ |ミ| . `丶. |ミ| - - 、 |ミ| / \...... |ミ| / ヽ \ .|ミ|. |ミ| / ヽ \ ..|ミ|. / / .....|ミ| / ヽ \ |ミ| │ |\ |\ | ...|ミ| / ./ .. |ミ|. / | / | | ト- |--∨\ |.゙|ミ| / ′ /| ∧ |ミ|. / /| |ノ| 八 | _..斗-=ミ\| | |.゙|ミ|. / 7 | ./ ! | ∨ o |.゙|ミ| <ペチャパイー!... / | /-匕-=ミ\|\| 〃⌒゙ヾⅥ | | |ミ| ′◯。 . | / ̄`∨ |´ ̄Ⅵ O.| |..|ミ| 真面目の仮面を被ったポンコツー!!.  ̄ ̄ | | イ /〃⌒ヾ {{ }} }|/| | | |ミ| | |.. i+-、__∨ | ハ_厶ィi´ .| |..|ミ|. | 八ハ{ {{ }} ゞ==(⌒) | / | |ミ| | | 从ト==ミ、ヽ .i '彡==i= . | |..|ミ|. |/| {. ハ (⌒)=='' /// |/} | |ミ| | O .ハヾ≠ ̄ \{  ̄ヾミ ◯ ....|..|ミ|. | ヽ_|... ../ __,ノ | |ミ.. { | i ,,, , u ,,,, / 八 !..|ミ|. | 八 ‐~‐-、 イ - . | } f-'⌒ヽ /7 / |.゙|ミ|. | 个 .._ (_,,. ~~'.,.'⌒´ \ .゙、| O八 人 ∨ ̄ ./ /}.... / 、|',.\ レヘ _≧=一ァ. / .' .i ! .ヾ .ヽ \{\( >... ー─' .仏イ/ / ヽ, ',. \... ,|. -'"/゙r ̄ ̄ ̄7____.' l L .Li--゙l i. ゙.i ,|. -'"/ ≧ー < |/ / i_'., '., \..゙/ .ゝ- .,,__ _ /l .i; ; ; ; ; ; ;◯;;i i ゙ / .ゝ- .,,__.... ̄ |_ _, '".. / ハ...゙゙、 '., ヽ、. >彡......'、'l '. , ; ,"゙゙''"/ /j ゙ {` >彡  ̄ }. ゙、 '.,..... l.....ヽ └-i ヽ __ / ゙. l l. ゙、 '.,... l ヽ / > -、 " ' -‐,.= 、 ゙ l l. ゙、 '., l. ヽ. / '´ " / .' ゙ ∧ }. ゙、 '.,.l ヾ. / ,, '" .' ./ .' l '., '., /} ゙、 '., ゝ〆 / \`/ l ゙ \'., / / ヽ. ゙、 '., /./ '" // l , '⌒'., ゞ ',‐- _ ノ´イ i \\ / / ィ  ̄ , X ; ; ; ; ; v' ,, '' ゞ '., ` ´ l \\ヘ / >= '" "\ ヾ ヾ i i '., \...._ _,..-'''" l { \\ \/ / \ / i i '., "´.  ̄ ̄ l 透華「何があったんですの……?」ビクビク 咲「あ、あんなことになるなんて……」ブルブル 優希「大阪は恐ろしい街だじょ」ガタガタガタ 京太郎「許してあげましょうよ、菫さん」 菫「まぁ、君がそこまで言うなら」シュルシュル 522 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 23 55 51.31 ID J4wBkOMso [3/3] 竜華「……」パクパク 煌「おやおや、清水谷さん? 今日は口数が少ないですね」ムプククク 竜華「っ!!」ドッキィン 透華「あら、茹でタコのようになってしまいましたわ」ニヤニヤ はやり「かっわいー!」ニマニマ 竜華「う、うぅっ……//」チラッ パカーン! 三人「「「<●><●>」」」ニヤニヤニヤ シュルシュル 菫「少しは反省したか?」 照「本当の事言ってごめん」ペコリ 菫「……」ビキビキ 京太郎「ほら、大丈夫か淡」 淡「……ありがと」 京太郎「あんまり先輩を困らせるなよ」 淡「だって菫が……私達がタローの邪魔になるって」 菫「それは事実だろう」 淡「でも……一緒に遊びたかったんだもん」ジワッ 照「以下同文」 菫「朝にも言ったと思うが、これは合宿であって……」 京太郎「まぁまぁいいじゃないですか菫さん」カタポン 菫「しかし」 京太郎「今日は結構みっちりやったんで。明日は少しくらい出かけても大丈夫ですよ」ニッ 照「……本当?」 京太郎「竜華さん、いいですか?」オソルオソル 竜華「……」 コンマ安価↓3 ゾロ目でラキスケ 00~29 竜華「ダメや!」 30~89 竜華「まぁ、多少はね」 90~99 竜華「う、うちも……連れてってくれるんやろな?」ウワメヅカイ 534 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00 09 09.30 ID sfEesBUSo [1/6] 竜華「まぁ、多少はね」 京太郎「本当ですか!?」 竜華「折角大阪来たんやし、見て回らなバチ当たるわ」プイッ 照「やった!」キラキラ 淡「いいとこあんじゃん!!」キラキラ 咲「京ちゃん、明日は一緒にいられるね!」 京太郎「ああ、そうだな」 優希「やったじょー!」ワーイ 和「ふふっ、須賀君とデート……//」モジモジ 菫「ちょっと待って欲しい」ズイッ 煌「あれ? 何か問題でもあったんですか?」 菫「いくらなんでもこの人数で人の多い大阪を移動するのは大変じゃないか?」 はやり「言われてみれば確かにそうかも☆」 ハギヨシ「はぐれる人が出てもおかしくはないですね」フム 照「余計な事を……」 菫「はぐれる候補筆頭のお前が言うな」ペシッ 淡「じゃあどうすんの? みんなで腰紐でも結ぶ?」 透華「班分けするというのはどうですの?」 京太郎「あ、それいいですね!」ポンッ 一同「「「「!?!?」」」」 京太郎「じゃあ俺アミダくじ作ります」カキカキカキ 一同「……」 京太郎「えーっと」カキカキ 538 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00 23 59.88 ID sfEesBUSo [2/6] 京太郎「できましたよー」 照「(南無大慈大悲救苦救難広大霊感白衣観世音……)」ブツブツブツ 煌「(こ、これは……!)」ギラッ 咲「(京ちゃんと同じ班に入れるかどうかが鍵!!)」ギュッ 優希「(京太郎と同じ班に……!)」ゴゴゴッ 淡「(このアミダくじを支配する……)」ゴゴゴゴッ 透華「(個人的には見物よりもレッスンをしたいですわ)」フゥ ハギヨシ「(荒れなければいいんですが……)」シンパイ はやり「(京太郎君と大阪で……ふふっ)」ニヤリ 竜華「(取ったる!! 絶対に取ったる!)」ギュッ 菫「(運に任せよう)」フッ 和「(須賀君とデート須賀君とデート須賀君とデート)」ポワー 京太郎「じゃあ、皆さん! くじ引いてください!」ニッコリ 女性一同「「「「「「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」」 京太郎「」 コンマ安価 獲得コンマが高い順に班分け ※ゾロ目は確定(二人以上の場合は数値の高い方) 同数値はおもちの大きい方の勝ち 京太郎 A班 確定 照 A班 確定 A班 二人まで B班 四人まで C班 四人まで ↓1 煌 ↓2 咲 ↓3 優希 ↓4 淡 ↓5 透華 ↓6 ハギヨシ ↓7 はやり ↓8 竜華 ↓9 菫 ↓10 和 556 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00 33 49.64 ID sfEesBUSo [3/6] 【A班】 京太郎 照 煌 菫 【B班】 淡 優希 透華 咲 【C班】 はやり ハギヨシ 竜華 和 京太郎「こんな感じですね」 照「出そうと思えば(王者の風格)」ドヤァッ 煌「すばらっ!! すばらっ!!」ヤッター 菫「これは……私にも運が向いてきたらしい」フフッ 淡「」ガタガタガタガタ 優希「じぇぇぇぇぇぇ!?」 透華「不安なメンバーですわ」ズツウ 咲「」フニャッ はやり「男前さんと一緒でうれしいかな?(本当は京太郎君しか見えないけどね☆)」 ハギヨシ「B班が心配すぎます」キリキリキリ 竜華「」バタリッ 和「ふぁ……?」ウルウル 京太郎「明日が楽しみですねー」ニコニコ 567 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00 50 22.09 ID sfEesBUSo [4/6] 咲「お姉ちゃんずるいよ! なんか能力使ったんでしょ!?」 照「勝てばよかろうなのだァー!!」 優希「朝なら……朝にやっていれば勝てたじょ」ワナワナ 菫「また射抜いてしまったか……自分の腕が怖くなるな」フフッ 透華「は、ハギヨシ……交換を! チームの交換を希望しますわ!」 ハギヨシ「それはこちらこそ申し出たいのですが、しかし……」 透華「え?」チラッ 和「こ、こんなオカルト……」ドタプン 竜華「夢や……夢なんや」バヨエーン はやり「京太郎君と一緒がよかったな♪」ボイーン 透華「キャッカデスワ」ギギギギギギッ ハギヨシ「そう仰られると思いました」クッ 淡「ねぇ、テルー……その権利、頂戴?」ニコッ 照「ウィンウィンウイン(WINだけに)」 淡「は……?」ユラァ 照「やる気? 手加減しないよ?」ゴゴゴゴゴゴッ 菫「また縛られたいのか?」ギロリ 照・淡「「……」」アクシュ 菫「よろしい」 京太郎「??」 こうして、チームはある意味均等に分けられたのである 【Aチーム(チーム京太郎)】 【Bチーム(チーム貧にゅ…ぽんこつ)】 【Cチーム(チームおもちWith執事)】 今回、照がBチームの透華と入れ替わっていたのならば…… それは麻雀界にとって多大なる損失を出す大事件へと変貌していただろう コンマ神よ、これが貴方の望んだことなのか 京太郎「楽しくなりそうだなー」フフッ ここ大阪の街で京太郎待ち受ける運命とは――?」 ぽぽぽぽぽ ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ 574 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00 55 01.63 ID sfEesBUSo [5/6] 【大阪】 ぽぽぽぽぽぽ , -―- 、 /二二二∧ -=ニニニニニマニ{ / / / { 、\ / /\ / ノ ̄ / /⌒ヽ/ ´ _ ぽぽぽぽぽぽ _..... 彡 { / \/ ) ___ -‐ l l .ノ、_Y __ -‐ l l/ / 〉 / ∧ 〉/--彳 / / / ∨´ ! , / / / ,ノ .| , / // // / /_ . .| , // / / / / / /二\ リ l / / / / / | / /ニニ二>--┤ | / / / / / 八 { /ニニニニニ二| | { / / i / )ノニニニニニニ二|. 八 . l / |l /ニニニニニニニニ|. \廴,l廴__ 八__ /ニニニニニニニ二二| \ /ニニニニニニニニ二二二二| `ー―  ̄)ニニニニニニニニ二二二二| \ニニニニニニニニニニニ二|  ̄\__ニニニニニ二二| ノ ̄/,777‐┬┘ /// / l///,| ////' ‘'//,'| //// '///| //// ‘//,| _////. ‘,/,| ぽぽぽぽぽぽ / ヽ / i \ \ i ヽ ヽ | } '; . | / l | ト、 l . | / } l | ! } lト、 }i . /_/ /斗 / l } ハ | / / イ ;シ ' ヾ レ / }j / / ,斗f笊` .{ ハ / 〃 / { ヽ. Vソ V / . } / / 八 ´ ” 乂 / / { } /' / ハ ハ . _ノ''" { { | } ´ノ/ ぼっちじゃないよー }> リ / / / リ /i { /≧=ァ' { / ∧} / 八 | ザワザワ ガヤガヤ / / ヽ ヽ / / ヽ ', / ∧ ヽ ', { {i ハヽ ヽ ヽ_ ハ ', | ハ (__ヽヽ V \ ハ ヘ { ハY´ ヽ \ \__ィ ヘ ハ. V ゝ ゝ_ノ ヽ ヽ \ 川 ヘ ハ 迷子だよー…… V ハ (__ノ ヽ 、`ヽ三ミ \ ヽ ヽ V ハ ` / /\ \ \ ヽ i ii ヽi ⊂つ ( (ィ ヽ ) ヽ \ V jj j >..._ /ヽ{ i / / \ \ ヽ カンッ!! 670 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 22 45 53.01 ID VFsGtm+Ko [2/6] 【合宿二日目 早朝】 管理人「ふっ! はぁっ!!」シュバババッ テクテク 京太郎「おはようございます」ペコリ 管理人「あ、須賀さん。早いですね」ニッコリ 京太郎「管理人さん凄いですね。まるで闘神の気迫でしたよ」 管理人「ふふっ、お世辞でも嬉しいものですね」 京太郎「(むしろ謙遜してるレベルなんだけど……)」ヒヤアセ 管理人「あっ、そろそろ朝餉を用意しましょうか?」 京太郎「いえ、まだ寝起きなんでゆっくり散歩でもしてます」 管理人「そうですか。では、気が済んだら教えてください」 京太郎「はい。お邪魔してすみませんでした」 管理人「……あの人も、早起きしてくれればいいのに」ボソッ 京太郎「え?」 管理人「あ、いえ! なんでもありません!!」アセアセ 京太郎「じゃ……じゃあ、俺行きますね」スタスタ 管理人「うぅっ、私ともあろうものが……不覚」 ~~~数分後~~~ 管理人「ふぅっ!! はぁっ!!」シュババッ ダダダダダッ!! 管理人「ん?」チラッ バンダナの男「どこや!! どこにおるんやぁぁぁぁ!!!」キキィィィ!! 管理人「よ、横●さん!?」 バンダナの男「え? 小●姫様!?」ビクッ 管理人「こんなに早くからどうして……?」 バンダナの男「あ、えーっと、あの須賀ってやつに起こされて……」 ~~~京太郎「稽古場で絶世の美女が●島さんを待っていますよ?」 バンダナの男「そう言われて来てみた……のに……」アセダラダラダラ 管理人「あら? 私では不足ですか?」ニコニコ バンダナの男「い、いややぁぁぁぁ!? どうせ修行の相手させられるんやぁぁぁ!!」ダダダダ 管理人「ふふっ、逃しませんよ!!」チョウカソク!! オシタオシ!! バンダナの男「ふぎゃっ!?!」ズテッ 管理人「じっくり……楽しみましょうね」クスクス バンダナの男「(こんなんばっかし……)」ショボーン 管理人「(須賀さん、ありがとうございます)」カァッ 671 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 22 56 39.10 ID VFsGtm+Ko [3/6] 京太郎「結構広いなぁ……まるで異空間にあるみたいだ」キョロキョロ まだみんな寝てるみたいだし……もう少し寝てればよかったかも 京太郎「最近忙しかったから、一人になるのも久しぶりなんだよなぁ」 テクテクテク 京太郎「でもたまには一人でいるのも悪く……」ピタッ 本当にそうか? 俺は…… 京太郎「……」 ゴゴゴゴゴ 京太郎「ん? なんだこの音は……」 照「……」 __ ´ ``ヽ / ∧ / ⌒. /\ i | | | | . i ′ ̄| | | ト、 |人 | | . | /_| | ̄ |_,.\| えア ヽ ... |  ̄ | | | えア r' | | | | 人 '. - / | i | |i ト、 . >─┐ {ノ. / ノ. 八 | \__ rァ'´ /\ ヽ /∨|/⌒/-‐= \ r' 人V_.∠-‐='/ \ 人__く_) ̄ ̄ | _ / 〉、_ //| _./─〈_∨ 三=/ / | 〈 | |. 三∧ / / '. | | 三Ξ∨/ ′ | | 三Ξ _.∧ | | ノ/ニニニニ[]ニニニニ∧フ| | / / . i i / / _〉 / . ̄. / . / i .′ | \__ } \ ̄ ̄| ̄ `\ / \ | |二二==‐-ィ ー|ニニニニi| | | |ニニニニi| |ニニニi| 京太郎「あれは照さん……?」 照「……」 京太郎「(照さんが早起きしてるだなんて……)天変地異が起きる!!」ハラハラ 照「京ちゃん、声が漏れてる」ジトーッ 京太郎「あ、あはは。冗談ですって」 照「……もう」 京太郎「すいません。でも、こんなに早くからどうしたんですか?」 照「ちょっと……ね」トオイメ 京太郎「?」 673 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23 12 35.04 ID VFsGtm+Ko [4/6] 京太郎「(これはシリアスモードの照さん……?)」 照「……」 京太郎「何か悩みでもあるんですか?」 照「……ううん、その逆。悩みが無くなったの」 京太郎「え?」 照「だから、どうしていいのか分からない」 京太郎「それは、どういう……」 照「私は……京ちゃんに再会する為にこれまで生きてきた」 京太郎「俺に?」 照「……咲とも喧嘩別れして、麻雀で強くなって」 京太郎「……」 そうすればきっと京ちゃんに気づいてもらえると思って…… 勝って、勝って勝って勝って。 有名になって――気がつけば全国で一位になっていた 照「取材の時には少しでも京ちゃんに見られることを思って、外面をよくしてたんだ」 京太郎「はい。最初見た時は……その、別人かと思いました」 照「麻雀はそれなりに楽しかったし、京ちゃんを感じることが出来たら……頑張れた」 京太郎「照さん……」 照「でも……埋まらなかった」 京太郎「埋まらなかった?」 照「菫達と知り合って、共に過ごしてきて」 京太郎「……」 照「どれだけ有名になっても、強くなっても……京ちゃんだけがいない」 悲しかった 寂しかった 辛かった 照「……心が枯れていくように、砂時計の砂が落ちていくように」 水の無い砂漠のような生活―― 照「私にとっては地獄の日々だった」 676 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23 31 13.45 ID VFsGtm+Ko [5/6] 京太郎「……」 照「だけど、京ちゃんに再会できて私の砂漠に雨が降った」トオイメ 京太郎「雨?」 照「抑えようの無い感情が雨になって……乾いた心を潤してくれたんだ」 京太郎「……買いかぶりすぎですよ」 照「ううん。京ちゃんに会えたから、私は心の底から笑えるようになった」 抜け落ちたピースをはめ込んだみたいに絵が完成した 溢れ出た想いはいつの間にか、大海原になっていた 照「私ね。京ちゃんが好きだよ」 京太郎「照さん……」 照「京ちゃんの事を知れば知るほど元気になれるし、京ちゃんの事を思えば想う程幸せになれる」 京太郎「だけど……俺は」 照「それで、私気づいたの」 京太郎「気づいた?」 照「これから何を目標に生きていけばいいんだろう? なんの為に麻雀をすればいいんだろうって」 京太郎「それは……」 照「本当はね、分かってるんだ。私の想い……京ちゃんに届いていないこと」 京太郎「っ!」 照「きっと……それはこれからも変わらないってことも」 京太郎「そんなことは……!」 照「私の頑張りは全て……無駄だった」ウツムキ 京太郎「……それはちが――」 照「だからこれを最後に、したいんだ」 京太郎「最後……?」 照「ねぇ、京ちゃん。今日だけ……今日だけは」 / .. .. . . | ! / . / / . ゙、 ! | ,.. '´. . .... . . . ..../ ......../ . ../ /| .... | ..| ! | . | / .... _/ . / / / /_,. ノ ! ;ハ | i i ! /'´--― '´/ . / ∠-‐/ ´ i ー/-|、 /! ! i |. レ'´ / . / / //  ̄ / /- ! / ! ∧ ゙、! / /;ィ^i , r==ミ、 ,!/,;ニ二レ、 i ノ i . ! // / |ヽ! ヾ p 。| b 。l メ ′ ;ィ ! l /イ . ; イ ! i  ̄ ̄ ´フ'"´ // ;ハ人  ̄/ / / / ヽ ! """ ; / /!. / / リ `、 i / | / λ _ i / / /,ノ / / 、 i ! / Y / 丶 `┴―' リ / ノ '"´ / ハ ト ! ヽ i | ;イ `>、 Vイ / ノ | ! ! i ` ! / | / ̄ ト、 `ー--‐' ´,.ノ i イ /-‐ ´ | ノ レ /  ̄Τ  ̄ ヽ、 _,,...-‐ i´ || |`ー-..、 照「京ちゃんの彼女じゃ……ダメかな?」 【てるてるガール の 巻】 679 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23 33 52.08 ID VFsGtm+Ko [6/6] 玄「凄いことに気づいてしまったのです」 .. ---- . . ≦ ミ . / . . . . . . . . . . . . \ / . . . . . . . ヽ . .... .. . ./. . .. .. .. ..\ .. .. ヽ ∨‘, / ./../.. . . ./ ./ . . . . . .i . . . . . .ヽ . . .. Vヽ . ∨ハ / \′ . . . .' . ′ . . . . | . . . . . . . . . . . . .Vハ ....ノ i / .7T..ト.... . i i| i . . . .{ .|、 { . . . . ハ . . . ト .i一 . . | ′/.. |.. |、 . ./| .|{ | . . . .ト { \ .、 . . / ヽ | . .. i .| / .. i|.. { .\ | ハ {、 . . .廴__ 斗< . | . . .| . | . .. | .. | il . . ii 八 { { |≧十\ ∨ ,. `| . . ..ト | . . | .{. | |!.. . ,| .. .トド\ _, ` z.、__レ| . . .|´j . . ..| . ( \ / ) {_.}_} r‐ ,| { . /l| . 小≧==' '^ ´` ̄´`! . . |' } . . ..| . { \ \/ / _| |_/ ) 八| ハ| . . { .i xxx , xxx | . . . |_,} . . ..| . .i . / (__ __ ヽ __ (__) | . . 八 | . . . }V . . .. . . { / 〃 | | ) } (_ ヽ .イ i! . . | i .. 丶 ノ , . . ./ i . . . i . . { {____. | | (_ ノ ) } 〃{ .} . .{ | i >... イ/. . /i ,′ . .八 .l 乂 ___ ) ._ノ (__ノ { i. { ハ . . V |l . . .} .r } ̄ __ ノ/ . ./ ./ . . . . i{ . . {. 八从 , .∧ .{ リ ノ 入_/'i{ /ィ / / . . . . / { . . . . ∨ . . . .\V‐≦ムイ /》___.ノイ 7 . . . . /廴 .. . .八 /;.. . . . . ./ \}! r‐〉ォ´ ̄ }ノ / . . . ./ , ヽ .∧. / / . . / ノ{{ '介′ i{ ./ . . . ./ / ∨. ∧ ノイ .. . . ./! く 廴. / .|乂 __人/ . . . ./ / i . . . __ノ/ .. .. 厶}/ \ ノ{ /j__ 斗-/ . . .. / i / { . ∧ 照「ねぇ、京ちゃん。今日だけ……今日だけは(京だけに)」 デデーン ___ 〃 ´ `丶、 ヾ / \ ヽ / / │ ヽ . / /l | |ヽ │ . {{ | i ト匕|\ ト-\| ト | | | { } |八{{ ̄ `}}_{{ ̄`}| 「 | | | }} |汁===介===1| |ノ| |リ プルプル | |} -〈┼‐ . }} |ノー弌 | 个ー‐_ァ==≦l |_______}、 |i人___ _リ 厂 ̄__}\ /{ ̄ ‐‐==厶イ__彡⌒ヽ \ { { \_______彡 i |/{{ }\ ハ { }} ∨ 人__∧人__| i | {{/ |∨} } }}. |八_/ { | i | /{{ | 〈/ /l〃l{ o} \乂/ i{ リ \ } //イ 八 {、 / }} ,゙| \ {{ /〃 | ヽ oヘ / /{{/│ \ { / 〃 │ -=い 丶/ /}八 \}} / {{. 八 〉 o/´ / {{ }\ \. / .}}/ ∨ } ,′ / }} \.\ 687 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23 53 29.63 ID g809xdifo [1/2] 【二日目 大阪の街並】 竜華「ここが大阪やで!!」デーン ガヤガヤガヤ ザワザワザワ 和「賑わっていますね」 透華「人ごみのバーゲンセールですわね」 はやり「うわぁ、美味しそうな匂いがするねっ☆」 菫「ダイエット中の身には少しばかりキツイな」フフフ 京太郎「(照さん……朝のアレは本気なのか?)」 照「むふふー」ギュッ 竜華「ちょ、こらこら! くっつきすぎや」ピピーッ 照「違う班は入ってこないで欲しいんだけど」プイッ 竜華「ほう……?」ビキビキ 煌「ま、まぁまぁ! 少し落ち着いた方がいいかな?」アセアセ 和「(私も須賀君と腕組みしたいです……)」ポワー 菫「照、あまりやりすぎるなよ? 京太郎君はアイドルなんだ」 照「うん、分かってる(照だけに)」 竜華「心配や……」 ハギヨシ「……」 透華「ハギヨシ? ずっと黙ってどうしましたの?」 ハギヨシ「透華お嬢様、非常に申し上げにくいのですが……」 透華「?」 688 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23 55 14.30 ID g809xdifo [2/2] ハギヨシ「B班がすでに……透華お嬢様以外がロストしています」 透華「」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 伝斗ゃ'で~ ̄ ̄ ̄¨功ァュ。 _. <. ,....-..、 `丶、. /.,.rf厂―''ッ''"゛ ! 劣ix /. ×←咲チャン..ゞ゙l l゙´゙!、.....\ Ⅹ....} ,,..′ .{゙゛ ,,/゙'‐゙ブ゙ヽ .ヽ. ヽ Ⅸ.. ゙l .く、 ゙^"'ーく ! ! .!... Ⅹ / __,ノ .\ ! / ,/ .|. Ⅸ.. ∧. / 兵庫 `゙'''、 京都 ..l | .../ !´`'-,,-. Ⅵ. ,′. / /-,、 !,.,ミ゛滋賀 〉 .,ゝ Ⅶ. φ ! ゙!、`t,,、 l. | ./. Ⅷ.. i. 、 ___ │ ゙.l ゙'-/'' '" ./. キ |.¨^^゛.r¨^^゛ ゙''-、_ __,,,,,,l゙●←タコス __} |. | l _7''''" 大阪./ `"'"" | '|. l ←発信器. キ. _/ / ,,ノ | ヽ, .`'--、, i. Ⅷ. / ! ,/★←淡 ,./ 三重 ,!.゙√ ,r'´ ̄ ̄ ヽ. Ⅶ. く ゙l ..i''ヽ-‐'''''''" .ヽ 奈良 | __, ,/. ,' /丶 _//∧ l'⌒ヽ-、_. Ⅵ. ゝ.../ `j ,ノ | ... ‐''゛ .`''゙..∨ / .|ヽヾ、7/ i| ヘ_/^ヽヘヘ Ⅸ / ./ ,〉 | Ⅸ.... / |,⊥ミ∨/l| ト、 └ユ Ⅹ | 和歌山 ヽ , '" /. Ⅹ ! .i ト、 ヘ ヌ二¨ ヽ ! ヽ ヽ, .(,_, ./ ,r'".. ≠. l |L_ ゝヽ_/ ャ=ヽャ‐ \-、 \. \  ̄ヽ. / / i '7_,.≧=- }} ′ ` ヘ. \ヽ ヽ、. | / ,.ィ{ j ff'"⌒ヽ ノ 、_,.ィi レ、 l ヘ! `ミ<. ヽ..、 ./ rf〔 ノ 7弋 , , 爪从 . i l `≧=‐-=ニ二二ニ=孑≦ イ ハ tt彳′ u l j ∧━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━.. // ! ト、 _ ‐ュ /7 ∧ヘ /,ハ ヽヽヘ f二´-‐'' " / / / ヘ ヘ { { ヘ 丶 ゝ _ /∨ / ヘ ヘ ヘ! ゝ \ ` ┬-‐' /! ィ′ ヘ ヘ 丶、_ \ 广弌irく l l 〉────'┼‐-、 !| \ Y/ /V ≦ヽl ∨ l ト !| ハ l| ィイ' 7ソトミ、 ヽヽ ヽ. l l 厶イ j ∧/ //ハヽ\∨lルl l f´ i ノ/ ∧∨// ヾ 、 ゝ'.ノ l 透華「いやぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!」 ハギヨシ「おいたわしや……」ホロリ 京太郎「おいおい、まだ宿を出て十分だぞ!?」 菫「侮ったか、奴らのポンコツ力を」 和「……咲さん、ゆーき」ホロリ 694 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00 06 17.31 ID XbGCGpORo [1/10] 透華「み、見つけ出しますわ! 龍門渕の全てを賭けてでも!!」フラフラ . ヾ 、 丶 . . 、 . ‘,ヽ . . ヽ . . ;,;ヽ . ',== 、 . ヽ .. ,;才"´ ‘, . ', 丶 . ‘,.イ _- . ‘, ハ ‘, . ', ,.ィ"´ . . . .‘, . i ', '; イ . ,,;。-≦='; lミ≧=-} . . . , ィ升''"´ _', ! ` '''l . ィ匁'" ,+±-, . l、 l i 才 rTlllllllllli, l+ l .! 丈llllllllllllli ll 八 . .ハ 于+lllllllllllli, .! .ヽ . ヘ 、 '±┼十´l .l ヽ . ', ミ爻x、 l l ,ィx .ベ''爻≧ト.,,_ l ! _,,.。ャ爻彡ム ` 、ヾミミ=爻三圭ニ圭非圭圭彡''"- ', ` ー` ‐=ニ 三三三ll三ニ≠二 ‐ !  ̄ - l!=ニ= ´ .! ハギヨシ「かしこまりました。すぐにでも手配を!」 竜華「そないなことせんでも、うちらで探したらええって」 和「そうですね。二人が心配ですし、私達も手伝います」 はやり「面白そうだね、はやりも手伝うよ!」 ハギヨシ「しかし、よろしいのですか?」 和「大阪見物はまたの機会がありますから」 竜華「土地勘ならうちが一番やし」ドヤッ はやり「こういうのって大人の役目ですからね」 ハギヨシ「ありがとうございます!」ペコリ 京太郎「じゃあ、オレ達も……」 菫「あー、それなんだが京太郎君」 京太郎「はい?」 菫「A班まで捜索に出れば、照が迷子になる可能性が高い」 照「そんなことはない」 菫「なので、今日は京太郎君が照のお守りをしてくれないか?」フフッ 京太郎「菫さん?」 菫「頼む……元気づけてやってくれ」ポンッ 京太郎「……はい!!」 菫「うん。いい返事だ」クスッ {{{ ,r‐─===‐- _ / ´ `ヽ \ `ヽ . "/ . / / / . . / / / / |i | li } . //イ /⌒i | | |i l⌒|i } i . / ∨ ,,__|i_| 」_八_/i リ } | . 〔// 〔 ̄` =ミ、/ } . //| | ′ "" / リ ′ /_ | 从 / / / / / 〔 |_ /ハ t ァ /___ / _/ / .*゚ / . ./ , |i ′ ゚+ . . / / ーr‐ ´/ ハ |i | % / _.ノ〕 . //> | . 〔´ / / `ヽ 〃 / / \ . / | ∧_/ / /⌒\ / | .′/ / / ヽ }} 菫「さて、私は淡の行きそうな場所を探すとするか」 699 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00 18 51.87 ID XbGCGpORo [2/10] 【一方その頃 通天閣付近】 淡「ねーねー、こいつどう思う?」つ京太郎の写真 大阪のおばちゃんA「あらぁ~、えらい男前の兄ちゃんやねぇ!」 大阪のおばちゃんB「アイドルみたいやん! うちがもう10歳若うかったら手出すんやけどなぁ」 大阪のおばちゃんC「あほ! このお嬢ちゃんの彼氏に何言うとんねん」 淡「違う、彼氏じゃないもん!!」ムスッ おばちゃんA「せや! どう見ても兄妹やろ! せやな?」 淡「えへへ……うん!」パァァ おばちゃんB「ほんまそっくりやん!」 おばちゃんC「美男美女やなぁ……ほら、アメちゃんやるで!」スッ 淡「……」ニマニマ 【一方その頃 道頓堀付近】 優希「おー! これは中々の中々だじぇ!」モグモグ タコス職人「OH! 喜んで貰えてベリーハッピーねー!」 優希「だけど京太郎のタコスには敵わないじょ!」 タコス職人「Whats? KYOUTAROU?」 優希「日本一のタコス職人の名前だじぇ……覚えておけ」キリッ タコス職人「GOOD! その名前、必ず覚えておきマース!!」 優希「……そう言えば、京太郎はどこだじょ?」モグモグ 【一方その頃】 ドガァァァァン!! ガラガラ タタタタッ バンッ! バンッ!! バターン!! 赤い外套の男「やれやれ、こりゃまた……とんだマスターに引き当てられたものだ」ドヤッ 咲「あ、えと……」 ~~ ~~ -―――- ~ ~ ..... . `丶 / \ } } . . { { / / . . │ |\ |\ | . } } / | / | | ト- |--∨\ | { { / /| |ノ| 八 | _..斗-=ミ\| | | / | /-匕-=ミ\|\| 〃⌒゙ヾⅥ | | } ココどこ…  ̄ ̄ | | イ /〃⌒ヾ {{ }} }|/| | | { { | 八ハ{ {{ }} ゞ==(⌒) | / | } |/| {. ハ (⌒)=='' /// |/} | | ヽ_| /// __,ノ | }. { レヘ 八 _.. ‐~‐-、 イ / { } ∨个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ /|/∨ \| _≧=一ァ 〔/⌒T iT7ス r=Ti i i i i i 7____/i i i i i i i/ ∧ } { ∧i i i i i i i i | /i i i i i i i/ / ∧ { } / {\/⌒)_∠二二/| / ∧ / ゙T{ 二(__ `ヽ _ヽ / ∨ハ. {_ / \/ _〉. { /\ _ | ノ _) 人._ |_/|/ } } \_____,|/ /i i\  ̄ ̄`ヽ j { ∨ / /|i i i i i|\ | / /´|i i i i i| 丶 ... ______丿 赤い服の金欠ツインテール「(なんか変なのがいる!?)」ガビーン 【現在地 冬●市】 703 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00 33 27.70 ID XbGCGpORo [3/10] 【そして大阪】 照「……」 煌「……」 京太郎「さて、残ったのはオレ達だけですね」 煌「まさかたったの十分で三人になるなんて」 照「何の為の班分けだったんだろうね」トオイメ 京太郎「ですよねー」 煌「うーん。とりあえず、私達だけでも色々と見て回ればいいんじゃないかな!」 京太郎「それもそうですね。折角の大阪なんですし」 照「くいだおれ!?」キュピーン 京太郎「ちゃんと夜ご飯の事も考えてくださいよ?」 照「分かってる。それに、夜ご飯はまた別腹」ワクワク 京太郎「大丈夫かな……?」 ~~十数分後~~ ,;r────ーュ ; |l| \`l . | ;γ´ 'ヽ γ´ 'ヽ , ,, || ̄ ̄|| ̄ ̄|| |l|,、 . i | . | ; || ̄ ̄|| ̄ ̄|| || ̄ ̄|| ̄ ̄|| ;,. ',; . " || ||// || ~; |l| \i | . | || ||// || ,";; || || // || ,' γ´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ; .,;||==||==|| /三三 三 三三\ =||==|| .; , ||==||==|| /.lニニニΨニニニl.ヘ ;;|| //|| ||゙/三三三三三三三三\..|| || ||// || || .; ' ,|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ; , , '{ニニニニ.. /三三三三三三三三三三\..  ̄'| ;. | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'| ||___||___|| ; , lllll、| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|.゙ ̄ ̄ ;  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . '',.; || ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄||_______________.゙l三三l タ | コ .| や _|. き | 屋 | . ____________||___||___||___,|__|_......|三三|__|__|__|__|__|\l゙ || ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ,__|__|......ヽ三ノ .|| ∧_∧. \ ..| || | ||___||___|| _,|__|__|__|..||(;・∀・ ) \|__......||.._________,. - ――-- 、゙______,|| ゙||O づ .゙|| . . , -、´ - 、 、..゙ , . {二二二二二二二二二二二二二二二二二〕.゙/三/三/三/..,. / \ \ /三/三/三 ゙| ____________| . / ' | 、 \ \ ヽ..... ,===============.-| | ヽ;;;; ;;;ノ | | =========.゙/ | | | ヽ l ヽ . |゙========= / _,∧{ | _|__,从 | |-、 l | _,. -─……─-.  ̄ / ∧ {'Ⅵ___ ヽ、 l ノィ { ∧{ { /ィ从\ Vソ ' ∨| |、 从{ \ モグモグ!! ´........................................................\. 〃 u /イ}/ } /∧ もう、口にこんなにつけて…… /.......................|........ト、..............................ヽ ` ー、 _ //////{ ガツガツ!! ../....................| |...i|........| \...........|....| `ヽ`_....イ /////`> 、 /.........../ .....|.._|_八......| \__....|............i ,__ _}/∧ \/////////>  ̄  ̄ ̄|...|....| [ \| \|....|............| _人_ ,ィ////////〈 「//////////////> 、 |...|....| 三三三 三三三 |............| `Y...////////////{ ///////////////////} |...ト..| xxxxxxx xxxxxx |............|. l//////////// Y////////////////////| i|...|....| |............|.. i//.///////// (_)////////////////////| ||...|..人 。 。o 人.......l..| |i... と,..--ィ `¨¨ヽ、//////////////|////////| 八Λ |lY⌒Yli===( .<......../|/. |//|/ ,ィ,- \////////////////////| / ̄ .|l| `ニ´l| / / / \ ヾ |〈∨ // ,.--、 /⌒\//////// |////////| /. \ |i(´ )l||./_/ / ハ |/`{ノ l{ノ///`>/////\////// |////////| /... l|l ¨´l|!フ /. ', 〃 l.////.|//////.{////////\//// }////////} / i|l !|!'⌒Y!|l,'⌒Y⌒Y⌒; ハ ; |////..|///////\////////\/_ノ/////// / \ !lゝ._ノ、 二二二二二(_ノ/ i|l |/////i./////////\////////////////// 京太郎「ほら、こっち向いてください」フキフキ 照「んー」 京太郎「ほら、綺麗になりましたよ?」 照「えへへ……// ありがとう京ちゃん!」パァッ 京太郎「もう、世話が焼けますね」クスッ 照「……うん」ギュッ 707 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00 45 43.71 ID XbGCGpORo [4/10] 【とある公園のベンチ】 照「うぅ……」 京太郎「だから食べ過ぎちゃダメだって言ったんですよ」プンプン :_,. -─……─- : . ´........................................................\: :/.......................|........ト、..............................ヽ: : /....................| |...i|........| \...........|....|............:/.........../ .....|.._|_八......| \__....|............i : ̄ ̄ ̄|...|....| [ \| \|....|............|: :|...|....|┬─┬ ┬─┬ |............| |...ト..| 乂 ノ 乂 ノっ|............|: :i|...|....| |............|: ||...|..人 , _ 人.......l..| 八Λ.....> _ . <......../|/ \|\_,ノ⌒ 〈___/ ⌒ ‐-ミ ;/ ̄ | \ ∧ / / / \; / | \ ∨_/ / ハ :/ \ Χフ / /  ̄/ Τ  ̄ ',; ;\ | 〈 ∧ 〉 | / 照「おなか痛い……ぽんぽんさすって」ウルウル 京太郎「いや、それは流石に。煌さんにお願いすれば……」 煌「ちょっとお花を摘みに行ってきますね。ついでに正●丸でも買ってきます」フフフ 京太郎「うぇっ!?」 煌「……(宮永さん、今日は貸しにしておきますよ)」フフフ タタタタタッ 京太郎「煌さぁぁぁぁん!!! 貸しにしすぎじゃないですかぁぁぁ!!」 照「うぅぅ……いたぁい」ポロポロ 京太郎「ああもう!!」 スッ サスサスサスサスサス 照「ふぁっ……」ビクンッ 京太郎「くすぐったいですか?」 照「……ううん。気持ちいいよ」ポワワン 京太郎「ここらへん、かな?」サスサス 照「んぁ!? そ、ソコはダメ、だよぉ……」ハァハァ 京太郎「え? じゃあ、ここですか?」サスサス 照「っ!!」ビクビクッ 京太郎「あ、痛かったですか!?」アセアセ 照「……ほぼイキかけました」キリッ 京太郎「は?」ピタッ 照「うぅぅぅ、痛いよぉ」ポロポロ 京太郎「あ、すいません」サスサスサス 照「あふー」ポワワワーン 710 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00 54 59.35 ID XbGCGpORo [5/10] サスサスサスサス 照「……」ポーッ 京太郎「落ち着きました?」 照「……うん、ありがとう」 京太郎「これからは気をつけてくださいね」 照「……」ウツムキ 京太郎「照さん?」 照「ねぇ……京ちゃんは、どうしてそんなに優しいの?」 京太郎「え?」 照「昔からそう。バカみたいに他人の事ばっかり」 京太郎「それは……」 照「アイドルだってそう。元々は誰かの為だったんでしょ?」 京太郎「……そうです」 今だってそうなのかもしれない。 優希には自分の為にやっていることが楽しいって言ったけど…… 俺が本当にアイドルを目指す理由は、今でもきっと…… 照「そしてそれは……」 コンマ安価↓3 京ちゃん【覚醒】 00~29 照「私の為、でしょ?」 30~89 照「……」 90~99 照「私の為じゃ……ないんだよね」 717 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 01 07 42.55 ID XbGCGpORo [6/10] 照「……」 京太郎「照さん……?」 照「ううん。なんでもない、ごめんね変な話しちゃって」スッ 京太郎「あっ……」 照「もう大丈夫。それよりも、次どこに行くか決めておこう?」 京太郎「でも、お腹は……」 照「折角、今日だけは京ちゃんの彼女になれたんだから……寝てばかりもいられないよ」フフフ 京太郎「照さん、俺は……」 照「それ以上はダメ。だって、まだ魔法は解けてないんだから」 京太郎「……」 照「……まだ私は」 ,.. ' ´ ̄Τ ̄`丶、 / \ / / .. .. ... ... ... `、 ./ ./ i | / i 、 ..、 ! / ! .| | | . | . |、 ! .. | | i /! | | | | ハ i | | | .! i . / | |、| | | | !| i i| i| ! | !/ | { 、!ハ !| ヾ |i | | /i / ! | `ー、ヽ! ,ヽ!V ´ ノィ / |∧ ヽ、 _ __ / / / r、 ´ ̄ ヽ 、 リ `ー--イ/w/ / / \゛、 `、 ! i リ ! / ` ヽ,、 / ! \、 `ヾニー-ニ/ ソ /∧|( \ !ヾ、 `、 / /イ ゙、. ヽー‐-、 ヽ! ヾ、、 ヽ / /イ ノ i 京太郎「(俺は、どうすればいいんだ……?)」 どうすれば、この人の気持ちに応えられるのだろう? 京太郎「……」 720 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 01 19 28.03 ID XbGCGpORo [7/10] トテトテトテ 煌「おや、具合はもう大丈夫なんですか?」 京太郎「煌さん……」 照「……」 煌「……ふむ」ジーッ 照「……」ウツムキ 煌「ダメですね。やり直し」バッサリ 京太郎「え?」 煌「ちょっと私用事を思い出したので、後はお二人で大阪見物してください」プイッ 照「!?」 京太郎「で、でも!?」 煌「腕立て1000回と腹筋1000回、外郎売100回をやりたいんですか?」ニコニコニコ 京太郎「イエ、ナンデモナイデス」ギギギッ 煌「……京太郎君?」スッ 京太郎「あ、はい!」 /........................................\ ............... ∧ ヽ........ヾ¨ニ=-...、 /....../ / ‘, _ < V \ _j 7 i ー/ ‘.´ i i ヽ|l ⌒ヽ ハ ..=ニ7/ | 从 }ト /i /i ..|l У..... / / V \r'W {=ミ 斗劣气イ /リ / i. 〃 / ゝ 、 「斗劣气 に 刈 》イ__/ / ハ / ヾヘ《 に 刈 `¨ i > /. {.. ¨ニ=---=≦ rヘ `¨ ' 〃 | ノ `¨¨¨¨ \ /乂 〃 r‐ ^ヽ ノ ` ー=≦ ゝ ゝ __ ノ / r‐、 /¨二ヽ_ ≧= イ ` V / r―-ヘ 八}__ _八______ ヽ ゝi /¨`7 }  ̄ ̄ ̄〈 /└i / ヽ 八 ⌒ / / }o 入__rへ_/ i r=〉 、__ / i }/、 { _ } / i 川 i =-〈} / Ⅵ ヽ} |/ /___彡/ .川 i i i/ /ニ=- ,_ }| | l| V三三/ { / ミ=ミ У | l| 〉⌒7 ノ 煌「アナタ、細かい事考えるの苦手でしょう?」 京太郎「!!」ドクンッ 煌「だからいいんですよ京太郎君は。何も考えずにバカみたいにいてくれれば」クスクス 京太郎「ば、バカですか?」ガビーン 煌「見てみてください。京太郎君が気持ちよくいてくれれば――」 照「あっ……」 煌「みんなもつられて笑っていますから」ニッコリ 京太郎「煌さん……」 煌「じゃあ、後はお若い二人で楽しんでもらおうかな?」 照「あの、その……」 煌「いいんですよ。困った時はお互い様ですから」フフッ 照「ありがとう……」 725 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 01 35 46.85 ID XbGCGpORo [8/10] 京太郎「行っちゃいましたね……」 照「うん」 京太郎「これで二人っきりですけど、どうします?」 照「京ちゃんと一緒なら、どこだっていい」 京太郎「そうですか。なら、俺が決めてちゃいますよ?」 照「え?」 できるわけ、ないと思ってた 京太郎「もう、引き返せませんよ?」 ずっと逃げてきたんだ 照さんの想いに応えることから…… 俺には受け止められねェ……そう思ってた…… ~~「……風邪、引くよ」~~ あの人と、出会うまでは 京太郎「……」 灰色に染まりかけた俺の人生を、あの人が変えてくれた 俺を、暗い闇の底から救い出してくれた だから、だから今度は俺が…… 誰かの為にこの手を差し伸べたい! 京太郎「照さんは、俺に想いをぶつけてくれました」 悩みながらも、苦しみながらもこんな俺を好きでいてくれた 俺を想い続けてくれた 京太郎「だから、やらなきゃ……やってやる!」キッ 照「京、ちゃん?」 / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ 京太郎「悪りぃな! 今日のデート、荒れるぜ!!」 照「!?」 続く…… 730 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 01 44 20.52 ID XbGCGpORo [9/10] 【テルテルガール 後編 予告】 照「そんなの、分からないよ――」 迷いの中に生まれる葛藤 照「だって私の心は……こんなにも、暗い暗い深海のように沈んでしまったんだから」 照を包み込む深い絶望 京太郎「もし、その想いが溢れるなら、絶えずに降り注ぐなら!!」 照の想いを知った京太郎が取る、驚くべき行動とは!? 照「京……ちゃん?」 そして12時の鐘が鳴り響くその時―― 京太郎「永遠に解けない魔法を……知ってますか?」 果たして京太郎は照を救えるのか!? 京太郎「虹だ!! 虹を出してくれ!!!」 【テルテルガール 後編】 To Be Continued…… 765 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 22 56 31.35 ID bhO0MyZro [2/7] ~~前回までのあらすじ~~ 唐突に京太郎への想いを告げた照 困惑する京太郎に照は「今日一日だけ京ちゃんの彼女になりたい」とお願いする 承諾した京太郎――だが、本当にこのままでいいのだろうか? 今日が終われば京太郎への想いを諦めると宣言する照に対し京太郎が出した答えとは!? 京太郎「悪りぃな! 今日のデート、荒れるぜ!!」 照「ふぇ!?」 京太郎「ということで、さぁ行きましょうか」スッ 照「あ、え? で、デートって、その……//」カァァ 京太郎「俺から離れないでくださいね、お姫様」ニッコリ 照「うん……//」コクッ ギュッ 京太郎「……」ゾクッ 久しぶりに触った照さんの手は昔とは違って恐ろしく無機質で、冷たくて―― 京太郎「っ!」ギュッ その心の奥に、どれだけの絶望を抱えているのか――俺には分からない 照「にへへ……」 でも、それでも俺は……  ̄ ̄ ̄ ´ `ヽ / . ∧ / .,. / 〔 / ! | ト、 | | i ′(京ちゃんの手あったかい……) ′ ∨ | i| | ´ ̄ } i| }i | . . | 〔´⌒ヽ八 | ∨リ | 八_| .. / | i{ __ \{ ,イ庁不、〕/ } . /__! ト、 {ィ芹示、 乂 ソ ′ 人 八| \{ 乂ソ //// ,r ´ | / ∧//// ` / i | i .′ / . _ _ | j ! l| . / 个 ` イ〔_ リ /| | リ l/ i| ! ≧. . .-r ´ ヽ\/ ! ノ,イ /. / | / { ∧ ト、=´〕 / =‐- .,_ ' 〔′ ヽ〔 _,. -‐ ' | / γ⌒ヽ ∧ |__,. イ / / 丶 | /' / i この人を救い出してあげたいと、思ったんだ <<てるてるガール 後編>> 769 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23 06 57.44 ID bhO0MyZro [3/7] 【大阪の街】 ガヤガヤ ザワザワ 京太郎「照さん、どこか行きたい場所とかありますか?」テクテク 照「ううん、どこもない」ギュッ 京太郎「え? 折角の大阪なんですよ?」 照「こうやって京ちゃんと歩いているだけで楽しいから」フフ 京太郎「そ、そうですか……」カァッ 照「ん? 赤くなってる?」クスッ 京太郎「うっ!」ギクッ 照「かわいーね」ツンツン 京太郎「ほ、ホーンで攻撃するのはやめてください」 照「京ちゃんのホーンもなかなか」 ガキィィィイン!! 京太郎「……ムシ●ングみたいですね」 照「うん。そうだね」 ザワザワ ガヤガヤ 京太郎「行きましょうか」 照「うん」コクリ くそっ! すっかり照さんのペースにはまっちまってる! 京太郎「(このままじゃ……照さんを苦しめている理由すら分からないまま――)」 照「にゅひゅひゅ……//」スリスリ 考えろ。 照さんはどうして急に――あんなことを言い出したんだ? 京太郎「(その答えを、なんとしても今日中に見つけるんだ!)」 照「んにゃぁ~」ギュゥゥゥ 京太郎「(むっちゃいい匂いする)」ポワワーン 選択安価↓3 1 ゲーセンに行く 2 浪速の虎の試合を見に行く 3 世界のイチョウの大阪公演を見に行く 4 その他 可能な範囲の行ける場所(ダメだと判断したら安価↓) 777 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23 21 18.38 ID bhO0MyZro [4/7] とにかく、時間を稼がないと どこか時間をつぶせるような場所は…… 京太郎「それじゃあ、ゲーセンにでも行ってみますか?」 照「うん、いいよ」コクリ 京太郎「はい。UFOキャッチャーでもやりましょう」 照「得意なの?」 京太郎「お任せあれ!! ってほどには」アハハ 照「あっ……(察し)」 京太郎「と、とにかく行きましょう!!」スタスタ 照「あ、待って!」テクテク 京太郎「(ゲーセンならゆっくり考える時間が持てる筈だ!!)」 映画とか演奏会とかボクシングの試合を見ながら考え事は難しいし、きっと大丈夫 ゲーセンでそうそう何か起こるわけ―― 【大阪 某ゲーセン】 ザワザワ ガヤガヤ 西の高校生探偵「こりゃ殺人っちゅうことや!」 隣の女「ほんまなん、ヘイジィ!!」 メガネの坊主「あれれ~♪おっかしいぞ~?」 京太郎「」 照「事件?」 京太郎「こ、これは……!!」 選択安価 1 逃げる 2 とりあえず逃げる 3 走って逃げる 京太郎「って、逃げるしかないでしょ!」スタコラ 照「坊や可愛いね」ナデナデ メガネの坊主「あはは、ありがとうお姉さん(なんでオレ撫でられてるんだ?)」コンワク 京太郎「照さんんんん!? その子に関わったらダメですってばぁぁ!?」ガビーン 783 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23 33 27.33 ID bhO0MyZro [5/7] 色黒探偵「なんや兄ちゃんら、この坊主は見せもんやないぞ」 隣の女「ええやん。可愛い子をなでたくなる気持ち分かるで?」 色黒探偵「このどアホ!! 殺人現場で何言うとんねん!!」 隣の女「なんや! そんな言い方することないやん!!」 メガネの坊主「(おいおい、お前らもなー)」 京太郎「とりあえず、今のうちに……」ソローリソローリ 照「ねぇねぇ、容疑者は誰なの?」 メガネの坊主「え?」 京太郎「」 照「この事件は私が解く」ムフーッ! 京太郎「あ、ダメだこりゃ」ガビーン 色黒探偵「ど素人が口挟むんやないで」 照「いーからいーから」 隣の女「そんじゃ、うちが知っとること教えたるよ」ニコッ 照「ありがとう」 隣の女「まず、犯人候補の容疑者なんやけどな?」チラッ 容疑者T(十一番隊隊長)「違う! オレじゃない! オレが刺そうとしたのはアイツだ!!」ビシッ 容疑者G(三番隊隊長)「そないなこと言われてもなぁ……ボク、身に覚えあらへんもん」 容疑者S(五番隊隊長)「私はそこのGが怪しいと思うね」 容疑者G(三番隊隊長)「かなわんなぁ……ボク疑われとるやん」 容疑者K(十番隊隊長)「オレはただ強い奴をぶった切れりゃあそれでいい」 メガネの坊主「ちなみに凶器を持っていたのはTさんだよ!」 照「ふむふむ」 色黒探偵「ちなみに被害者はこの子や」 被害者M(五番隊副隊長)「」 京太郎「可愛い子なのに……(幸薄そうだな)」ガビーン 792 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23 43 51.90 ID bhO0MyZro [6/7] 788 素でミスった ゴメンなしゃい 照「……」 色黒探偵「ほら、嬢ちゃんらはとっとと帰れや」 京太郎「そう言ってますし、ご厚意に甘えましょうよ」 照「凶器……殺人のすり替え」ブツブツブツ ピシュゥゥゥゥン! 照「そういうことだったんだ!」テコリンッ! 京太郎「照さん?」 照「謎は……全て解けた!!」 京太郎「!?」 メガネの坊主「!?」 色黒探偵「なんやて工藤!?」 メガネの坊主「おい!」 色黒探偵「せやかて工藤……」 メガネの坊主「おい」 照「Mを差した犯人……【鏡花水月】はこの中にいる!」 京太郎「」 一同「「「ザワザワザワ」」」 照「犯人は……!!」 選択安価↓3 1 容疑者T(十番隊隊長) 2 容疑者G(三番隊隊長) 3 容疑者S(五番隊隊長) 4 容疑者K(十一番隊隊長) 5 容疑者T・K(オサレ漫画家) 806 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23 56 58.39 ID bhO0MyZro [7/7] 照「この人!!」 容疑者T・K「!?」 色黒探偵「ホンマか姉ちゃん!?」 京太郎「ちょ、ちょっと!? どうしてこの人なんですか!?」 照「なんかサングラスしてるし怪しい」 容疑者T・K「え、それは……」 京太郎「そんな理由あるわけないでしょ」 色黒探偵「……」 メガネの坊主「……」 京太郎「ほら、探偵さんたちも怒って……」 色黒探偵「せや! こいつが犯人やで工藤!」 メガネの坊主「奇遇だなハットリ! 俺もそう思ってたぜ!」 京太郎「あるぇー?」 容疑者T・K「ち、違う! 私じゃない!」 ごつい刑事「覚悟しろ! 話は署でゆっくり聞かせてもらうで!」 容疑者T・K「」 休 載 不 可 避 ファンファンファンファンファン 照「事件が解決して……よかった」ホッコリ 京太郎「いや、何かすごくまずいことをしてしまったような気が」アセダラダラ 容疑者S(五番隊隊長)「(バカばかりで助かったよ)」ニヤリ 名探偵の孫「おい、アンタ」ガシッ 容疑者S(五番隊隊長)「!?」 名探偵の孫「なーんか、キナ臭いんだよね」 チャリで来た警部補「んっふっふー、アナタ何か嘘を仰っていませんかぁ~?」 容疑者S(五番隊隊長)「」 後日 ヨン様そっくりの犯人が捕まったとか捕まってないとか 名探偵の魔の手からは絶対に逃れられないっ!!! 811 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00 04 26.57 ID iVBhIvx7o [1/16] 京太郎「結局、ゲーセンでは遊べませんでしたね」 照「でも楽しかった」 京太郎「(まぁ、あの人の容疑はすぐに晴れるだろう)」 照「ねぇねぇ京ちゃん! 今度はどこに連れてってくれる?」ワクワク 京太郎「じゃあ……」 ~~~~犯人外したのでキング・クリムゾン!!~~~~ 【一方 その頃のまこさん】 , -‐'´\__/ \ / /ミ\/彡| \_ | /ミヾ;;彡' | | \ _,..-´ | / | ゙、 ( ; /-、 、_\ \ ! _,! / _  ̄\ |; | 京太郎達、楽しくやっとるかのぅ…… ,'イ 、| ̄ `! !´ ̄ ̄`|ィ! ヾ| | ゙、|\| |'⌒| 〉 / | ノ ヽ...........ノ, \_............/ !-、' !、 / ィ |"""" """" ⌒} !、 lハ/l' 、 r――ゥ ,__.ノ } リ \ \ `ー‐' _ / ノ ノハノ|ノ>―-〔_|_, イ ; ; ; w; ; ;/ ー'二> ゙、. ヒ-、 _, -‐‐├ ',. | /.. ..`ー-、 「|| .. .. .. .. ..ノ´ェ、 ト、. .. .. .. .. .. .,`ー-、 ∧.゙、.. .. .. ..ト'´ | | , \ ;,. - .', -‐<| ∧.|\\.. ..| /|\/ / ∧ /,.! / | / Y―-、\|,/-‐ 、 / / .ハ | / | r┴' / \イ-‐ ´ |、 ノ / \ | / / // | \ | / L_ /「ト、 ゙、 ゙、 \‐- | / ! >' / | \ 、 `ー| / /|/ / | `!ー'´ \ |i´ ,イー-、| |_, --、_゙、 \ /゙、 `-、_, 〈 | ` / \ /.゙、 `‐-' /| / \ / \__.ノ ゙、 V 〈. ! / ) | | ゙、 | , -/ ゙、 ト-'´,.-ト----- 、______ , -―| \__/`ー―――------------― '´| | .| | | | | | | | |/ | | | | | | | iヽ-| | | | | | | | `ー/ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |. | | | | | | | | ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【夜 妙神山 前】 京太郎「今日は楽しかったですね」 照「うん! まさかあんな事があるなんて思わなかった」 京太郎「そうですよね」アハハ 照「もう、あんなこと……ダメだからね?」マッカッカッカ 京太郎「あ、あはは……」 照さんと裸でロッカーに閉じ込められた時は……どうなるかと思ったぜ 819 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00 14 02.31 ID iVBhIvx7o [2/16] 京太郎「ただいま戻りましたー」 管理人「あら、須賀さん。おかえりなさい」 京太郎「あれ? 他の皆さんは?」 管理人「あ、それでしたら――こんな手紙が届いてますよ」カサカサ 京太郎「手紙?」パラッ 手紙「京太郎君、すまん。うちらはとんでもないもんに巻き込まれてもうたわ」 京太郎「竜華さんかな?」 手紙「今日中にカタをつけて、明日には戻ったるから……待っといてや」 京太郎「一体何に巻き込まれたんだ!?」 手紙「追伸」 京太郎「……」ドキドキ 手紙「聖杯戦争(牌だけに)」 京太郎「は?」 管理人「とりあえずお食事を用意しますね」 京太郎「わ、分かりました」 照「じゃあ、今日は二人きり?」 京太郎「みたいですね」 照「やった……!」 . ´ ` 、 イ / / . ニlニ / ,イ ∧ | / / | l / | |! | | , イ  ̄ ̄ ̄| N /__ | ト、__| | | ′ i| | ∨ 八 ト、 | N リ |l |. 八 { l ____ ` \| ___|/ | 八 |l / リ \N '~⌒`` ´⌒``〕/ ;__ 八. / / ハ """" ' """" '// / 〔、 、 . / __ 圦 lヽ r ┐ // / /) \ / l l\\ | .! ノ . '_/ 厶 "/ ト、 ヽ .' |八 \\__| .!> __ . イ´ 、__フ‐ ヽ. | \ |. .′ V.rヽ _|___ | /_〔 ̄ | V 〕 //.へ`ー- .、Υ 八 l | |{/´ ̄〕 !、___/ヽ /' \. 八 '′ l / ∧ 〈 、 \ / \ .'. / /_ ∨´ \ / -‐== / ∧ / / _ ./⌒ヽ. \............./ =- V / -‐=' ._ ∨ヽ__/ Υ⌒/ .′. 〔二〕´ ._ V´/ |ニ/ ∧〔\ 八 ∨ |_V .! / N' \ 个 、_/ 827 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00 22 46.51 ID iVBhIvx7o [3/16] 【部屋 食事】 カチャカチャ モグモグモグ 京太郎「みんながいないと部屋が広いですね」モグモグ 照「うん。十人以上いないからね」モグモグ シーン さて、どうしたもんか? いきなり核心をついても……はぐらかされるかもしれないし ここは外側からせめてみるか 京太郎「……あの、照さん」 照「ん?」 京太郎「今日は俺達……恋人同士、なんですよね」 照「……うん」モジモジ 京太郎「だったら、その……」 照「だ、ダメ!!」ガタッ 京太郎「え?」 照「え、えっちなのは……まだ早いと思うの」カァァァァ 京太郎「」 照「で、でも……京ちゃんがどうしてもって言うなら……」 ~~ ~~ -―――- ~ ~ ..... . `丶 / \ } } . . { { / / . . │ |\ |\ | . } } / | / | | ト- |--∨\ | { 私を好きにして―― { / /| |ノ| 八 | _..斗-=ミ\| | | / | /-匕-=ミ\|\| 〃⌒゙ヾⅥ | | }  ̄ ̄ | | イ /〃⌒ヾ {{ }} }|/| | | { { | 八ハ{ {{ }} ゞ==(⌒) | / | } |/| {. ハ (⌒)=='' /// |/} | | ヽ_| /// __,ノ | }. { | 八 _.. ‐~‐-、 イ | {. } | 个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ | レヘ _≧=一ァ 〔/⌒T iT7ス / ∨\ /r ̄ ̄ ̄7____/ / ∧/ } { ∧ | / / / ∧ { } / {\/⌒)_∠__/| / ∧ / ゙T{ 二(__ `ヽ _ヽ / ∨ハ. {_ / \/ _〉. { /\ _ | ノ _) 人._ |_/|/ } } \_____,|/ /i i\  ̄ ̄`ヽ j { ∨ / /|i ハ i \ | / / i i i ハ i i i i 丶 ... ______丿 〈 i i i i/ i i i i i| | } 、___/ i i i i/ Ⅵ i/ | { 照「いいよ?」ドキドキ 京太郎「よくねぇよポンコツ」バッサリ 833 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00 30 50.30 ID iVBhIvx7o [4/16] 照「冗談なのに」ムスッ 京太郎「そういう冗談はやめましょう」 照「……じゃあ、何?」 京太郎「え?」 /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ . . . . . . . . . . 丶 /. . . . . . . . . . . . . . ト、. . . . . . . . ヽ. . . . . \. . . `、 /. . . . . . . . . . . . . . . . . | \. . . . . . . } . . . . . . .ヽ. . . `、 /. . . . . . . . . . . . . . l . . . . . | -─. . }、. . . . . . . . . . . . 、 .//. /. . . .. . . .l . . 八. . . . .| ´ ∨ }. ハ. . . |. . . . .| . . . .丶 /. ′|. . . . |. . . |'⌒ \. .{ ,.斗==ミ|. . .} . . . . |. . . . . . . ./. .i{. . |. . . . | . . .| \ " 乂ソ |. ./. . . ハ. . . . . . . . . 聞きたい事、あるんでしょ?. / . 八 . {. . . . ト. i .| 斗=气 ´ "" }/ }/ |!. . . . . . .丶 . . . . . . . . .イ. . i| 乂〃 Уソ リ. . . . . . . . |./. . '" |i . .リ. . . ハ ´"" ′ __/ }. . . . . | . .|´ |i /. . . . . . / i| /. . . . .i|. . | /. . . . . . . . . 込、 ´ ' イ リ/. . . . . 八 i| i . . . . . |. . . . . | ..... /| /. . . ./ リ |. . . . . .ト. . . . .| >.、_ | /. . ./ ′ 八. . . |. | \ | |i _, く} ト/. / \{──<´ ̄ \\ | イ \_ /⌒ \ \ | | } =- .,_ / 丶 、 、 } } } 、. / / / / `、 ∨ / ∧ 京太郎「あ、えと……」ビクッ なんだこの感覚……? 照さんが照さんじゃないような―― 照「言っておくけど、私の気は変わらないよ」 京太郎「!?」 照「残り四時間。それを過ぎたら、私はもう……」 京太郎「……なんで、ですか?」 照「……」 京太郎「どうして、急にそんな……!」 照「じゃあ、逆に聞くけど」 京太郎「は、はい!」 照「京ちゃんは誰かを好きになったことあるの?」 京太郎「それは――」 ~~「これは、わしとお前だけの秘密じゃ」~~ ごめんなさい 約束、破っちゃいます 京太郎「ありますよ。その人の事――誰よりも好きでした」 照「でも今はもう、好きじゃないんでしょ?」 京太郎「……そうですね。多分、恋愛感情はもう」トオイメ 照「なら……一緒だね」 京太郎「え?」 照「私はきっと……京ちゃんに恋愛感情を抱けないのかもしれない」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3854.html
ゆみ「……なあ、普段世話になっている京太郎に何か礼をしたいのだが……何がいいんだろうか」 始まりはこの一言だった 智美「ワハハ。ゆみちんがそういうこと言うとはなー」 ゆみ「茶化すなよ。世話になっているのは事実だろう」 桃子「確かに京太郎には先輩どころか私達全員世話になっていると言っていいっすからねー」 佳織「いっそ麻雀部みんなで何かお礼しませんか?」 睦月「うむ、それがいいな」 智美「ワハハ。じゃあ、何する?京太郎が喜ぶようなことか?」 佳織「うーん……分からない」 智美「ドライブでも連れていくかー?」 ゆみ「却下」 桃子「私は先輩に抱きついてたっすけど……いっそドライブで抱きつかせてたらいいんじゃないっすか?」 睦月「京太郎の性格から抱きついてくるか?」 佳織「むしろ、私が抱きつきそう……」 智美(ワハハ。多分喜ぶぞー。言わないけどなー) 睦月「うむ……このカードを」 桃子「むっちゃん先輩、こないだ京太郎からカード貰ってたっすよね?」 智美「ワハハ。レアカードだーってはしゃいでたよなー」 ゆみ「記憶が正しければ、京太郎は津山よりレアなカードばかり当ててたな」 睦月「……さあ、どうしましょうか」 佳織(諦めた……) 桃子「私がこのステルスを利用して普段の京太郎の手伝いを…」 ゆみ「手伝うようなことあったか?」 智美「ワハハ。掃除とか完璧だよなー」 佳織「雑用もなんかすぐ終わらせるよねー」 睦月「この間なんて弁当自作してきたな。アレおいしかったな」 桃子「…………」 ゆみ「しれっと消えようとするな」 智美「ワハハ。仕方ないな、久しぶりに部長らしく決めるか」 ゆみ「お前は普段から部長らしくしろよ……」 智美「ワハハ。まず皆でな……」 翌日 京太郎「今日は俺だけ後で来いって……なんなんだろな」 ガラッ 京太郎「ちわーっす」 5人「お帰りなさいませご主人様」 京太郎「……はい?」 智美「ワハハ。どうだー?」メイド服 睦月「インパクトはあったな」メイド服 ゆみ「ああ……これ、少しスカート短すぎないか?」メイド服 佳織「私のは、なんか胸が……」メイド服 桃子「むむ……これは恥ずかしいっす」メイド服 京太郎「なんでみんなメイド服なんですか!?」 智美「ワハハ。京太郎がメイド好きだって聞いたからな?」 京太郎「そ、そんなこと……」 智美「ほほう……さらにここに猫耳がある」 京太郎「!?」 智美「これを……ゆみちんにつける」 ゆみ「は?ちょっと待てなんで私だ!?」猫耳メイド 智美「ワハハ。似合ってるぞ?」 ゆみ「こ、こんなもの私に……」 桃子「先輩が言いだしっぺっすからね。京太郎に何かしてあげようって」 ゆみ「くっ……」 智美「ワハハ。さあゆみちん。京太郎をご主人様と呼ぶんだ」 ゆみ「……ご、ご主人様?」赤面&上目遣い 京太郎「……すいません、写真取っていいですか?」 ゆみ「やめろ!!」 その後、京太郎に喜んでもらうということで、たまにメイド服を来ていたとか なお、1人だけ猫耳が付いていたとか カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5728.html
496 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 09 30.83 ID akljCfd6o [9/14] 怪人「サイン、サインモラワナキャ……」ジリジリ 和「ひぃっ!? 何をブツブツ言ってるんですか!?」バタバタ \マタハラムラノドカカー/ \ゴルァァァァ! マタオマエカイナァァ!!/ \ヤッタレヤダグバー!/ 司会「お、おおっと!? 謎の怪人が観客の少女を人質に取っているぞー!?」 京太郎「(無理やり進行した!?)」ガビィーン って、こんなの打ち合わせに無かっただろ!? 一「あれってアレだよね。あの滅茶苦茶強い奴……」ウワァ 咏「ま、中身は想像付くけどねぃ」ヤレヤレ いちご「ひっ!?」ビクビク えり「まさか、いやでも……」 憧「なんかすっごく須賀君を見てるけど?」 京太郎「え?」 怪人「はぁーっ、はぁーっ♪」ジリジリ 京太郎「」ゾクゾクッ こええええよ!? なんだよアレ? 中身も化物なんじゃねーのか!? 京太郎「(それになんだろう、この既視感……)」ビクビク ※詳しくは過去スレのぼん太君を見てね! 怪人「ふひっ、ふひひひっ!」 司会「さぁ須賀さん! 怪人相手にどうするのかー!?」 京太郎「(どうするったって……)」 和「た、助けてください……」ジワッ 京太郎「!!」 和!! 俺は――!! コンマ安価↓3 00~09 すこやんED(二回目) 10~19 見捨てる 20~59 警備員を呼ぶ 60~89 戦う(敗北) 90~99 戦う(勝利) ゾロ目 すこやんドM化&調教完了 504 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 21 11.53 ID akljCfd6o [10/14] 本当は俺だって和を助けたい でも―― 京太郎「(戦うか? いやでも、和に怪我させちゃうかもしれないし……)」チラッ ~~舞台袖~~ 竜華「(あかん、戦ったらダメや!)」バッテン! 煌「あ、もしもし警察ですか? あの、ステージに変態か、怪人が現れまして。不法侵入ですよ不法侵入!」 京太郎「(だよな。じゃあ――待つか)」ジィーッ 怪人「えっ――//」ドキッ 京太郎「……」ジジジジィー 怪人「(須賀君が私を見てる……♪)」モジモジ 和「」 \アノダグバオカマッポイ/ \コワレルナァ/ \ハラムラノドカヲヤッタレー!/ 京太郎「ぐぬぬぬっ!」ミョンミョン 怪人「はぅぁ……♪」キュンキュン タタタッ 警備員「警察だ!」バッ 怪人「え?」 京太郎「(警備員じゃないのか……?)」コンワク \ガチジケンナノ!?/ \ガンバリィヤダグバー!/ 警備員「不審者め、こっちに来い!」 怪人「ち、違います! わ、私はその!」アセアセ 警備員「問答無用だ!」ダダッ 怪人「はにゃぁぁぁぁぁ!?」ダダダッ ポーイッ 和「あ~れ~」 京太郎「!!」バッ! コンマ↓3 00~09 そのまま転倒 10~49 いちごが受け止める 50~89 京太郎がキャッチ 90~99 京太郎が抱きしめる&一面記事 ゾロ目 和ED 510 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 31 15.58 ID akljCfd6o [11/14] 和「っ!?」フラッ ガシッ! 和「え?」 京太郎「大丈夫か、和?」 和「っ! す、須賀君っ!」ドキッ 京太郎「怪我は無いか?」オロオロ 和「は、はいっ。須賀君が助けてくれましたから……」ジワッ 京太郎「いや、俺は何も……助けてやれなくてごめんな」ウツムキ 和「いえっ! こうしてくれただけでも私は……」 京太郎「和……」 和「須賀君……」ウルウル 一「……」メラメラ いちご「……」ギリギリッ 咏「ふーん?」 えり「若いですねぇ」 憧「和……本当に須賀君のこと」ズキンッ \ゴルァァァァァ!!/ \エエカゲンニセェヤァァァ!!/ \ジョインジョイントキィ!/ 和「(周りがうるさいですが、これはチャンス!)」キラーン 京太郎「でも、本当によかったよ……」 和「あ、あの! 私、実はずっと須賀君のこと――」 会場「!?」 京太郎「だって和は俺の――」 和「好き――」 京太郎「友達だもんなっ」ニカッ 和「」ビキィッ! 会場「」 京太郎「あんまり心配させんなよ」ポンポン , '" `丶、 ㏍㌻ rzzzz-ミヽ㏍⌒ヽ . . ´ | ㏍ ノ . / / i Vk㏍㏍㏍㏍㏍ \ . ' i l i i i 」i ㏍㏍㏍k/__ . ; i i i |i -i 圦__彡㏍ . ∨〈r | l ┐ i i i i八 i | 小| i . ノ i i i i /㏍' V ハ| | |┐ | i i i |if弐ミ | { 坏弐ミト i i i/ | i| | || | i 圦|i { ハ \ { Vi i/ /l L」 二二} ㏍k ミトVツ 乂_ ツ 丁-㏍| |二二二} l i| 、 丁 ̄` . | . .{ | 八 rァ′ . | . . . `ヽ | i i\ ‘` リ | ノ | i i i i i\ _ . / | . . \ | | . i i `T爪| / | . ヽ | i i i i i i i 斗-─/ / | . | | i i i i i㌣ / / i i || 丶 | | i i i /--ミ ' i i i |L__ \| 514 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 41 44.72 ID akljCfd6o [12/14] 和「」チーンッ 京太郎「ん? どうかしたか?」 和「あ、うぁっ……ぁぁ」ガタガタガタ 一「だ、大丈夫……?」 いちご「元気出すんじゃ……」 咏「同情を通り越して笑いしか出ないねぃ」 えり「こうもボッキリへし折るとは」 憧「……なんで私、喜んでるのよ」ギュッ 和「う、うぁぁ……」グスッ 京太郎「の、和!? やっぱり怪我したのか!? どこか痛いか!?」オロオロ \ザマァァァァ!/ \サスガニカワイソウ/ \コレモマタサダメカ/ 司会「えー、えらいものを見た気がしますが、まぁいいでしょう」 えり「いいんですね」 司会「それでは、これにてブレイド試写会を終了します!」 \タノシカッター!/ \ノドッチガンバー/ 司会「それでは最後に、締めの一言を須賀京太郎さんにお願いします!」 京太郎「え? あ、はい! えーっとですね!」 \ガンバッテー!/ 京太郎「これからもっともっと成長する俺達の姿、ちゃんと見てくれよな!」ニィッ / / | | | | | l l | | | | | / / | |__ | | | | | l l /| | | | |. /// | |\ |‐\八 | | | |__,l /-|‐ リ リ | | / / - 、 | x===ミx|‐-| | `ー /x===ミノ// / ∧{ / | .八 _/ { { 刈`| | l /´{ { 刈\,_| イ /ー―‐ ..__. / / | |/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } / . . . . . . . . . . `「⌒ .. // /| l、 ー‐ \{ | / ー‐ j/ /}/ . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . / _,/ . ..| | \ ! j/ ′/ . | . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . . . / . . . . { |\ハ_, ノ ,___/{ . .| . . . . . . . . . . . . . . .| . . . . .∧. / . . . . . . . ′ | . .|\圦 / j/l/. . ′ . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . .∧. /. . . . . . . . . . ′_,ノ⌒ヽ | 、 、 _ -‐' / . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . / . . / . /\ . . . . . . r‐ ' ´ ∨\/ ̄ )  ̄ ̄ / /. ./ . . . . . . . . . . . . . . / . / . . ./ . . / . . . . . .\ . .ノ ----- 、 ∨/ / 、 / ,/ . / . . . . . . . . . . . . . . / . / . / . . . . . . . . . . . . . / ‘, ‘, ./、 \ / /. . / . . . . . . . . . . . . . . ./ . // . . . . . . . . . . / . . . . .{ ---- 、 ‘, } / . . } ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ / .{/ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . -<⌒ . . . . . ./ . . . . ./ ‘, ‘,「l /⌒^\________/}/ . . . . . . . . . . . . . . . . . /´ \ . . . . / . . . . . .{ . . ‘, 人U{ . . . . . . .| \ / .| . . . . . . . . . . . .―‐┐ / \ . . . . . . . . } -- /\ . ノ r/ / . . . . . .| . . . \ ,/ . . . | . . . . / . . . . . . . . . . . ./ \キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!/ 司会「ありがとうございましたー!!」 京太郎「よっしゃ!」グッ 一「えへへ、かっこよかったよ!」 いちご「ちゃちゃのんも感動――」 咏「言うようになったねー、あの新人がさー」グリグリ えり「あはは。流石ですね」 憧「これからもよろしくね、主人公!」ポンッ 516 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/22(土) 01 47 08.28 ID akljCfd6o [13/14] こうして、俺のアイドル復帰最初の仕事は終わった とは言っても番組はまだまだ始まったばかり これからもっともっと頑張らないとな! 京太郎「ということで竜華さん、これからもよろしくお願いします!」 竜華「当然や! 任せとき!」 頼りになる仲間とともに 俺は進む 煌「帰りますよー!」 宥「お弁当貰っちゃったね」 玄「おもちが無いのです、これは出来損ないだよぉ」 竜華「ああもう、静かにせんとー!」 ギャーギャ! ワイワイ! 京太郎「やっぱりアイドルって、最高!!」ニィッ だからやめられないんだ ~~~おまけ~~~ 警備員「」ピクピク 怪人「はぁ、はぁっ……か、勝った!!」ズゴゴゴゴッ ある意味引き返せないところまで来ているアラフォーであった カンッ! 548 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/24(月) 23 43 09.00 ID MNQrdd4vo [2/3] 数々のアイドル活動を経て、ついにステージでのイベントをも成功させた京太郎 あらたなファン層を獲得し、順調に思われたが……? ~~はやりんの必要性を語るには原稿用紙一枚じゃ足りない の巻~~ 【数日後 アクセル1】 ザワザワ はやり「……うーん」 タッタッタッ 宥「瑞原プロー!」 玄「ちょっといいですかー?」 はやり「はい、何かな?」ニッコリ 宥「京太郎君のメイクに関してなんですけど……」 玄「ふんふむ、これこれ、でいいですか?」 はやり「うんっ! いいんじゃないかな♪」 宥「じゃあ、しばらく体重制限で行きますね」 玄「全く。最近太り過ぎなのです!」プンプン! はやり「うーん。食事制限はしてるハズなんだけどねー」 宥「隠れて何か食べてるとか……」レイプメ 玄「うぅ、スタイリストとしては許せないよぉ」 美穂子「……」アセダラダラ ※太ったといっても1~2Kgです はやり「こら! 京太郎君を信じてあげなきゃ可哀想だよ?」プンプン 宥「そう、ですね。 それじゃあ失礼します」ニコッ 玄「瑞原プロのおもち……」ワキワキ 宥「玄ちゃん、行こう」 玄「うん!」 タタタッ はやり「……」 549 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/24(月) 23 56 00.21 ID MNQrdd4vo [3/3] ガヤガヤガヤ イソガシイヨネー ウン、イソガシイ タイヘンタイヘン バングミチカイカラネ、ショウガナイネ はやり「ほぇー」ポケーッ タッタッタ! 菫「瑞原プロ!」 はやり「うん? どうかしたの菫ちゃん」 菫「京太郎君の麻雀指導なんですが、この方針で大丈夫でしょうか?」 はやり「どれどれ……なるほどね。京太郎君の地力を上げる方針なんだ」ナットク 菫「ダメでしょうか?」 はやり「いいと思うよ。でも、どうして京太郎君の能力を底上げしないの?」 菫「はい。確かに今、京太郎君は五つのオカルトを持っています」 ※衣、照、淡、小蒔、咲のオカルトです 菫「ですが、それに頼りきりではいざという時に対応できません」 はやり「そうだね。相手によっては効かない場合もあるし☆」 菫「それに、今の私に教えられるのは……基礎力くらいなものですし」ウツムキ はやり「……菫ちゃん」プニッ 菫「はひゃっ!?」ビクンッ プニプニプニ はやり「どうして、そんな言い方するの?」プニプニ 菫「ひゃっ、ほっぺたを、いじらないでくらひゃい」 はやり「い~い~か~ら~!」 菫「うっ……だって、私はもう既に彼よりも弱くて」 はやり「そうかもしれない。でも、だからって菫ちゃんがいじけても仕方無いよ」 菫「……」 はやり「確かに京太郎君は才能があったし、オカルトにも恵まれてる」 菫「……はい」 はやり「でもね、誰がなんと言おうと京太郎君を指導してきたのは菫ちゃんなんだから」 菫「!!」 はやり「それは京太郎君がどれだけ強くなっても、変わらない事実なんだよ?」ナデナデ 菫「……瑞原プロ」グス はやり「地力を鍛える方針は私もそれでいいと思う! 頑張って、教えてあげてね☆」ウィンク 菫「はいっ! 頑張ります!」タタッ はやり「ふふっ、頑張ってねルーキーちゃん♪」クスクス 551 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 07 15.09 ID TSuCFpdKo [1/10] ガンバルゾー! モエテルワネー アーイソガシーイソガシー はやり「ぽけぽけ~」ウトウト タッタッタ! 明華「瑞原プロ!」 はやり「はにゃっ!?」ビクッ 明華「あら、お休みでしたか?」 はやり「ううんっ、大丈夫! 何か用かな?」ニコニコ 明華「はい。京太郎君の音楽レッスンなんですが……」スッ はやり「どれどれ……うわ、凄い! こんなに考えてるんだね☆」 明華「これで初CDは順調な出来になるかと」グッ はやり「……うーん、でもこれはちょっと修正かな?」 明華「えっ? どうしてですか?」 はやり「確かにこのトレーニングを受ければ、すぐにプロレベルの歌唱力になると思う」 明華「はい。私も自信があります」 はやり「でもね、その間他のレッスンをやらないわけにはいかないんだよ?」 明華「! それは分かります……ですが他の要素は既に高いレベルなので――」 はやり「だからって疎かにしていいわけじゃない。それは、明華ちゃんも分かってるハズ」 明華「……はい」 はやり「焦らないで明華ちゃん。大丈夫、京太郎君は今でも少しずつ成長してる」 明華「勿論です! それは私が保証します!」 はやり「うん♪ だから明華ちゃんも京太郎君を信頼してあげて、きっとすぐに追い抜かれちゃうから」クスクス 明華「ええ、楽しみです」ニッコリ はやり「それじゃあ、こことここを修正して……はい! このプランでお願い☆」サッ 明華「ありがとうございます。流石は年の功……ハッ!?」バッ はやり「」 明華「……失礼します」ピューンッ! はやり「」 553 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 19 13.40 ID TSuCFpdKo [2/10] ザワザワザワワー はやり「Zzzz……」スピィ タッタッタッタ 霞「あら、お疲れなのかしら」ツンツン はやり「おにゅっひゃ!?」ガバッ 霞「おはようございます。今いいですか?」 はやり「う、うんっ」ゴシゴシ 霞「京太郎君の演技の育成プランですが……」サッ はやり「どれどれ……えっ? なにこれは?」コンワク 霞「朝、昼、夜。全てを演技に費やして、最高の演技力を――」 はやり「ダメに決まってるでしょー!!」プンスコップゥーン! ~~~ 理沙「!?」ガバッ 靖子「ん? どうかしました?」 理沙「……出番」シュンッ 靖子「??」 ~~~ 霞「ダメですか?」 はやり「当たり前田のクラッカーだよ☆」 霞「(ふるっ……)」ブルブル はやり「確かに演技が大事な時期だけど、京太郎君のモチベや体力も考えてね」サッ 霞「はい、善処します」スタスタ ジャアサッソクレンシュウネ エッ? フフッ、イクワヨ ウワァァァァ!? はやり「ふわぁ……」ネムネム 556 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 42 00.38 ID TSuCFpdKo [3/10] 【数時間後 アクセル1】 ガヤガヤガヤ はやり「Zzzzz……」 スタスタ 竜華「お疲れやなぁ」クスッ 煌「あらあら、こんな場所じゃ風邪をひいちゃいますね」サッ ファサッ はやり「んふ……京太郎君……ムニャ」ネムネム 久「昨日はあれだけ【私も京太郎君に教えたーい!】って騒いでたのにね」クスッ 竜華「あれは大変やったなぁ」 スタスタ 京太郎「うぅ、絞り取られたぁ……」バタッ 美穂子「お疲れ様です、若」ヨシヨシ 京太郎「ありがとうございます。って、どうかしたんですか?」 竜華「ああ、瑞原プロの事なんやけど」 京太郎「はやりさんですか?」 竜華「育成の事やらなんやらをずっとお願いしとるけど、実際にレッスン見て貰ったことないやん?」 そう言われればそうだ スキル、というのが抽象的すぎてやる機会が無かったというのもあるけど 煌「それで瑞原プロ、昨日遂に暴走してなぁ……」 久「三日前の打ち上げでお酒を飲んでどんちゃん騒ぎ」 京太郎「そ、そんなことがあったんですね……」 美穂子「若は早めに帰ったのでご存知ないかと」 京太郎「すいません。俺のせいで」 知らず知らずのうちにはやりさんにそんな不満を与えていたなんて 俺、悪いことしちまったかな はやり「Zzzz」ムニャムニャ 竜華「ううん、京太郎君が気にすることやないし」 京太郎「でも!」 竜華「それに、瑞原プロがいじけたのは……自分が教えられないことやないと思う」 京太郎「え?」 久「……力になりたかったのよ、きっと。他のみんなと同じようにね」 557 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 46 30.22 ID TSuCFpdKo [4/10] 京太郎「そんな……! だってはやりさんは頑張ってくれてるじゃないですか!」 俺の育成に関して、バランスを取ってくれるはやりさん 正直この人がいなければ、今頃俺はダウンしているだろう 竜華「せや、だから京太郎君」 京太郎「はい、なんですか?」 煌「……とっておきの夢、見させてあげませんか?」ウィンク 京太郎「とってきの、夢?」 それって、一体――? はやり「むにゃむにゃ……」 竜華「それは!」 京太郎「!!」 コンマ安価↓3 00~09 一晩を明かす (強制ED) 10~49 一日付きっきりでレッスンする 50~89 一緒に食事する 90~99 一日デートする ゾロ目 はやりんEDだよっ☆ 562 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 00 55 45.26 ID TSuCFpdKo [5/10] 【翌日 アクセル1】 はやり「うぅっ……昨日は事務所で寝ちゃうなんて」ズゥーン 京太郎君とかに寝顔見られちゃったかなぁ……? 恥ずかしいよぉ…… はやり「だ、大丈夫。はやりはまだまだイける♪」 そういうことにしておこう そうしよう☆ ガチャッ はやり「おはようございまーす☆」 京太郎「あ、はやりさん。おはようございます」ニコッ はやり「おはよう。あれ? 一人?」 どうしたのかな? 今日は朝から演技のレッスンが入ってたハズだけど? 京太郎「実は霞さんが急なぎっくりおもちで来れなくなりまして……」 はやり「え!? 大丈夫なの!?」 京太郎「はい。なので、今日ははやりさんに見てもらおうかと」 はやり「うぇっ!?」ドキッ ちょ、ちょっと待って! 私が京太郎君に!? はやり「あ、あわあわっ☆」 淡「呼ん――」 菫「お前はこっちに来い!」ガシッ シュタタタッ! はやり「あれ? 今誰か――」 京太郎「あっ、あー!!! そ、それとですね!!」アセアセ はやり「??」 京太郎「今日は宥さん、玄さん、明華さん、菫さんもぎっくりおもちでお休みです」 はやり「え、ええええ!? どういうことなの!?」 京太郎「それどころか、事務所のアイドル担当チームの全員ぎっくりおもちです」 はやり「インフルエンザみたいだね。……というか、なんか嘘っぽいなぁ?」ジロッ 京太郎「あっ、ちなみに透華さんもです」メソラシ はやり「せ、世界の終わりがくるっ!?」ビクビク 透華「ちょっと待ちなさいですわ……」ゴゴゴゴゴッ 竜華「お、落ち着くんや!」ガシッ! 566 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 01 11 53.33 ID TSuCFpdKo [6/10] 京太郎「と、とにかく! そういうことなので!」ガシッ はやり「ひゃ、ひゃいっ!?」ドキッ ドキドキドキドキ え? 何これ? 京太郎君が近い、近いよぉ……// はやり「……//」カァァァ 京太郎「今日ははやりさんが、俺のレッスンを見て貰えますか?」 はやり「わ、私なんかで、そのっ、いいのかな?」モジモジ 京太郎「はい。勿論です」ニィッ はやり「~~~っ」ブシュゥゥゥ 京太郎「ダメ、ですか?」 はやり「う、ううんっ! ダメじゃないよっ!」アセアセ 京太郎「……」ジィーッ はやり「……」ガバッ 京太郎「はいっ!?」サッ ギュゥゥゥウゥ はやり「ふふっ……♪」スリスリ 京太郎「はやりさん……」ナデナデ はやり「んふー♪ 今日は一日、頑張ろうねっ☆」 京太郎「はいっ」ニコッ 正直、京太郎君がこうして私だけを見てくれるなんて……夢みたい これから先、こんな機会なんて存在しないかもしれない だから―― はやり「ねぇ、京太郎君」 京太郎「はい?」ニッコリ 私なりに―― はやり「んー♪」スッ チュッ ロッカー「!?」ガタガタガタッ!? 私なりに、背伸びしてもいいよね? 京太郎「え? 今の……?」ドキドキ はやり「ふふっ、今度は口――狙っちゃおっかな?」 京太郎「ええっ!?」カァァァ はやり「あははっ!」 ロッカー「「「「「「「「「「……」」」」」」」」」」」メラメラメラ! 569 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 01 32 48.67 ID TSuCFpdKo [7/10] はやり「私は厳しいからねっ!」 京太郎「はい! 望むところです」ニカッ こうして、私と京太郎君のレッスンが始まった 久しぶりのレッスンで色々と戸惑うこともあったけど、京太郎君とのレッスンはやっぱり楽しい ~~~ はやり「はい。お疲れ様。これで今日のレッスンは終わり☆」 京太郎「よっしゃ! はやりさん、ありがとうございます!」 はやり「昔に比べて成長したね。ふふっ、音痴だったころが懐かしい……」クスクス 京太郎「や、やめてくださいよ!」カァァ 京太郎君はどんどん成長してる それを教えるメンバーも、少しずつ成長しているんだよね はやり「私も、負けてられないなぁ」クスッ 京太郎「え?」 はやり「……見ていてね京太郎君。私、頑張るから」 私に出来ることは京太郎君を指導することだけじゃない 今いるコーチを指揮すること、そして―― はやり「私自身も、次のステージへ」ゴゴゴッ 京太郎「!!」ゾワッ あの時の仕返し、楽しみにしていてね! 小鍛治プロ! ~~~ 健夜「!?」ビクッ 恒子「どうかしたんですか?」 健夜「……えと、今寒気が」 恒子「寒気?」 健夜「も、もしかして須賀君が応援してくれてるのかな?」エヘヘ 恒子「(ないわー)」 ~~~ 京太郎「それじゃあ、今日は帰りましょうか」 はやり「うんっ!」 それに――私はやっぱり気づいちゃった 京太郎「一緒に帰るの、久しぶりですね」クスクス はやり「えへへっ、手をつないじゃお♪」ギュー 京太郎「わ、わっ!?」ドキッ やっぱり私―― はやり「もう、離してやらないもんね☆」 京太郎「あわわ!?」 はやり「かわいいっ!」ホオズリ フニュグニュン 京太郎「あばばばっ!?」 この人のこと、好きなんだって カンッ 573 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 01 45 34.52 ID TSuCFpdKo [8/10] 【お ま け】 ~~ロッカー内~~ 竜華「なぁ……隠れて様子見るんはええんやけど」ギュウギュウ 煌「はい……」ギュムギュム 久「なんで、みんなで入ってるのかしら?」ギュ^ギュー 透華「あんまりですわ……」グリグリ 美穂子「あぁ、上埜さんっ!?」ゾクゾク 菫「そもそも、これロッカーって大きさじゃないような……」コンワク 宥「あったかい……あつい、あつぅい……」ギュムギュムゥゥウ 玄「おも、おもちぃ……グヘヘ、おもちぃ」ワキワキ 明華「い、息が……」ギュウゥゥゥ 霞「ちょっと、そこはダメよ……んっ!?」ビクンッ 淡「くるしぃよー」ジタバタ 和「あ、暴れないでくださいっ!」 照「もう、ダメ――」 ガタガタガタガタガタ! バッタァァァーン!! 女子s「なにゃっ!?」ズシャァァァ!? 京太郎「あっ」 はやり「?」 …… 女子s「……」 京太郎「……」 はやり「……これ、どういうことかな?」ニコニコ ハヤリンビーム☆ ドゴォォォオオォォォォンン?! ウギャァァー!? 京太郎「やれやれ。締まらないなぁ、やっぱり」クスッ でも、この方が俺ららしいよな 京太郎「ですよね、竜華さん?」 竜華「いいから助けんかーい!!」 チュドォォォオンン! 竜華「」バタリ 京太郎「あ、死んだ」 カンッ 574 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/25(火) 01 58 53.16 ID TSuCFpdKo [9/10] 【次回予告】 それは――終わりの始まりにすぎなかった ゆみ「全く、こんな場所に呼び出して……」 桃子「見せたいものってなんすかね?」 数多のファンの中でも―― 【彼女】はひと握りの偏愛の持ち主である 智美「待たせたなーみんな」ワハハ そんな彼女の見せた―― 佳織「さ、智美……ちゃん?」 智美「京太郎君がお好き? 結構、ではますます好きになるぞー」ニヤリ 愛情の証 智美「みんなにコレを見せたくて――」 睦月「京太郎君といえば、今日ここに――」 そして―― その愛の証と、一人の大ファンと―― 京太郎「お久しぶりです」ニッコリ アイドルが交差する時 智美「……ここで、逃がす手は無い」ニヤァ ゆみ「お前、まさか!?」 智美「飼えばいいんだろー?」クスクス 世界は――光を失う 【次回 究極の愛は痛みだって、どっかの誰かが言っていた の巻】 智美「餌は美味しいかー? キョウタロー」ナデナデ ??「……わぅっ!」モグモグ ※ このスレはほのぼのです 588 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 22 31 27.78 ID ofPzq5meo [2/12] それは……京太郎が帰国して数日が経った日の事であった 世間では京太郎のアイドル復活に歓喜し、こぞって報道を行っている そんな狂喜乱舞するファンの中でも、さらに人一倍喜びを噛み締めるファンがいた そう、その人物こそ―― \ | ハリ .| ∨ / \ | 丿 弋 ̄ ̄マ フ .| \ \  ̄ ̄\ \.........メ / / \ \ | \ / / ハ | 丶、 _, イ´ / \ / ̄\ ´ ´| ノ  ̄  ̄  ̄ ..../ 丶、、、 /| リ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄゛゛゛゛゛ \ |" ヾ\ / ゙゙\ \ / 〉 |\/ ヽ \ /\ /∨ \ <<究極の愛は痛みだって、どっかの誰かが言っていた の巻>> 【長野 某所】 ゆみ「お、早いな」スタスタ 桃子「お疲れっす!」 ここは鶴賀学園から少し離れた場所にある広場 俗に言う空き地のようなものだが、人はいない 廃材や、捨てられた車などが放棄されているからである ゆみ「……ん?」 睦月「あっ、お待たせしました!」トタタッ 佳織「ごめんなさいっ!」 桃子「いえいえ、私達も今来たとこっすから」 地元の子供ですら、親に言われて近づかないような空き地 ここに彼女達が集まっているのには理由がある ゆみ「しかし遅いな蒲原の奴」ハァ 佳織「え? まだ来てない……?」キョトン ゆみ「全く、こんな場所に呼び出して……」 桃子「見せたいものってなんすかね?」 そう、ともに戦った戦友の呼び出し それが彼女達が集った理由なのだ 589 名前:車の違いは気にしない ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 22 44 15.49 ID ofPzq5meo [3/12] だが、当の呼び出した本人が来ない 睦月「何か急用とかじゃ?」 ゆみ「いや、それならメールの一通ぐらい……」 普段の彼女なら、それくらいはする それなら一体――? プップー!! 桃子「!?」ビクッ ゆみ「クラクション? 蒲原か!」 クラクションを響かせながら車が空き地へと侵入してきた その窓からは彼女たちのよく知る友人、蒲原智美が顔を出している 智美「待たせたなーみんな」ワハハ 佳織「さ、智美……ちゃん?」 紛れもなく、自分たちの知る蒲原智美 乗っている車も苦い記憶とともに刻まれたものと同じタイプのものだ だが――決定的に違う部分がある ________________________ / ─────── / ,───ヽ_,...---、_,.、.-─---ヽ ,/∧ ∧ ワハハ //| ./ / / ヽー-、 .ヽヽ ,/<(゚∀゚ )> //| /. , ! iハ!/メ、.i | \ .ヽ| _∠__( _) __ //_|ニ)___ イ { ヽN 'i !/!人iヽi.___|_| /.__,、,-z . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_ / | _1 i( _ 丶 \ __| //.〃 〉 ス __ / ノ/ ̄ ̄| ̄ . / `Yリヽ '、_)'´!`ー` .\_| / // ノ ((从从ル.=//_ /________| / .. | ,. _/ __________| | ̄ ."ヾ(l ゚ -゚ノ".]┘ ̄ ̄ /;;;;;;;ヽ | ̄/. 、 ト、ィ' . ̄/;;;;;;ヽ ノ |二|└────┘ |二)__|_| (∴) |__|_____|_____| (∴) |____ノ  ̄ ̄ゞゝ;;;;ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゞ_ゝ _ノ ゞ;;;;;;ノ ゞゝ _ノ ゆみ「」 桃子「」 睦月「」 佳織「……」キュンッ ごらんの有様である 592 名前:車の違いは気にしない ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 22 53 51.97 ID ofPzq5meo [4/12] 痛い車 略して痛車 名前は知っている、あのアニメのキャラとかを貼り付けてるアレでしょ? それが加治木ゆみ達の認識であった ゆみ「(だが、これはなんだ?)」 桃子「」ブルブルブル 睦月「」シーン 全くもって理解不能 高架橋に落書きをする不良と同レベルにしか思えない それが加治木ゆみ達の見解となった 佳織「……(触りたい)」ドキドキ まぁ、約一名を除いてであるが バタンッ 智美「遅くなってごめんなー」ペコペコ ゆみ「か、蒲原……お、お前?」 智美「ん? これに気づいちゃったか?」ワハハハ 気づくも何も、気づかない方が無理なレベルである 桃子「な、なんすか、これ?」ワナワナ 智美「須賀京太郎君だけど?」 桃子「いえ、そういうことじゃなく」 智美「京太郎君はアイドル。一時遅れを取ったが、今や巻き返しの時だからなー」ワハハ _,. ...,,_ ,. ' ´ ` 丶. , ´ , , ヽ , ' / / / , 、丶 / / 〃 / / 〃 / ヽ、 ヽ、\ ,' 〃 ,イl 〃 / // l / 丶 . i ヾ 、 i !i /〃 | !ム l-!-|l | l ,ィl、ヽヽ ! |l / /ハ [」!,,,」__ヽ! l-l、/ lハ ! | i ヾ|!〃__7'´ r' ;,i「ヽ , = 「 /l ! // `、 l/ /! ヽ_ ヾ;;;ツ __ ' r';i!Yノイ|y' ヽ! 〃! ` ‐-- '´ ヽヾ' ト、 !lハヽ. ト !| lj /// ' ` 7'i´ リ l i l ヾヽ、 _,.. _ / ! 〃l// ヽ、.ト、 !` 、 ´ , ´ 〃 //´________,ィ'^| 、/l `r - ' ´ |l リ l ヽ X ハ、 !| { l ノヽ > / `rー-- 、 〃 l l ヽ∧_∧! l ぐ 丿 ヽ、 /ヽ! ∨ヽ/ 〉´ 佳織「うわぁ、うわぁ……♪」サワサワ 智美「おっ、佳織は興味あるのかー?」ワクワク 佳織「えっ!? えとっ、その……この人、知ってるから……//」カァッ 智美「京太郎君がお好き? 結構、ではますます好きになるぞー」ニヤリ 佳織「そ、そそそういうわけじゃないよ!」アセアセ 593 名前:車の違いは気にしない ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 02 06.76 ID ofPzq5meo [5/12] 智美「遠慮することは無い無い」ワハハ ゆみ「待て、落ち着くんだ。少し頭の整理をさせてくれ」 智美「それじゃあこの携帯テレビで」ドンッ テレビくん「オッスオネガイシマース」 ゆみ「聞け!」 智美「ソルサキの名シーンを……」ピッ ザザーッ テレビくん「(京太郎ドアップ)」デデーン 桃子「あ、イケメン」 ゆみ「相変わらずいい男だな」 睦月「流石ですよね」 佳織「あわわっ!?」 ~~~三十分経過~~ 智美「ということで、京太郎君の良さはわかってもらえたと思うぞー」ワハハ ゆみ「」ゲンナリ 桃子「あの、もしかして私たちをここに呼んだ理由って……?」 智美「うん」ニッコリ / 丶 / / \ / / / / ヽ / / / / / ヽ , / // /!`メ、| /! , | |. | ', ′ __.. 彡 | | | |/_|メ、| { ,' / | /|. | ', l >─ |ハ lx仡斥㍉|ハ /}/_斗イ | / | l \ / |. {{ { // } ' , / 仡斥㍉,|/| | 八. \ / \| V //ノ ` { // } }} / / \ \ /; /! `¨´ V //ノ / /|/ ヽ > {∧ | l __ `¨´ 厶イ ! \ ヽ |小、 l  ̄ 7 / | / {八\ \___ / /! }ノ , '′ _/ \丶. __ .. 、<_ _从/-‐ '′ ___.. イ ', \_ _jヘ、 x< | ', /⌒V ヽ._ / ヽ | , /ヽ ハ \  ̄`ヽ ', | ∧ / 〉‐{ ,\ 〉 ', | ', └--/ ‘、 / } i ヽ/ ', 智美「みんなにコレを見せたくて」 ゆみ「」チーン 桃子「うわーお」 佳織「(やっぱりカッコイイ……ストームファンやめようかな)」ウーン 睦月「あ、そうだ」ポンッ 智美「ん? むっきーどうかしたのか?」 594 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 06 40.01 ID ofPzq5meo [6/12] 睦月「いえ。京太郎君で思い出したんですが」 智美「何を?」 睦月「今日、私の家に来るんですよ」 智美「ふーん」 睦月「ビデオ見たせいで約束の時間まであと十分くらいしかないです」 智美「へぇ……」 睦月「……はい」 智美「……」 睦月「……」 智美「えっ?」 睦月「はい?」 智美「誰が来るって?」 睦月「須賀京太郎君が」 智美「どこに?」 睦月「私の家に」 智美「」 ,......-‐‐-...、 __ / 丿 . . . . . . . . .ヽヽ ,、 ,、 / /{ ; . ヽ, | | ././ / ;'' ljへ、 ヽ; l l | | /./ / /‐-、 r‐‐`‐ヽ j l ,ィ.l`iィ i ,' /.弋フ` 弋フ l;-、 ノ l l_f} ヽ .l ;'/ l , '´/' l | { l. ;/ ! _ __ ィ-/ | l_,ヽゝ | ,..--..ヽ_ , .ィ !/ ,ィ'ク´く | .| ハ ヾ / /`Tヽ,-‐ / .j _ / j | .| イ 、 l / !イ 、/ / / ノ l | i'´ =- _ _l .´ レ l ./ _/ レ //¨ | |__,ィ='´ ./ ヽ . | レ . _ _ / / l .! ヽ ヽ - _ .l ヽ!// Y | ヽ、 _ ヾ 、r'´ .! / } | .ス ノ '、 | j' '、___,. ィ'=-''´¨ } . . .d / } . .l イ / . .| / ! / | ノ . l 智美「ほ、ほわぁぁぁぁぁぁ!?」ガタガタガタ 桃子「え? えっ!?」 ゆみ「ど、どういうことだ!?」 佳織「」 睦月「あれ? 言ってませんでした?」 600 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 15 14.47 ID ofPzq5meo [7/12] 【二日ほど前 ブレイド収録スタジオ】 ハイ、オッケーデ-ス スコシキュウケイシマース 一「ふわぁ、疲れたよー」パタパタ チラッ 京太郎「ぶはっ!?」 一「あれ? どうかしたの?」キョトン 京太郎「い、いえ……(服をパタパタさせると俺には丸見えなんですが……)」ハナジダラダラ 一「??」 咏「こら、何をやってるのかねぃこの痴女は!」ペチンコ 一「あいたぁー!? ウタちゃん何すんのさ!」 咏「役では年下でも、現実じゃ敬えよー」グリグリ 一「あにゃにゃっ!?」イタタタ いちご「(い、今がチャンスじゃ!)」タタタッ 憧「辛味噌」スッ いちご「あっ!」ピタッ ソレタベテモイイカナ? イイワヨー 京太郎「あはは。みんな元気ですね」クスクス ガチャッ 京太郎「ん?」 睦月「あ、あのー?」 京太郎「あれ、貴方は確か――」 睦月「うわっ!? 京太郎君だ!」ビクッ 京太郎「確か鶴賀の……?」 睦月「(うわやばっ……近くで見ると本当に……!!)」 京太郎(容姿S)「?」キラキラキラキラ 睦月「あ、えっと、その……//」ドキドキドキッ 601 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 23 47.96 ID ofPzq5meo [8/12] ~~そんなこんなで~~~ 監督「ということで、彼女が最後の追加ライダーだって。それ一番言われてるから」 京太郎「はえー。そうだったんですね」 睦月「まさか東京旅行中にスカウトされるとは……」テレテレ 憧「あれって結構びっくりしますよねー」 咏「最強のライダーねぇ」ウーム いちご「なんだか嫌な予感がするんじゃが……」 一「あー、なんだかコーラフロート飲みたいなぁ」 監督「ふろー……と?」ピクッ 京太郎「じゃあ俺はパフェ食いたいっす。キングサイズの!」 監督「キング……?」 いちご「ちゃ、ちゃのんもストロベリーパフェを!」ビンジョウ 憧「八王子にいい店あるらしいわよ?」 咏「じゃあ、みんなで行くかねー」 えり「うぅ、甘いモノは……」オナカサスサス 監督「はち、王子……ジャック?」 一「うぅ、ボクだって連れてってよね!」 咏「お前はフロートで我慢しろってのー」ウリャウリャ 監督「キング、ジャック……一人だけフロート。これはいいかもしれない」ウゥム 睦月「???」 京太郎「それより、津山さん。ちょっといいですか?」 睦月「え? はい」 京太郎「実は、お聞きしたいことがあるんですけど」 睦月「なんですか?」 京太郎「犬――好きですか?」 睦月「……へっ?」 ~~~~~ 睦月「ということでして」 一同「」 603 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 34 13.51 ID ofPzq5meo [9/12] 睦月「何か変なことありました?」 ゆみ「い、いや色々とおかしい。だが、お前が仮面ライダーに出ることは百歩置いておこう」グギギギ 桃子「そうっすね。そこに突っ込みいれるとキリが無いっすから」トオイメ 智美「そ、それでなんで京太郎君が!?」クワッ 睦月「実は子犬の飼い主をさがしているらしくて」 佳織「子犬?」 睦月「それで、一度見て欲しいってなって……それで」 智美「」 ゆみ「なるほど。しかしまたどうして?」 睦月「捨て犬を見逃せなかったらしいですよ」 桃子「へぇ、いいとこあるっすね」 智美「やっぱり須賀君はアイドルの鑑じゃないか!」カンキ 睦月「とまぁこういう経緯でして」 智美「いや。それなら急いでむっきーの家に行こう、そうしよう」ワハハ ゆみ「正気か!?」 智美「須賀君に会うためならなんでもするぞー」ワハハ 桃子「ん?」 佳織「今――」 睦月「なんでも……」 スタスタ ?「あ、いたいた!」 一同「え?」 ?「よかった。自宅の方に行ったら、ここに向かったって聞いて捜してたんですよ!」 智美「こ、この声は――?」ドクンッ ゆみ「まさか、そんな!?」 桃子「す、須賀……」 _ , 、 /ィ--∨ .- 、 __/ , , } l \ ` ー-, | /{ { l | | . /_/ | / 从 ,-}/、 |l | / 从 -rォⅥ /rォ- }イ { _` ̄´ { {rI ゞ ,}' ゞ } }∧ Y {{ |Y } 从∧ _ 八{ 「l | || | | | Ⅵ 、 ` ー` イ / ' { ー '' ' | /^〉 「//}` ー ´r'-、 | ' ノ_,」// | |/()| . /´ //////∧_ r '///>- 、 ∧ _人 イ///////∧-}//////////> 、 {//\___「///////// ∨////////////∧ |////()/}//////////{/////====/// //| 京太郎「お久しぶりです」ニッコリ 睦月「久しぶりだね」ニッコリ 智美「アプシェリッヒリッタァァァァァ!?」ドヒュゥゥゥン!! 607 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 45 59.49 ID ofPzq5meo [10/12] 京太郎「ん? うわっ! 鶴賀のメンバー勢ぞろいじゃないですか!」 ゆみ「あ、ああ。久しぶりだな須賀君」 京太郎(容姿S)「加治木さん! お久しぶりです」ニコッ ギュルルルルルル!! ゆみ「」ドゴォォォォン! 桃子「せ、せんぱぁぁぁい!?」 佳織「は、はわわっ!?」ガタガタ 京太郎「だ、大丈夫ですか?」サッ ギュッ ゆみ「うぼぁ!?」ガクガク 桃子「おいゴルァァァ!? 何気安く触ってんすかぁぁぁ!?」ガシッ 京太郎(容姿S)「あっ……すみません」シュンッ 桃子「(え、何こいつ超可愛いっす……)」ドキッ ゆみ「わ、私は大丈夫だ。少し、気が動転しただけだ」 京太郎「そうなんですか?」 智美「あ、あの、あの! きょ、京太郎君!」ドキドキ 京太郎「あ、蒲原さん! クリスマス以来ですね!」ニッコリ 智美「んひっ♪」プシッ 京太郎「? どうかしました?」 智美「そ、そうだなー……」スッ ギュッ 京太郎「また会えて嬉しいです」ニギニギ 智美「」ジュワァーン 京太郎「(なんかすっげぇ手が湿ってる――)」ウーム 睦月「(今のうちに痛車にブルーシート被せてあげよう)」ガサガサ 佳織「優しいね……」 睦月「まぁ、京太郎君なら喜びそうだけど」 京太郎「……?」 コンマ安価↓3 00~09 ゆみちん暴走モード 10~49 普通に会話 50~89 痛車に気づく 90~99 ほのぼのストーカー誕生(桃子) ゾロ目 智美ED 621 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/27(木) 23 57 01.56 ID ofPzq5meo [12/12] 智美「(もう一生洗わないぞー)」スンスンッ ゆみ「」ビクビク 桃子「アリエナイッス、ワタシガオトコニセンパイイガイノオトコニ……」ブツブツブツブツブツ 佳織「うわぁ……」 京太郎「さて。じゃあ挨拶も済みましたし、本題に入りましょうか」 睦月「そういえば子犬はどこに?」 京太郎「そうだ。おいで、ホロ!」パンパン タタタタッ ホロ「わうっ」ハッハッ 睦月「おー、可愛いー」ナデナデ ホロ「がぶっ」 睦月「わー、痛いー」グリグリ 京太郎「すみません。こいつ、思いのほか凶暴で」 睦月「うーん。私は嫌われてるかな」 ホロ「ぐるるるる」 京太郎「どうどう。困ったな、他に頼れる人もいなくて……」 睦月「そうなると――」 智美「!」ピキィーン! ビシィッ!! 京太郎「?」 睦月「え?」 智美「その犬……私が飼う」バァーン! 京太郎&むっきー「「ウェッ!?」」 智美「それなら問題ないハズだぞー」ワハハ 京太郎「そうですけど、いいんですか?」 智美「問題ない、問題無い」ワハハ 睦月「ちょ、ちょっと!」コソコソ 智美「んー?」 睦月「本気なんですか?」ヒソヒソ 智美「折角のチャンスだしなぁ……」ニコニコ 睦月「で、でも!」 智美「……ここで、逃がす手は無い」ニヤァ 睦月「!?」ゾワッ 京太郎「??」 選択安価 ↓2 1 ほのぼのえんど 2 かんっきんっ えんど 624 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 05 39.89 ID 4tt9OnB+o [1/10] 京太郎「でもホロが懐くかどうか……」 ホロ「わぅっ!」タタタッ 智美「……」ジィーッ ホロ「……」ジィーッ ※ ここからは脳内言語でお楽しみください ホロ「お姉ちゃんもきょうたろーをいじめる?」 智美「私は何があっても京太郎君を裏切らないぞー」 ホロ「ほんとぉ?」 智美「勿論、例えロケットで宇宙に飛ばされて体がバラバラにされても愛し続けるからなー」ワハハ ホロ「……なら、大丈夫」タタッ 京太郎「!?」 ホロ「きゅぅーん」スリスリ 智美「可愛い奴だぞー」ワハハ 京太郎「ほっ」 睦月「(なんか複雑な心境――)」ズゥーン 京太郎「じゃあ蒲原さん。お願いしますね」 智美「ああ。責任をもって育てる」ナデナデ ホロ「わうっ!」 京太郎「俺も、仕事の無い日に様子を見に来たりしますから」ニコッ 智美「あ、そっかー(ダメだ……まだ、まだ笑うな)」 京太郎「ダメですか?」 智美「勿論いいぞー(こらえるんだ……しかし……)」ワハハ 京太郎「ありがとうございます」 睦月「笑ってるやん」 ゆみ「ああ、笑ってるな」 佳織「智美ちゃん……」ショボォーン 桃子「ブツブツブツブツブツブツブツ」 こうして、蒲原智美の謀略は成功した とは言っても、この時の彼女は知る由も無かった この子犬を拾ったのは京太郎と―― もう一人いること 痛車「」ポツーン そして、数ヶ月が過ぎた―― 625 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 14 20.61 ID 4tt9OnB+o [2/10] 【数ヶ月後 蒲原邸】 ホロを引き取ってから数ヶ月 そのわずかな期間は智美にとって、まさに至福の時間であった 完全復活した京太郎は仕事に出まくり、人気も絶頂 そしてわずかな休日の間を縫っては自分に……ホロに会いに来てくれる 須賀京太郎を応援するファンとして、これ以上に無い幸せであった だがしかし、一つだけ盲点があるとすれば それは―― 智美「まさか、まさか――」 ホロ「わぅ~♪」 和「あはは、くすぐったいですよ」 京太郎「こら、ホロ! うらやまけしからん奴め!」 イチャイチャ~ン 智美「おのれおのれおのれ……」グギギギギッ そう、もう一人の拾い主である原村和 彼女もまた、京太郎と一緒にホロに会いに来るのだ 京太郎「ふぅ……ごめんな。何度も押しかけて」 智美「ううん。気にしてないぞー」ワハハ 京太郎「和も喜んでるし、本当に智美には世話になってる」 智美「……うん」 この数ヶ月で、智美は薄々勘付いていた 京太郎は原村和に好意を寄せている それは――原村和が京太郎に寄せる想いと同じように 智美「……」 しかし、だからと言って智美には何もできない 今更ホロを返すなんて非常識だし、かといって正面切って問いかける程の勇気も無い ただ、現状を続けるだけ 自分の家が京太郎と和の逢瀬に使われている その光景をただ目に焼き付けて、悔しがって 苦しんで、涙をのむ他ないのだ それだけで、自分は幸せなのだから―― 京太郎「おい和! たまには交代だ!」スクッ 和「あ、はい! じゃあ私も少し休みますね」タタタッ 智美「あっ」 今もこうして、自分の横から去っていく彼を呼び止められない 自分は一体―― 彼にとってなんなのであろうか? 626 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 24 44.68 ID 4tt9OnB+o [3/10] 和「ふぅ……。すみません、毎度お邪魔して」 智美「……わ、わはは」 和「蒲原……さん?」 智美「それ、さっき京太郎君からも聞いたぞー」ウツムキ 和「え?」 智美「通じあって……るんだなーって」ズキン 和「……」 ジワっと涙が溢れそうになる それを必死に抑えようとするが、もはや自分の意思ではどうにもならない あの人の前では笑顔で有り続けようと思っていた なのに――どうしても涙が止まらない 自分はこんなにも弱かったのか 智美はただ、情けなさを感じるばかりだった 和「……はぁ、蒲原さん。アナタ、何も見えてないんですね」 智美「え?」 涙をこする智美に、和は憮然と言い放つ その声色には少しばかり嫉妬のようなものが感じ取れた 和「彼が――須賀君が年上にタメ口なのは、アナタだけです」 智美「は?」 一体それがなんの関係が? そう返そうとする間もなく、和はすかさず続ける 和「ほぼ休みの無いスケジュールをやりくりして、どうにか週に一度はここに来ようとする」 智美「え? それって――」 和「……最近の口癖は――」 ~~~~ 京太郎「よし、これで智美がまた喜んでくれるかな……?」ヘヘッ ~~~~ 和「――だそうですよ」ジトッ 智美「……え?」 意味が分からない 今日はエイプリルフールではないし、目の前の少女がこんな嘘を吐くとも思えない じゃあ、どういうこと? 今のは…… 智美「本当、なのかー……?」 和「……どうして私が、敵に塩を……」ボソッ そう言って、和は立ち上がる 智美の質問には意地でも答えないという意思表示なのだろう 628 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 36 08.25 ID 4tt9OnB+o [4/10] 和「それと……リタイアするのは勝手ですけど、一つだけ言います」バッ 智美「えっ?」ドキッ 和「最後は、私が勝ちます」 智美「……原村和」ギュッ ああ、そうだった 目の前のこの少女は―― これまで何度彼に相手にされなくても どれだけ想いをへし折られても、諦めずにただ前へ進んできた 和「だから、少しは抵抗してくださいね」 それゆえの自信 自分が負けるハズが無いという――想いの強さ なのに自分はどうだ? 昔からこの少女を妬むばかりで、何もしようしなかった 無いものねだりで、自分の価値を下げていたのだ 和「じゃあ……」 智美「待って欲しいなー」 和「……」ピタッ 智美「お陰で目が覚めたぞ」ニカッ 蒲原智美は笑う そこには一片の迷いも無い あるのは決意 絶対に自分の想いを叶えるんだという、覚悟 智美「京太郎君は、私のモノにする」 和「奇遇ですね。私も同じ気持ちです」 だからもう諦めない 涙なんて必要無い だって、彼は―― 京太郎「おーい、二人共! こっち来いよ!」ニカッ 智美「ワハハー! 今行くぞー!」ダッ ⌒ヽ ___ __} ^∠⌒` . ´ ` . / \ / ./ \ / / / \ \. / / / / { / | . | . / / / . / /-- | { | l ∧ . / . .| . i /l/ __八 八l/ ' . .| . / | . | .|_ァ'^~苧ト\ /l/^苧ト、_| | .. \ |八 `{ __)刈 \ / __)刈 リ / .. \ . . .| 乂__ソ 乂_,ソ 厶イ 〉 \ . | , | / \| . _____ . | . / 八 人 ∨ ノ 人 八/ \个 . ー‐ . 个 / |八 i - i /l 八/ _\ノ |/ ノ'_ __ -‐/´⌒く____ '⌒` 、‐- __ / | i i i i |\ / ` 、 / | i i i i | ------- \ 京太郎「……ああ、いい表情だ」クスッ 彼女の、素敵な笑顔に恋しているのだから ED4 ~~それはまるで太陽のような~~ 640 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 00 54 21.10 ID 4tt9OnB+o [6/10] 京太郎「本当に助かりました」ニコニコ 智美「ワハハ。私もちょうど犬が欲しかったんだぞー(大嘘)」 京太郎「でもよかった。これで和も喜びますよ」 智美「そっか。それはよかっ――」 京太郎「?」 智美「え? 今なんて……?」 京太郎「あ、そういえば言ってませんでしたね。実は――」 カクカウシカジカ 京太郎「ということでして。だから和と一緒に様子見に来ますね」ニコニコ 智美「トラウリヒドラッヒェェェェェェェンッ!!?」バヒュゥウゥゥン!? 京太郎「??」 ゆみ「蒲原――策士策に溺れたな」 睦月「まぁ、半分は目的達成できましたし」 佳織「(京太郎君を写メっておこう……)」パシャッピロリ~ン♪ 桃子「……」ポーッ 京太郎「ん? どうかしたか?」 . . ∠´  ̄  ̄ ` . __ . ´ ` \ ` . / . /⌒ \ / . / \ ヽ . ' . / ヽ / . . ' . / . / ./ /. . ⌒l i Y. / . / . / . // // // / | i i . . '. / . / . //__.// //. / / | l | . /. / | . ! ! .ィ´/. //` //. / / | | | i /. / ル从! / ≠ く/. //! !´/ ̄ `ヽ j ! | i /. / . /レイ「云K . ! ! i リ ≧≠く Yノ ! | /. / . / | |{ t..j| )从ルハィ云.kル' |l } !. /. / . / /| `ー ' |{t .j'ソ リ . / .' /. / . / / ∧ j/j/j ! . ー ' / . / . / .'. /. / . / / / /\ 、 /j/j/j ./ . / . / / } . / . / / / / _}\  ̄ . イ/ . / . / / レ入 . / / / 「 ⌒\. \ __ . < ル'/ . / / . / , ' ) . / / / ノ \ ___r ─‐ / . / / .、. / / __ へル'>-- -──<⌒ | .イ . / / \/ ノ「 /´  ̄- \ } \ .j / リ . /.イ /⌒ \ 〈 ! 〈  ̄\し' ∨ / ⌒_j_ / / i }\\ \ _ ___ ノヘ ノ /ノ´ ̄ `Y / ! | \ ≧ .__ __ノ __ _ ___/ ノ´ ̄ 〉ト、 | .ノ ≧=≠ } > ´ / し'´ ̄ _ ノ / jハ !/ \ __ x>´ /\ 〈 「 ̄ / _./_/ i!\.ハ! \ / /⌒\_ ./\ \入ノ / /「 ∧ i i! ./ / \ \ // / / 入 _____/ ∧ | || / / | \ .// / ∧ \ / l| | 桃子「……」ニコッ 京太郎「うっ……(可愛い、けどなんか怖い)」ドキドキ 智美「痛い……苦しい、助けて……京太郎君……」ウグググ ホロ「わぅっ!」ペロペロ こうして、ホロの飼い主が決まった! やったね智美ちゃん、家族が増えるよ!! 644 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 01 03 50.02 ID 4tt9OnB+o [7/10] 【そんなこんなで時が過ぎ】 カァーッ カァーッ! アホー! 京太郎「じゃあ津山さん。登場、お待ちしますね」 睦月「うん。またね」ブンブン ゆみ「まぁ、その……なんだ。とにかく頑張ってくれ」 佳織「お、応援する……から」 智美「わ、ワハハ……」ピクピク 京太郎「皆さんもお元気で」ニコニコ ホロ「わぅっ!」 ホロの飼い主も決まり、一安心で帰路に着こうとする京太郎 だが、彼は気づいていなかった いつの間にか鶴賀のメンバーが一人減っていること そして、自分が乗る新幹線の後部座席―― そこに…… 【新幹線内】 京太郎「ふんふ~ん♪」ドサッ トコトコトコ ストンッ __ _ . .. /. .ヽ .ヽ /. .∨ . /. ヽ .∨ . i ヽ |ヽ 、 } | | .\ 卞 广ヾf | ', { 七卞、 .从ィf斧ミ| | |\ ム ィf斧 ヾ `∨ソ ! ! | | |iヽ . Vソ i| | | . l /| i ∧ ' , i| | i . . //| ト、 込 `゚ il ィl | / | // ′ | ヽ ≧=- zi| ,从 /| i ! // } | /'´ ̄ /. .{ーi|/. 〃 L ノ ノ / | .∨ { /.i. 「. ノ} /. .彡. '⌒ヽ ∧ } } i. . ヾ. . . . . . . . . ./ '⌒\ / / / {. . . . . . . . . . . . ./ / / / ー--==彡'/ ′ } /./ // { ′ / ′ 、 { / ∧ { __ } r勹r勹r勹} 桃子「……」クスッ 京太郎「ゆ~うぐ~れ~の♪ かなぁ~たから、し~んき~ろ~ぉ♪」シャカシャカ なにやらとんでもないものをお持ち帰りしているということに つ づ く 645 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 01 14 12.86 ID 4tt9OnB+o [8/10] 【お ま け】 ~アクセル1~ 竜華「……出番、無いなぁ」ゴロゴロ 煌「まぁ、たまにはいいじゃないですか」クスクス 久「固定が決まってる人はいいわよねー。こちとら生き残りサバイバルしてるのよ?」 霞「そうね。ほんの少しフラグ建てるのだって一苦労」 ソウダソウダー! スコシハキヅカエー! コッチニマワセー ムシロキョウタロウクンヲマワシタイ 竜華「そうは言うても、需要あらへんのが悪いんと思うんよー」ゴロンゴロン 透華「まぁ!! それが本音ですのね!?」キィーッ! はやり「竜華ちゃん、それは酷いよ☆」 菫「全くだ。ヒロインというものはもっとこう、周りに気を配って……」 宥「あの、弘世さんが言っても説得力が……」 玄「皆無なのです」 菫「!?」 霞「まぁ、そうなるわね」 明華「反面教師……ですね」 菫「馬鹿な。この私が……」ワナワナ 久「とにかく! もっと京太郎君といちゃいちゃさせなさいよ!」 煌「概ね同意ですっ!」キラッ 竜華「そっちこそ本音が大概やん」 ウルセー! センソウジャーイ! ドルゥゥゥン! トゥットゥルー! 美穂子「……平和、ですね」ポケー 今日もアクセルガールズは元気です カンッ! 649 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/28(金) 01 26 07.23 ID 4tt9OnB+o [9/10] 【おまけ 2】 ~新幹線内~ 京太郎「どうだっていいよ~♪ 気の向くままに生きてるんだ~♪」 ジィーッ 桃子「ふふっ……」ニマニマ チョンチョン 桃子「ん?」クルッ / / i ヽ / / ./| | ヽ . / i | | | |ヽ . i i i ′ | i. ./| | | | i .| | .| | / | | |i |‐|‐ト |i 斗‐|┼ i .| .| |. / /|八 |八 |_.レ'.._| 八/__.}/∨}/ | | 厶イ | ヽ{{ 午不か}/ 午示下}. | | | | 弋__ソ 弋__ソ レ' | | |ハ /| | | |ヽ} ' /´| | | | 人 _ /. .| | | /i | | ` ._ ィ i .| i. .| {/.人{ |/} 厂} ー .{ア}_l_ | i . ′ ,. -‐乂¨ ̄{¨ ¨} ¨八/}/ r<. 、 | | >、 照「おい、新入り。順番守らんかいごるぁー」 桃子「へっ?」キョトン 照「京ちゃんの追っかけ、舐めてるの?(照だけに)」 淡「そうだそうだー」 咲「そうだよ(便乗)」 姫子「そげんことも分からんと?」 泉「いっぺん死んでみるか? お?」シュッシュッ 恭子「あぁ~♪ 今日も京太郎君はええ男やわぁ……//」デレデレ 洋榎「抱いてぇーな! 先っちょだけ! 先っちょだけでええねん!!」 健夜「精●ください! ●子ください!」ドゲザッ 怜「死ぬ前に――せめてその胸の中に……」ゲボァッ! ゾロゾロゾロ ワラワラワ ファン×100「「「「順番守れ」」」」 桃子「きゃああああああああああああああ!!?」 ~~~~~~~~ 桃子「はわっ!?」ガバッ い、今のは――? 京太郎「だからロンリロンリー♪ 切なくて~♪」シャカシャカ 桃子「ゆ、夢……?」ホッ よかった、ただの夢だったんすね…… コソッ 照「……」ニコォ カンッ 670 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 18 17.18 ID ysz4uuzjo [2/11] 【ブレイド 収録スタジオ】 ガヤガヤガヤ ウェーイ! 京太郎「んーっしょ! 今日はこんなもんか」グググッ トタタタッ 一「京太郎くーん!」 京太郎「あ、一さん」ヌギヌギ 一「あれ、今日はもう終わりだっけ?」 京太郎「はい。今回は出番少ないので」キガエチュウ _ r---、 ―--,´=、‐ .、 ,..〉 、_/7-´ 〉_ \ , ' {_,..ィ⌒\--、 } \⌒\ _,/ / /| / ∧ T' | ヽ_ ,. ´ {{ | 从{⌒从 { }'⌒ハ l | ` 、 r"´ , ∧l从ィ斧ミ `ィ斧ミ| | l |、 `ヽ、 、 く / / /} Vり Vり | |从 } ヽ ノ `、 `{ イ 叭 . . '__ . ☆| | / / 、 j八 { ゝ ゝ ' ..ィ| / / , \ \ 〉r、__` iー ´l .、/ イ7' / 、 { . /r-' _,} / ./ / \ 、〉、 { / .イ ' , ´ ∨ r/、_.-{/ | / / o/>-、ー o ∨ { イ .. .. ∧ { /イ ´ 乂\ 〉 〈_,. | `Tノヽ 乂| ,{_〉ノ , | / l | ′ {! . / . rく _〉-, 7<>、=r=ミ、=、< >∨ __,r ┴´ / ー'乂_ンー' .、 `ー┴、 「/ ̄/イ⌒Y⌒ヽ/⌒∨⌒\´ ¨7 ⌒´{´ ̄∨,-- l_{/⌒´ ̄\_〉イ | , | , . { '.___,{ , | | | | 一「ふーん。今日はボクもこれで上がりなんだよね」チラチラ 京太郎「へぇ、奇遇ですね」ニッコリ 一「うん。すごいよねー、奇遇だよねー」ニコニコ シーン 京太郎「……」 一「……」 え? なんなのこの間? 俺にどうしろって……? 選択安価↓3 1 食事に誘う 2 他の人と用事があるんだっけ? 3 ちょっとからかってみる 674 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 30 34.20 ID ysz4uuzjo [3/11] ____ ,. ´ __ `¨¨ヽ ,  ̄` / ヽ `ヽ / _ , ∨ 、 . / /,´ / | ヽ . / //' ' / ' / l| | ∨ l// / , / ' l| | | | | | | | | _/ ィ / { l |__|_{ |∧ }/ ' / l | ∧  ̄ {〃 Ⅵィ斧从 } /-}/-/、 , /-、 ∧} / , 从 Vり ∨イ ,イ斧ミ、}/ /⌒ } | ' / イ从 l ム Vり ム' ノ/}' ´ \∧ ' ,r ' / 、 v ァ / 从/ \ `こ イ _|、 ` r ´ //∧ /| /////∧ 「 | //////////> 、 , </∧ / {///////////////> 、 , </////// ∨__∨//////////////////>、 京太郎「それじゃあ、食事でも行きます?」 一「おぉっ! 話分かるじゃん!」エヘヘ 京太郎「ちょうどお腹も空いてましたし」 今日は付き添いの竜華さん達もいなかったから、ちょうどいい 一人で帰るのも寂しいからなぁ ガヤガヤ ザワザワ タカイワさん「お、須賀君帰りかい?」 京太郎「あ、タカイワさん! 今日もありがとうございます」 タカイワさん「今度も頑張ってくれよ」ハハハ 京太郎「勿論っす!」ペコッ カエルカー モウコンナジカンカー ヌワァァンツカレタモォォォン ヤメタクナリマスヨォー 京太郎「お、他のスタッフもそろそろ帰るみたいだな」 一「ほら、京太郎君。早く行こうよ!」グイグイ 京太郎「あっ、はい!」トテテ んー、でも折角なんだから他の人も誘うべきじゃないか? 京太郎「……」 どうする? 選択安価↓3 1 ちゃちゃのんを誘うのじゃ 2 ちゃちゃのんも誘っちゃるけぇ 3 ちゃちゃのんがええのぅ 4 咏 5 憧 6 えり ゾロ目だった場合は ちゃちゃのん以外全員(無慈悲) 683 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 40 11.21 ID ysz4uuzjo [4/11] 京太郎「(誰かいないかな……?)」キョロキョロ とは言っても今日は憧も咏さんもいないし 後は―― トタトタ えり「ふぅ……どうして私が老けメイクなんか」ズゥーン 京太郎「お!」 針生アナだ そういやあまり話したことないんだよなぁ 京太郎「あの、針生アナ!」 えり「ん? 須賀君、何か?」 一「きょ、京太郎君?」 京太郎「これから俺と一さんで食事に行くんですけど、針生アナもどうです?」ニコッ えり「え? いや……(最近お財布厳しいしなー)」ウーン 京太郎「……」 んー、なんだか渋ってるっぽい どうにか誘導できないものか えり「今日は、その」 一「ほら! こう言ってるしボク達二人で行こうよ、ね?」グイグイ 京太郎「針生アナ……」ボソッ えり「!」ビクッ 京太郎(容姿S)「ダメ、ですか?」ウワメヅカイ キラキラキューン えり「行きます」ギュッ 京太郎「わーい!」 一「……ケッ」ペッ 監督「うんうん、いいよー! もう一回行っとこうかー」ニコニコ いちご「な、なんでちゃちゃのんだけ……」シクシク 監督「……(可愛い)」ホッコリ スタッフ「(可愛い)」ホッコリ これがきっかけとなり 作品内での橘イチゴの扱いが酷いことになるとは誰が想像しただろうか ※ 全てスタッフの愛です 京太郎「じゃあ行きましょうか」 えり「……こんな年下の子に、不覚」ズゥーン 一「浮いたり沈んだり忙しいですね」ポムッ 684 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 49 28.85 ID ysz4uuzjo [5/11] 【スタジオ近く 街中】 ガヤガヤ マナイタダヨコレ! カナリマナイタダヨコレ! スッゴイマナイタ! クッ…… ウッウー! ドヒンニュウナノー 一「何食べに行く?」 京太郎「そうですね、何か希望とかあります?」 えり「いえ、特には……(えーっと、財布の中はひーふー)」ブツブツ 京太郎「一さんは?」 一「なんでもー。京太郎君は?」 京太郎「そうですねぇ……」 ここは男としてビシッと決めなきゃな 京太郎「……」 桃子「高い所を選んで、奢るという手もあるっすよ」ボソボソッ 京太郎「!?」バッ ガラーン 一「どうかしたの?」 京太郎「いえ、今声が……?」 気のせい、か? 桃子「安いところを選んで気遣いアピールも無難すね~」スゥゥゥ ガバッ 京太郎「!?」キョロキョロ なんだか分からないが、天のお告げか? とにかくこれを活かさない手はない! 桃子「……」ニマリ クスクスクス 選択安価↓3 1 牛丼屋 奢り難易度 10 2 レストラン ニ・リュー 奢り難易度 30 3 高級レストラン 一龍 奢り難易度 50 4 超絶高級料理 ト・リ・コ 奢り難易度 70 ※奢り難易度は次の判定で合格最低値の事です 688 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/03/31(月) 22 59 29.45 ID ysz4uuzjo [6/11] 【高級レストラン 一龍】 デデドンッ! 京太郎「ここです」バァーン 一「うわぁ……すっごいおっきい」 えり(石化)「」ピキッ 一「なんか超ゴージャスなとこなんだけど?」 京太郎「実は透華さんに教えてもらって、一度来てみたかったんです」 一「へぇ、とにかく入ろうよ!」 えり「あ、えと、その? 私お腹が――」 一「ほら、早く!」グイグイ えり「うぉえぁっ!?」ズルズル 京太郎「……それにしても大きいなぁ」 スタスタ 女将「おやまぁ、若い子達じゃな」 京太郎「三人、大丈夫ですか?」 女将「構いやせんよ。ほら、今日は空いとるから」 ガラガラ 女将「この部屋でどうじょ」 京太郎「ありがとうございます(このおばあちゃんすっげー腰曲がってるな)」 一「うわーメニューもたくさんあるよ!」 京太郎「へぇ、どれどれ」 捕獲レベル……245? なんだこれ、よくわからんけどとにかく美味けりゃいいや えり「」ガタガタガタガタ 京太郎「えりさん? 決まりました?」 えり「うぇっ!? いや! お、おぉ、うーん、そ、その!」 一「え? 八王?」 京太郎「あ、この八王のフルコースですか」ニッコリ えり「は?」 一「うわぁ、時価だって。すっごく高そう!」ビックリ 京太郎「流石針生アナは大人ですねー」ウヒャー えり「」 ガラッ 京太郎「すいませーん、この八王のフルコースで」 女将「はいはい」シュタタタッ 京太郎「(むっちゃ機敏だ……)」スゲェ えり「」カチコチ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3853.html
穏乃「アレ?なんか卓が綺麗になってる」 京太郎「ああ、こないだメンテナンスついでに細かいとこまで綺麗にしたんだ」 憧「椅子もなんかふかふかなんだけど……」 京太郎「少しクッション代えただけだぞ?」 玄「アレ?ここの未整理の牌譜……」 京太郎「そこのファイルに整理して入れときましたよ」 灼「学校に出す報告書は……」 京太郎「軽く書いたんで確認お願いしていいですか?」 宥「これ……カイロ?」 京太郎「余ってる奴ですけど、持ってきました」 憧「ねぇ……うちらかなり京太郎に助けてもらってない?」 穏乃「うん……」 玄「細かいところまでやってくれるよね」 灼「雑用とかほとんどやってくれてるし……」 宥「あったかい人だよね……」 穏乃「……よし!みんなで京太郎に何かしてあげましょう!!」 憧「何かって……お礼とか?」 穏乃「そう!普段色々やってくれるし、癒してあげたりとか!」 玄「いいね!」 灼「異議無し……」 宥「さ、賛成~」 憧「でも、何やるの?」 穏乃「実は山にとっておきの場所があってね!」 憧「却下。良い景色かもしんないけど、疲れさせてどうすんのよ」 穏乃「むぅ……いい考えだと思ったんだけどなー」 玄「じゃあ、うちに泊まってもらおうよ!サービスするよ!」 宥「玄ちゃん……今の時期は忙しいし、無理だと思うよ?」 玄「うぅ……癒されるのに……」 灼「癒し……普通に部活休みにする?」 穏乃「そうすれば無理やりでも休ませるってことですか?」 憧「でも、この卓とかこないだの休みにやったって言ってたし、休みにしても来そうじゃない?」 灼「む……むずかし」 宥「あ、あったかいもの送るとか、どうかな?」 穏乃「……すいません、今の時期はちょっと」 灼「まだ夏……」 憧「癒しねぇ……」 穏乃「何か思いついた?」 憧「……マッサージとか?」 灼「マッサージ……」 玄「憧ちゃんがマッサージ……」 穏乃「憧のマッサージ……」 宥「…………なんか、やめとこうか」 憧「うん……言いだしといてなんだけど、なんか無いわ」 ガチャ 晴絵「あれ?みんな集まって何してんの?」 灼「ハルちゃん」 穏乃「実は……」 説明中 晴絵「なるほどね……いい心がけだわ」 憧「でも、実際に何するのがいいか決まらないのよねー」 宥「赤土先生、何かありませんか?」 晴絵「そうだな……それじゃあ昔友達が実際にやった奴を教えよう」 穏乃「おお!さっすが!」 玄「それで、どういうのなんですか?」 晴絵「まず……」 京太郎「俺だけ後で来いって……なんなんだ?何かやらかした覚えはないし」 ガラッ 京太郎「こんにちわ…」 穏乃「えいっ!!」ドンっ 京太郎「ごふっ!?」 穏乃「あ、勢い付きすぎちゃった……大丈夫?」 京太郎「し、穏乃?一体…」 憧「ちょっと!何やってんの!」 京太郎「憧?」 憧「そんな真正面から抱きついてさ」 京太郎「え?」 穏乃「え、えへへ……」ギュ 京太郎「お、お前なに抱きついてきて…」 憧「少し場所空けないとあたしが抱きつけないじゃない!」 京太郎「はい!?」 穏乃「あ、ゴメンゴメン」 憧「全く……ん」ギュ 憧「……悪くないわね」 穏乃「だよねー」 京太郎「お、おい2人とも?いきなり抱きついてくるなんて何を…」 玄「2人じゃないんだよねー」 灼「これが」 京太郎「玄さん、灼さん?」 玄「とーう」右腕抱きつく 灼「やー」左腕抱きつく 京太郎「な、なんですと!?」 京太郎(み、右腕におもちが!?) 玄「どうですかー?」 灼「駄目?」 京太郎「だ、駄目なんかじゃないです!」 宥「じゃあ、最後は私」 京太郎「え?後ろ?」 宥「ん……」背中抱きつく 京太郎(おもちが!?厚着の中でも確かな大きさと柔らかさを誇るおもちが俺の背中に!?) 宥「ど、どう?癒される?」 京太郎「へ?癒し?」 穏乃「赤土先生がね、男の人を癒すならとりあえず抱きついてみろ、って言うから」 玄「みんなで京太郎くんに抱きついてみました!」 灼「どう?」 憧「嫌だっていうんなら……離れるけど……名残惜しいけど」 京太郎「ぜ、是非続けてください!!」 京太郎(全方位から女の子が抱きついてくるなんてありがとうございます!!……アレ、でもこれ生殺しじゃね?) 晴絵「あ……あっちは好きな人をおとす方だったか……ま、いっか」 カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3332.html
ジュンイチロー「君はこの国の行く末を担う魂があるかね?」 京太郎「俺は……俺は……」クッ… ジュンイチロー「よろしい。決心がついたらまたきなさい」 京太郎「くそっ!」 ダッタッタッ! 京太郎「ハァ……ハァ……」 京太郎「逃げてしまった……」 京太郎「俺は……どうしたら……」 ?「そこにいるの……京ちゃん?」 京太郎「……! ……咲……か?」 咲「どうしたの京ちゃん? 汗びっしょりだよ?」 京太郎「……ああ、ちょっと走ってきてな。それより咲こそこんな時間にどうしたんだ?」 咲「うん。部室の掃除してたら遅くなっちゃった。今から帰るところだがから、一緒に帰ろ?」 京太郎「ああ、そうだな……」 トボトボ・・・ 京太郎「なぁ、咲」 咲「何? 京ちゃん」 京太郎「今、幸せか?」 咲「うん? いきなり幸せかって、何?」 京太郎「うーん……、例えばさ、戦争も何十年もしてないし、コンビニ行けば食べ物はあるし、麻雀大会も毎年開催されてるじゃん」 咲「そうだね」 京太郎「そういうのが、普通じゃなくなったらどう思うかなって」 咲「それは嫌だな……] 咲「麻雀部のみんなと遊べなくなっちゃったら困るし、麻雀大会が無くなったらお姉ちゃんと和解できなくなっちゃうかも」 京太郎「そうだよな……」 咲「でもね、京ちゃん……」 京太郎「ん?」 咲「もしも……、もしもだよ?」 京太郎「もしも?」 咲「京ちゃんが何もいわず、どっか行っちゃったら、もっとやだな……」 京太郎「咲……」 咲「なーんて! わかってるのにね。京ちゃん、いつだって私たちの知らないところで何かしてきてくれたのに……」 咲「いまさらわがまま言えないよね」 京太郎「ごめん……」 咲「ううん! いいの! でも、約束して」 京太郎「約束?」 咲「必ず、帰って来るって……」 京太郎「……おう!」 京太郎「必ず、咲の元へ帰ってくる!」 咲「……約束破ったら絶交だからね!」 京太郎「ああ、心配するな!!」 咲「じゃあ、また、学校でね……」 京太郎「ああ、またな……」 咲「ぐすっ……」 タッタッタ…… 京太郎「咲……元気でな……」 次の日…… 京太郎「衆議院議員に立候補いたしました須賀京太郎です! よろしくお願いします!」 ザワザワ… ザワザワ…… 「あれ、まだ高校生じゃない」 「あんな若造が国を動かせるものか!」 ブルルルルル…… ジュンイチロー「これが須賀君の出した答えか」 タロー「あっはっは……これは一本とられましたな! して、これからどうすます?」 ジュンイチロー「決まっている!」 タロー「はて?」 ジュンイチロー「公職選挙法、改正だ!!」 「賛成多数! よって法案は可決! 衆議院議員の被選挙権が25歳から16歳に引き下げられました!」 タロー「これで後戻りはできねぇな」 ジュンイチロー「ああ、これがどうころぶか私にもわからん……」 『本日は被選挙権が引き下げられたことにより、にわかに注目を浴びだした人物、須賀京太郎さんにお越しいただいております!』 京太郎『どうも、お招きいただきありがとうございます』 傀「ご無礼、ロンです」 「ああ! 飛びやがなぁ……」 傀(須賀……京太郎か……) 『なるほど……それが選挙公約ですか』 京太郎『はい、未曾有の危機にはこれで対処するしかないと考えます』 哲「ツモ。倍満だな」 「クソッ! もうお前とは打たねぇよ!!」 哲(須賀京太郎……覚えておくか) 『しかし党を立ち上げするには党員が足りないのでは?』 京太郎『もっともな質問です。では、少しよろしいですか?』 アカギ「ククク……ロンだ。聞こえなかったのか?」 「ああ……俺の……金……」 アカギ(須賀京太郎……) 「あ、何を!?」 京太郎「俺と一緒にこの国を! 日本を変えていける!! それだけの雀力を渇望する若者を! 我が党で募集しますっ!!!」 タロー「あちゃー……。やっこさん、本気ですぜ」 ジュンイチロー「くっくっく……。これを幹事長に出しておいてくれ」 タロー「えっっ!? これは……離党届!?」 ジュンイチロー「俺も心は若いつもりだ」 タロー「おいおい、一人でいっちまうつもりですかい?」 ジュンイチロー「まさか!?」 タロー「俺も、既に持ってきちまっているのよ!」 こののち、京太郎陣営にはジュンイチロー・傀・哲・アカギといった名だたる雀士たちが集まる…… しかしここで逆風が吹く!! 朝日『須賀京太郎氏の発言からは軍靴の足音が聞こえる』 毎日『須賀京太郎氏は高校時代に女5人男1人の麻雀部に所属しており、変態プレイにいそしんでいたようである』 京太郎を危険視した政財界からマスコミを使って圧力がかかったのだ!!! 「戦争反対!!」 「京太郎はSS速報に引きこもれ!!!」 「百合を汚すな!!!!」 ザワザワ… ザワザワ…… 京太郎「やれやれ、ひどい言われようだな」 哲「で、部活ではハーレムだったのかい?」 京太郎「そんなわけないでしょ!」 ジュンイチロー「しかしこのままではまずいことは確かだ」 京太郎(くっ……どうしたらいい……?) そのころ白糸台 パシャパシャッ!! 照「みなさん、応援ありがとうございました!」ペコッ 照「……」チラッ 菫「……」コク 照「実は今日、みなさんにぜひ伝えておきたいとがあります」 ザワザワ…… ザワザワ…… 「いったいなんだ?」 「チャンピオンが私的なことを伝えるらしい」 「どんなことを言うんだ!?」 照『それは、衆議院議員立候補者の須賀京太郎氏のことです』 照『世間では部活を利用しハーレムプレイをしていたという悪評がたっておりますが……』 照『それは根も葉もない噂です』 京太郎「こっこれは!?」 ジュンイチロー「どうやら神風が吹いたようだ」 哲「ほとほと悪運が強いようだな」 照『その証拠に、私の妹が、京太郎氏のいる麻雀部に所属しております』 咲「お姉ちゃん……お願い、聞いてくれたんだ……」グスッ 久「さあ、私達の方にも取材がくるから忙しくなるわよ。和は写真映りもいいし、取材も慣れてるんだからしっかりね」 咲「和ちゃん、お願い!」 和「ふぅ……咲さんの頼みなら嫌とは言えませんね。それに事実を言うだけですから」 『では須賀氏は雑用を一人で引き受けておられたと』 久『ええ、悪いとは思ったけど、夏合宿の買出しもお願いしたわね』 和『それでいて夏合宿には行ってませんでしたよね』 『それはちょっと……ひどいのでは……』 咲『あはは……ごめんね京ちゃん』 久『でも須賀君は一人だけ全国大会に出られなかったから、サポートさせてほしいって自分から志願したのよ』 『なるほど……須賀氏は随分献身的な方なんですね……」 「応援の電話がじゃんじゃんかかっています!!」 ジュンイチロー「これで世論はこちらに傾いたな」 京太郎「みんな……ありがとう……」ポロポロ…… 照『最後になりましたが、我々白糸台一同は須賀京太郎氏を応援しております』 『おお! チャンピオンが応援していると!!』 『明日の一面は差し替えだ!!」 龍門渕家 透華「あんなに目立ちくさって~~~!!! ハギヨシ!!」 ハギヨシ「はっ」 透華「すぐに須賀京太郎に連絡をいれなさい! 選挙資金はこの龍門渕透華が全面的にバックアップしますと!」 ハギヨシ「すぐに」 ハギヨシ(よかったですね、須賀君) 一「ああ~、また透華の悪いところがでちゃったよ」 純「いや、今回のは慧眼じゃねーの? 流れはあいつに吹いてるしな」 智紀「うん……ネットでは絶大な人気……。同情票も含めたら凄い比率になる」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/591.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343646963/ 京太郎「はい。オレ、みんなのために執事になりたいんです。ハギヨシさんみたいな」 ハギヨシ「執事になるのは難しいですよ。須賀様」 京太郎「大丈夫です。どんな修行にも耐えてみせます」 ハギヨシ「そうですか……わかりました。まずは濃厚至極なホモプレイからはじめましょう」 京太郎「ホモプレイですか?」 ハギヨシ「はい。執事になるためには老若男女問わず、すべての方におもてなしする必要があります」 ハギヨシ「そのためには、ホモプレイも必要なのです」 京太郎「わ、分かりました。男に二言はありません。始めましょう」 ハギヨシ「それでは攻めと受けを決めましょう」 京太郎「ハギヨシさんが攻めで」 ハギヨシ「かしこまりました。それでは須賀様こちらにお尻を向けてください」 京太郎「はい」 ハギヨシ「それでは、拝見させていただきます」ズル 京太郎「ハギヨシさん?」 ハギヨシ「……これは素敵な蕾をお持ちでいらっしゃいますね。つい、見とれてしまいました」 京太郎「ありがとうございます」 ハギヨシ「さて、味のほうはどうでしょうか」ペロッ 京太郎「うっ、ハギヨシさん。何をしているんですか?」 ハギヨシ「ほぐしているのです。須賀様は初めてでいらっしゃる。なので、最初に良くほぐす必要があるのです」 京太郎「そうですか」 ハギヨシ「はい。そして味見も兼ねています」ペロッ 京太郎「味なんてあるんですか」 ハギヨシ「もちろんです。須賀様の蕾は大変すばらしい」 ハギヨシ「こんなにも芳醇な香りと濃厚なコクを持つ蕾には出会ったことがありません」キッパリ 京太郎「それより、始めませんか」 ハギヨシ「これは失礼しました。つい、我を忘れていました。まずは、指でならしましょうか?」ニコリ 京太郎「は、はい」 ハギヨシ「そんなに緊張なさると入るものもはいりませんよ」ズプリ 京太郎「うっ!」 ハギヨシ「大丈夫ですか、須賀様?一度、抜きますね」ズポッ 京太郎「ひっ!」 ハギヨシ「やはり、この修行は須賀様には早かったようですね」 京太郎「だ、大丈夫です。ちょっと驚いただけで、続けてください」 ハギヨシ「分かりました。須賀様がそうおっしゃられるのでしたら、私も鬼になりましょう」 京太郎「お願いします」 ハギヨシ「いきなりになりますが、私の愚息を須賀様の中に入れます」 ハギヨシ「細心の注意を払い特性のローションを使いますが、よろしいですね」 京太郎「さぁ、来い」 ハギヨシ「いきます」ズプリ 京太郎「うあっ!(これが愚息だって……すごく大きい)」フルフル ハギヨシ「須賀様、力を抜いてください」 京太郎「む、無理です」 ハギヨシ「それでは、深呼吸を」 京太郎「スーハースーハー」 ハギヨシ「そうです。それではしばらくこうして慣らしましょう」 京太郎「大丈夫です。咲たちは今も一生懸命、特訓しているんです。それなのにオレだけ甘えてなんていられませんよ」 ハギヨシ「須賀様……。どうやら私は鬼になりきれていなかったようですね」 ハギヨシ「須賀様の覚悟、たしかに受け取りました。須賀様の覚悟に執事として精一杯答えたいと思います」フンッフン 京太郎「うっ、うっ」 ハギヨシ「須賀様、分かりますか?私の愚息が須賀様の中で動いているのを」 京太郎「はっ、はい。分かりますっ。ハギヨシさんのオレの中を進んだりしているのが」 ハギヨシ「それでは、次の段階に移ります。そのまま締め付けてください」 京太郎「締め付けるってこうですか?」キュッ ハギヨシ「そうです。須賀様はすばらしい才能をお持ちでいらっしゃる。私もつい出してしまいそうになりました」 京太郎「そうですか。ありがとうございます」キュー ハギヨシ「す、すばらしい締め付けです。ですが、ただ締め付ければ言い訳ではありません」 ハギヨシ「緩急をつけ、さらには包み込むことも大切です」 京太郎「緩急。そして、包み込む……。こうですか」 ハギヨシ「うっ!」ドピュッ ビュルルル 京太郎「(ハ、ハギヨシさんのがオレの中にっ!)オ、オレも」ドピュッ ビュルルル ハギヨシ「こ、これは失礼いたしました。須賀様のアヌスがすばらしくて、不覚にも須賀様の中に出してしまいました」 ハギヨシ「執事として、奉仕するものとして、先に出してしまうなんて……一生の不覚です」 京太郎「気にしないでください。ハギヨシさんがそんなに気持ちよくなれたなんて、オレ、うれしいです」 ハギヨシ「須賀様……。いえ、これからは最大限の敬意をこめて京太郎様と呼ばせていただいてもよろしいでしょうか?」 京太郎「そんなにかしこまらなくてもいいですよ。それよりもハギヨシさんのことを師匠って呼んでもいいですか」 ハギヨシ「京太郎様、こんな私を師匠と呼んでくださるなんて……。京太郎様は透華様に並ぶほどのお方です」 京太郎「そんな、オレなんてたいした人間じゃないですよ。それより、次の修行はなんですか師匠」 ハギヨシ「次は”口”です」 京太郎「口って具体的にどんな修行を?」 ハギヨシ「それは、野獣と化して昏睡レイプです」 京太郎「野獣と化して昏睡レイプ?」 ハギヨシ「はい、執事たるもの口で相手を昏睡させ、野獣と化しレイプできなければいけません」 京太郎「そうなんですか?」 ハギヨシ「はい、優しい京太郎様には酷かもしれませんが、これも修行です」 京太郎「師匠がそういうんでしたら、オレやります」 ハギヨシ「まずは白糸台先鋒の宮永照さんからやりましょう」 京太郎「宮永照って、たしか咲のお姉さんで白糸台のエースですよね」 ハギヨシ「よく、ご存知で」 京太郎「む、無理ですよ。そんな有名人にいきなりなんて」 ハギヨシ「いきなりでなければよろしいんですね?」 京太郎「えっ?」 ハギヨシ「いきなりでなく、段階を踏めばよろしいんですね?」 京太郎「どういうことです、師匠?」 ハギヨシ「私を練習に使ってください」 京太郎「師匠で練習?」 ハギヨシ「はい、京太郎様に自信がないのでしたら私で練習をしてから本番に臨むというのはいかがでしょうか?」 京太郎「師匠に対して野獣になんてなれませんよ!それにレイプだなんてそんな真似……」 ハギヨシ「いいえ、これは和姦です。私も望んでいるのですから、これは和姦です。京太郎様が心を痛める必要はないのです」 京太郎「(どうする)」 京太郎「分かりました、師匠お願いします」 ハギヨシ「それでは、やり方を説明します。まず、キスをします」 ハギヨシ「そして、相手ののどの奥に舌を入れると同時に相手の肺から酸素すべて奪うような感じで息を吸います」 ハギヨシ「これで相手を昏睡状態にします」 京太郎「そんなことが出来るんですか?」 ハギヨシ「京太郎様なら出来ます、それだけの才能を持っていらっしゃるはずです」 京太郎「それで野獣と化すにはどうすれば?」 ハギヨシ「それは、京太郎様の思うままに行動すれば、よろしいのです。それでは、練習しましょうか」 京太郎「はい。それじゃあ、師匠お願いします」 ハギヨシ「かしこまりました」 京太郎「師匠!」ガバッ ブチュ ジュルルルル ハギヨシ「ん!(見事です!京太郎様)」フッ 京太郎「師匠、師匠師匠」フンッフン ハギヨシ「……」ユラユラ 京太郎「アッーーーーーーーーー」ビュルルル ハギヨシ「……」ビクンビクン 京太郎「はぁ、はぁ、こうですか師匠?」 ハギヨシ「見事です。京太郎様」 京太郎「ありがとうございます、師匠。師匠は大丈夫ですか?」 ハギヨシ「お気遣いありがとうございます。私は問題ありません。さて、このまま、照様のもとへ向かわれますか?」 京太郎「そうですね……」 京太郎「師匠はどう思いますか?」 ハギヨシ「そうですね……私を初めて昏睡したとすれば、もうこの修行は終わりにしても良いでしょう」 ハギヨシ「それでは次の修行……デートにおける女性のエスコートの術を教授します」 京太郎「デート!」 ハギヨシ「はい、執事には女性をエスコートする能力も必要ですから」 京太郎「それで、誰とデートすればいいんですか?」 ハギヨシ「私です。京太郎様」 京太郎「師匠とですか?」 ハギヨシ「はい、私とデートをしていただいて、採点いたします。よろしければ、お好きな方に変身しましょうか?」 京太郎「えっ!そんなこと出来るんですか?」 ハギヨシ「もちろんです。執事ですから。いかがいたしましょうか?」 京太郎「それじゃあ……鶴賀の東横桃子さんで!」 モモヨシ「どうすっか~京太郎君」 京太郎「本当に変わった!!」 ハギヨシ「いかがでしょうか」 京太郎「戻った!!でもすごいですね師匠。そんなことが出来るなんて」 ハギヨシ「そんなことございませんよ。それより京太郎様。どこに向かわれますか」 京太郎「それじゃあ・・・」 京太郎(……おかしいだろ、この状況。なんで、見た目美少女の師匠が男湯のサウナで足に鍵をつけているんだぞ) 京太郎(しかも裸で。たしか、ここは公共の場だよな?他の人は気づいてないのか?) モモヨシ「どうかしたんすか?京太郎君、なんで黙ってるんすか?」 京太郎「師匠、なんで誰も気づいてないんですか?」ヒソヒソ モモヨシ「それはですね~。私が変身している東横様はとても影が薄いそうで、ステルスモモと呼ばれてるらしいっす」 モモヨシ「ですから、私が変身することで東横様の能力を強化再現してるんっす」 京太郎「そうですか。しゃべり方とかもまねてるんですね」ヒソヒソ モモヨシ「もちろんっすよ。変身する以上は完璧に変身しないと気がすまないんっすよ」 モモヨシ「それで、京太郎君はこの後、どうすんっすか?」 京太郎「オスプレイですかね」 モモヨシ「オスプレイっすか。いいっすよ。どこでやります?」 京太郎「そうだな……」 京太郎「ここでやりましょう。師匠」 ハギヨシ「ここは、竹井様のご自宅のお隣ではないですか」 京太郎「そうです。ここは部長が住む部屋の隣の部屋。がんばってる成果を部長に少しでも知らせたいんです」 京太郎「だから、ここを選びました」 ハギヨシ「そうですか、京太郎様。私、感動しました。なので、私も全力を持ってオスプレイしましょう」アッー 京太郎「師匠!」 ????「京太郎様、私のことはただ、ホモヨシとお呼びください」 京太郎「ホモヨシ?」 ホモヨシ「はい、私はただ京太郎様を愛する、京太郎様のための存在、ホモヨシでございます」 京太郎「でも、オレはおっぱいが好きなただの男子高校生ですよ。それでもいいんですか師匠?」 ホモヨシ「かまいません。京太郎様がどなたを愛されようとも、私の想いは変わりません」 ホモヨシ「ですから、師匠などと呼ばずにホモヨシとお呼びください」 京太郎「でも、それじゃあ、師匠……いや、ホモヨシさんの気持ちはどうなるんですか?」 京太郎「ホモヨシさんはそれでいいんですか?報われないんですよ!それに、あなたが仕えてる龍門渕家は?」 ホモヨシ「京太郎様!たしかに、龍門渕家にはご恩があります」 ホモヨシ「それでも、今このときだけはあなたとオスプレイできればそれでいいのです。 ホモヨシ「ですから、京太郎様、私とオスプレイしてくれませんか?」 京太郎「ホモヨシさん……」 京太郎「ホモヨシさんはそんなにもオレのことを想ってくれているのに、オレは……オレは……なんて最低な奴なんだ……」 京太郎「分かりました、ホモヨシさん。あなたとオスプレイします」 ホモヨシ「ありがとうございます……。京太郎様それではお願いします」 京太郎「京太郎で……いいぞ。ホモヨシ」 ホモヨシ「分かりました、京太郎」 ――――――隣の部屋―――――― アッー 久「あら、この声はたしか……」 おしまい
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5724.html
768 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22 47 59.78 ID tlCwCQNWo [11/18] 咲「あ、京ちゃん♪」トテトテ 京太郎「咲、どうだった?」 咲「うん。楽勝だったよー、ガント一発で引退だなんて」クスクス 京太郎「ま、所詮Cランクアイドルだしなー」ドサッ ガチャッ 血濡れの照(E:ナタ)「ただいまー」テクテク 京太郎「お、照。おかえり」ナデナデ 照「んふー♪ ちゃんと仕留めてきたよー」エヘヘ 京太郎「それ、誰の血?」 照「えとね。ちょ、待てよ! の人」 京太郎「ぶっ、似てねぇー!」アハハ 咲「あはは、顔は似てるかも!」アハハハ ガチャッ 優希(E:日本刀)「戻ったじぇー」トテトテ 京太郎「お、今日は焼いてきたのか? 前回の虚無はどうした?」 優希「あれは飽きたじょ。ただ消すだけなんてつまらーん!」トテトテ 京太郎「そっか。まぁ、お前は技が腐るほどあるし、好きにやれよ」ギュゥゥ 優希「え、えへへっ♪」 咲「もう、京ちゃんたら甘いんだから。私も今度は使い魔使っちゃおうかなぁ」ホンパラパラ ガチャッ 久(E:日本刀)「あー疲れたー」 優希「お、部長も獲物だじぇ!」 久「あら、かぶっちゃったの? つまらないわねー」 京太郎「相変わらず謎の格好ですね。そのジーンズにTシャツ」 久「これが一番やりやすいのよ。バッサバッサ切れるしね」ニッコリ 京太郎「あはは、そうなんですか?」 ガチャッ 透華「ふぅ、大罪武装は疲れますわ」 京太郎「よ、透華!」プニッ 透華「ひゃっ!?」 京太郎「相変わらず大きくならねぇなぁ」フニフニ 透華「もう、デリカシーがありませんわね」クスッ 772 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 22 56 46.69 ID tlCwCQNWo [12/18] 京太郎「そういや竜華は?」キョロキョロ 咲「事務所組はみんな海外制覇中じゃないの?」 京太郎「ああ、そういやそんなこと言ってたな」ポンッ 久「私だけ居残りなんて寂しいわー」ツンツン 京太郎「とてもそうは見えませんけど」プニプニ 久「ひゃんっ、もう……分かってるくせに」ギュッ 透華「あの、私も留守番でしてよ」ビキビキ 照「シャワー浴びなきゃ」 優希「血なまぐさいじぇ」 ガチャッ まこ「なんじゃ、まだ着替えとらんのか」 京太郎「まこさん!」 まこ「……京太郎、なぜわしだけいつもさん付けなんじゃ?」 京太郎「あ、え? えと、その……//」ポリポリ 透華「ホント、妬けますわねぇ」 久「とっととくっつけばいいのに」ハァ まこ「? とにかく、そろそろ準備せんか」ペチッ 京太郎「はいっ! たく、乾く暇もねぇなぁ」ブツブツ シュルッ パサッ ギュッ 京太郎「よし、いっちょやりますか!」スタスタ 久「今度の相手は強敵よ?」 咲「まぁ、京ちゃんが負けるわけないけどね!」 優希「当然だじょ」フンス 照「油断大敵、頑張って」 京太郎「ああ、行ってくる」スタスタ ガチャッ バタンッ 今思えば、俺がアイドルを目指そうとしてから数年以上が経った あの日、社長の提案を受け……俺達は力を求めた 誰にも邪魔されないチカラ、誰をも従えるチカラ 今この世界に、俺を認めない人間はいない だが、まだだ 京太郎「まだ俺は頂点に立っちゃいない」カツカツ まだ強く 今よりも、もっともっと強くなって―― もはや俺に逆らおうとする存在すら……いなくなるほどに強くならなければいけない 774 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23 07 52.84 ID tlCwCQNWo [13/18] 恒子「それではいよいよメインイベントです!! 選手入場ォォォオ!!」 ~アイドル名【奪還 運び屋】~ 邪眼使い「さっさと終わらせんぞ」 雷帝「はーい♪」 ジャッカル「……」クス ~アイドル名【LEVEL5 With 幻想殺し】~ 白もやし「くだらねェ……」 冷蔵庫「なるほど、よほど愉快なアイドルになりてぇと見える」 ハチマキ「根性だぁぁぁ! うぉぉぉ!!」 ウニ頭「不幸だ」ズーン ~~アイドル名【吸血鬼とその愉快な戦争相手】~~ 旦那「楽しみだ、実に、実に楽しみだ……」 神父「エェェェイメェェェェン!!」 少佐「諸君、私はアイドルが好きだ」 ザワザワ 恒子「そして、皆さんお待ちかねのー!!!」 ドォォォンン!! \キャアアアアアア!!/ \スガサマァァァァ!!/ 京太郎「さぁ、始めようぜ!!」ニィッ .......ヽ/...............................| ,. ´ ̄ ̄ ` 、__ー‐´...................................ハ / , / /⌒Y、...................................../ ', / / , / ̄\ ヽ........................./ } / / | ハ . | | i 、 \__ }................../ \ . i / ..| | | | | |、 i {` ̄ ヽ__../ | ヽ | i | i | | | | ハ ハ _i!_ i ヽ | 、 | | |ィ弌示ミ{从 /-}/-ハ| i ヾ、ヽ ', | } !. r| i.|{ Vzり ∨ __、 ! l |\、i , 、 从从爻/////// | i、i、 ゙, 、  ̄`ヾ イ |、_ \ ', | ∨///////////////≧i ' ,' λ i.`ー-ヽ ' | \///////////////ア ,.-‐‐┐ ,'イilリ `、| , | }\////////////ハ ヽ { `V ., リレi ` , ! l ア////////////ーヽ `ー‐' .,' ヽ | ////////////////乙> . _ ////乙 \ ! 彡////////////////ア ///////////彡 \ | | {////////////// ̄', 从<////////>─ァ 、 \ | | ∨///////////{..........マー‐ヽ...........<///{ // ヽ__/⌒)、 ̄ ヽ | | ////////////ミ.........ト {.................///.ゝ { { (三( /´ )、 \ ヽ 彡////////////{..........|  ̄\.........//////> 匕 ` 斗 、 | )、 ィ 、 \ } //////////// {..........! ヽ_/////////Z、 { イし'し'! {三三ニ心 \ ノ ノイ八l////////∧.........|\ ヘ  ̄ ̄|//く ヽ ヽ ー' 弌ソ | ノ' ヽ////////∧......l \ ',.............l///ミ , \ } | 从///////∧....|\ \ 八...........|//爻 l、  ̄ヽ ̄ ̄ ̄/! | \//////∧.{ ヽ Y ヘ........|//ハ ヽ }ヽ / | | \/////∧ \ }.......l//从 \ ト、 Y / | ハ 从/////| \ | |........|//ミ ヽ ! / /、 ', / } 川////| \ ノ |........|从 __ >‐ |' /、 ヽ, 京太郎「俺達のステージを!」 782 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23 14 43.80 ID tlCwCQNWo [14/18] ~~数日後 事務所~~ 竜華「全く、無茶しすぎやで」ナデナデ 京太郎「あ、あははっ……バケモンっているんだなぁ」ズキズキ 竜華「でもま、よく頑張ったやん」ギュゥー 京太郎「はい。でも、俺の戦いはこれからだから」 そう、俺の戦いは終わらない 例え日本で一番になっても 世界で一番になっても 宇宙で一番になっても まだまだ俺の戦いは続く 京太郎「でもまぁ、こうして竜華の膝枕で寝てると――」フアァァ 竜華「なんやの?」 京太郎「なんだか、どうでもよくなった」クスッ 竜華「……あほ」ペチッ 京太郎「あははっ」 だけど、こんな日常こそが俺の追い求めていたものなのかもしれ―― ~~現在~~ 京太郎「てなことになっちゃいますよ!!!」クワッ 社長「……えー?」 竜華「というかいきなりなんなん?」 京太郎「え?」 久「いきなり喚き出してどうしたのよ。まだ社長は何も行ってないのに」 京太郎「あ、あれ? でも今物理的にライバルを消すって……」アセアセ 一同「???」 煌「京太郎君、疲れてるのかな?」 京太郎「あ、あれ? え、えぇ?」オロオロ 社長「あー、続けてもいいかね?」 京太郎「あ、はい」 784 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23 20 30.00 ID tlCwCQNWo [15/18] 京太郎「おっかしぃなぁ、ED回収……」ブツブツ 竜華「それで、いいアイデアってなんなん?」 社長「うむ。だが先程も言ったとおり、これは諸刃の剣だ」 久「諸刃の剣……」ゴクッ 京太郎「でも、それしか道はないんですよね?」 社長「……現状ではね」 京太郎「なら、やるしかないですよ!」 煌「そうですね。それしかないなら」 霞「……」 社長「分かった。では話そう」 一同「……」ゴクッ 社長「その方法とは――」 選択安価↓3 1 とにかく実力をつけまくる!! 2 他のアイドルに出来ない仕事をこなす!! 3 物理的に他アイドルを仕留める 790 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23 29 01.59 ID tlCwCQNWo [16/18] 社長「とにかく実力をつけまくるんだよ、君ィ!!」バァァーン 京太郎「え?」 竜華「それってどういう……」 社長「つまりだね、他のアイドルの妨害を跳ね除ける強靭なステータスを身に付けるということだよ」 久「へぇ、いいじゃない」 霞「確かに、現状でこのポテンシャルならすぐにカンストできそうだわ」 はやり「でも、今よりレッスンを厳しくしたら仕事ができなくなっちゃうよ☆」 社長「うむ。私が心配していたのはそこなのだよ」 京太郎「え?」 社長「つまり、君はこれからステータスが一定を超えるまで仕事ができなくなるのだよ」 京太郎「!!」 竜華「つまり今レギュラーを持っとる、仮面ライダーとナンジャだけやな」 宥「ソルサキはもう終わるもんね」 社長「これらは妨害によって降ろされる心配の無い仕事だし、問題ないだろう」 久「だけどそれ以外は必ず入るでしょうね」 京太郎「……」 竜華「短くても数ヶ月、長くて数年は耐えることになるやろうなぁ」 透華「本当に大丈夫ですの?」 京太郎「お、俺は……」オロオロ 選択安価↓3 1 やります!!! 2 ちょ、ちょっと待って欲しかったり 795 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23 37 04.26 ID tlCwCQNWo [17/18] 京太郎「やります!!」クワッ 一同「!?」 竜華「……本当にええの?」 京太郎「はい。元々、そんなに色々な仕事はできませんし」ポリポリ 透華「残念ですわ。色々と仕事を用意していましたのに」 京太郎「すいません! でも、絶対にすぐに実力を付けてみせますから!」 煌「うん。そしてそれは貴女達にかかっていますからね?」 菫「当然だ」キリッ 宥「頑張る!」 玄「私がいれば大丈夫!」 霞「ま、なんとかなるかしら」 明華「善処しますね」ニッコリ はやり「勿論、トップアイドルにしちゃうよ♪」 久「これでもう、引き返せないわよ」 京太郎「はい」 竜華「……(本当に大丈夫やろか)」ギュッ 美穂子「若ならきっと大丈夫です!」 久「そうね。頑張りなさいよ、京太郎君」ポンッ 京太郎「よぉーし! 燃えて来た!!」メラメラ こうして、俺はまた修行に身を置くことになる 真の実力を身に付けるその日まで…… 俺は戦い続ける ※ 仕事を選べなくなりました ※ レッスンを選べるようになりました 801 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/26(日) 23 53 48.11 ID tlCwCQNWo [18/18] 顔、というものには好みがある 目が細い方がいい、目が大きい方がいい などなど、枚挙に暇がないほどの趣向が存在する しかし、それはあくまで低レベルでの争いの話だ ある次元――高みを超えた瞬間 美とは万物にとって平等のモノとなり そしてそれは薬にも―― 毒にもなりえる 【某所】 プレジデント「つまり、その日本の須賀京太郎が適任だと?」 部下「はい閣下。恐らく彼ほどの美貌、肉体を持つ者は世界に数人といないかと」カチッ パッ 京太郎の写真「」 プレジデント「ほぉ……これはいい」ニヤリ 部下「では、いかがしましょう?」 プレジデント「では、早速その少年を連れてきたまえ」 部下「ハッ!!」 プレジデント「……存分に役立って貰おうか。須賀京太郎」 その波紋は少しずつ……少しずつ 【北の国】 将軍「京太郎を拉致するのだ」 部下「ハッ!!」 【バチカン死国】 法王「連れてきなさい、その少年を」 部下「ハッ!!」 【窓のないビル】 ビーカー「ガボッガボボボボッ」ブクブクブク アロハサングラス「(何を言ってるか分からんぜよ……)」 【神聖ブリ●ニア帝国】 ロール頭「なんとぉ、あやつがぁ生きておったとはぁ……なぁぁぁんたる不覚!!」 お姉さま「くっ、なんとしてでも連れてこい!!」 部下「イエスユアハイネス!!」ビシッ 妹「生きていたんですね……」ホロリ 世界各地へと、響き渡っているのだった 807 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00 06 30.89 ID BvIbE1Awo [1/12] 【会議室】 霞「……」ピッ プルルルルル 春『もしもし?』 霞「私よ、今大丈夫かしら?」 春『うん』ポリポリ 霞「……音、聞こえてるわよ」 春『知ってる』エヘヘ 霞「はぁ、まぁいいけど」 春『進展?』ポリポリ 霞「ええ、そうね。須賀京太郎は順調に育ってるわ」 春『……』ムフー! 霞「ふふっ、嬉しい?」 春『うん、嬉しい』ホクホク 霞「そうね、彼が成長すればするだけ嬉しいわよねぇ」 春『……?』 霞「あら、ごめんなさい。ちょっと、いえ、やっぱりなんでもないわ」 春『? どうかした?』 霞「……須賀京太郎は凄いわよね、非の打ち所がないくらい」 春『当然』フンス 霞「そうね、姫様にピッタリだわ。本当に」 春『勿論』フンス 霞「羨ましいわね。姫様はずっとずっと須賀君と一緒にいられるんですもの」 春『当たりま――』ズキッ 霞「……くすっ、どうかしたの?」 春『あ、えと……』 霞「姫様と結婚して、幸せな家庭を築いて、子供も出来て……」 春『あ……』ブルブル 霞「本当に幸せ者よねぇ、姫様は」 春『……』カタカタ 霞「私達は見てるだけ。ううん、二人が幸せでいられるようにずっと見守り続けなきゃ」 春『ぅぁ……』 霞「ねぇ、春ちゃん」 春『……』ドクンドクン 霞「本当にそれでいいの?」ニヤァ ~~~~~~~~~~~ 809 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00 16 32.38 ID BvIbE1Awo [2/12] 【京太郎のアパート前】 姫子「ふんふ~ん、ふんふーん」テクテク そこに少女はいた 姫子「ど・こ・か・なー?」キョロキョロ 遠い地からやってきたその少女。 その少女は初めて通る道を、まるで通い慣れた道を歩くかのように進んていく 知っているのだ その道があの人の通い慣れた道だと 分かっているのだ この道の先に目当てのモノがあることを 姫子「あ、あったあった♪」ニコッ 彼女は理解していた 姫子「あはっ♪ ここが京太郎君の家だったとね!」 今から自分が、やろうとしていることを 姫子「じゃーまな妹はいらんとよー♪」チャキッ チャキチャキキキッ 姫子「ほんなこつ、邪魔やっと……」ギリギリッ トントントン ピーンポーン 淡「はーい?」 トトトッ ガチャッ 淡「新聞ならいらないよー」 姫子「……」 淡「え、あれ? あれ!?」ビクッ 姫子「……」ニコッ 淡「あー! 久しぶりじゃんしんどーじ。 私のお兄ちゃんに何か用?」 姫子「そげん大したことじゃなかよー」ニコニコ 淡「んー?」 姫子「ただ邪魔なハエを……」チャキッ 淡「え?」 姫子「落としに来たとよ♪」ヒュンッ 淡「!?」 ~~~~~~~~~~~~~~~ 813 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00 24 46.35 ID BvIbE1Awo [3/12] 【長野 龍門渕】 ザワッ 衣「!?」バッ ハギヨシ「おや、いかがなさいました?」 衣「……」キョロキョロ ハギヨシ「衣様?」 衣「この感じ……なんなのだ?」 胸にまとわりついてくる、気持ち悪い感覚 これはまるで―― 衣「……」ギリッ ~~鹿児島~~ 巴「姫様ー、ご飯ですよー」 小蒔「Zzzzz……」スピー 巴「姫様?」ツンツン 小蒔「はわっ!?」ガバッ 巴「どうかしました?」 小蒔「えと、その……」 巴「?」 小蒔「何か、よくないモノが蠢いているような気がします」 ~~東京~~ 照「!!」ピーン 咲「お姉ちゃん?」 照「……」 咲「どうかしたの?」 照「京ちゃんの身に何かが起こってる」ギュッ 咲「え?」 照「……気のせいだといいんだけど」 ~~京太郎のアパート前~ 京太郎「……ふぅ、疲れたー」トテトテ 結局トレーニングを頑張ることになったし、頑張らないとなぁ これからますます忙しくなるだろう 京太郎「淡の奴がまた拗ねなきゃいいんだけど」 前回はかなり荒れてたし、やっぱり定期的に遊んでやらなきゃ 少しは兄離れしてほしいもんだ 京太郎「美穂子さんと煌さんは買い物に行ったし、帰ったら淡と遊んでやろうか」 それがいい かくいう俺もたまには淡とのんびりしたいしな 814 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00 32 51.11 ID BvIbE1Awo [4/12] トントントン ガチャッ 京太郎「ただいまー……」 シーン 京太郎「あれ? 誰もいないのか?」 その割には鍵が開けっ放しだったけど…… もしかして淡が外に出たのか? 京太郎「いや、でも靴はある……ん? 誰のだ、これ」 見覚えのある淡の靴の横にある見慣れない靴 誰か客人でも来てるのか? 京太郎「おい、淡ー?」スタスタ どこか妙な胸騒ぎを感じながらも部屋を進む そして、居間への扉を開けようとして…… 淡「きゃあああああああああああああ!!!」 京太郎「!?」 耳をつんざくような悲鳴 それが、誰の口から発せられたものなのか そんなこと、一瞬して分かる 京太郎「淡!!」ダダダッ 動悸が激しくなる 嫌な予感が、最悪の事態が脳裏をよぎっちまう 京太郎「淡っ!! 大丈夫か!!」ガラガラ!! 淡「」 京太郎「!?」 扉を開けた先―― そこに広がっていた光景は…… 淡「あー、倒れちゃったー」バラバラ 姫子「淡は弱かねー。麻雀とはえらい違うばい」クスクス 淡「んむー! もっかい! もっかいおねーちゃん!」キャッキャ 姫子「じゃあ、組立てんとねー」ニコニコ カチャカチャ 京太郎「へっ?」 ジェンガで遊ぶ淡と…… 京太郎「……誰?」 姫子「……ふふっ」ニコッ 見知らぬ、女の子? 820 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00 41 17.14 ID BvIbE1Awo [5/12] 淡「あ、お兄ちゃんおかえりー」カチャカチャ 京太郎「あ、ああ。ただいま……って! そうじゃねぇっての!!」 姫子「お久しぶり、京太郎君」スッ 京太郎「あ、え? え、えと?」ハテナ 姫子「あー、その顔は忘れてる顔たい!」 京太郎「はい!?」 淡「お兄ちゃんサイテー」ジトーッ 京太郎「ちょ、ちょっと待て! 落ち着かせてくれ!」 どうなってんだ!? 妹(同級生)の悲鳴を聞いて駆けつけたら、それはジェンガの悲鳴で そんでなぜか妹とジェンガしてた見知らぬ人は俺のことを知っていて? そもそも俺は会ったことがあるのか? いや、でも久しぶりって言ってるし…… 京太郎「」ボムッ 淡「ごめんねおねーちゃん」 姫子「よかよかー、淡は可愛い妹ばい」ナデナデ 淡「えへ、えへへっ」ギュゥウゥ 姫子「く、くすぐったいって」アハハ 淡「お義姉ちゃんいい匂いするー」スリスリ 姫子「んぁっ、ちょ、ちょっとこれ以上は……」ハァハァ 京太郎「……はっ!?」 いけない、気が付けば俺の妹(仮)が禁断の百合園に!? 京太郎「お、おい!!」 淡「こちょこちょー!」コチョコチョ 姫子「あ、あひっ、だ、ダメ!」プルプル 京太郎「俺の妹から……離れろ!!」 姫子「あはっ、あはははははっ!!」バタバタ 淡「これでもかー!」コチョコチョ 京太郎「(´;ω;`)聞いて……」シクシク 淡「もう、何泣いてんのー?」ヨシヨシ 京太郎「え、えへへ」ゴシゴシ 淡「しょうがないなーお兄ちゃんの甘えん坊♪」フフッ 姫子「くすくす」ニコニコ 824 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00 49 45.97 ID BvIbE1Awo [6/12] ~~京太郎が戻る数十分前~~ 姫子「ただ邪魔なハエを……」チャキッ 淡「え?」 姫子「落としに来たとよ♪」ヒュンッ 淡「!?」 プゥゥゥン ワスピーターダブーン ハエ「」ザシュッ ヒュゥゥゥポトッ 姫子「……またつまらんものを切ったばい」ニヤリ 淡「す、すっごいじゃん!! しんどーじ!!」キラキラ 姫子「これくらい簡単、簡単」ブイッ 淡「ねーねー、今のもう一回見せて」キラキラ 姫子「ダメー、同じネタは何度も見せんけん」ガサゴソ 淡「ぶー、ケチ!」 姫子「そん代わり、いいのがあるとよ」ニコッ 淡「え?」 姫子「それっ!」バーン 淡「!?」 姫子「カメレオーン!」バーン つキャンディー 淡「あっ……」ドクン 姫子「ばってん、あんまり面白くなかかも……//」ポリポリ 淡「う、ううん! そんなことない!!」アセアセ 姫子「?」 淡「い、今のどうして……?」 姫子「……」ニヤリ 淡「今のは私とお兄ちゃんの……」ドキドキ 姫子「実はこれ、私の大事な人から……」 淡「……」ドクンドクン 姫子「教えて貰ったとよ」ニコッ 淡「!!」 828 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 00 57 32.55 ID BvIbE1Awo [7/12] 826 姫子好きやから……ま、多少はね? 淡「(まさか昔のお兄ちゃんに恋人がいたなんて――)」チラッ 京太郎「うーん?」 姫子「まだー?」チラチラ 淡「(お兄ちゃんはどうせ私の時と同じように忘れてるんだろうなぁ)」チラチラ 京太郎「えっとえっと……」ウゥーム 淡「お兄ちゃんのバーカ!」 京太郎「えぇ!?」ガーン 姫子「(効果アリ……単純やっと大星淡)」クスクス 当然ながら、淡は勘違いしている 姫子に京太郎との約束や、幼い頃の思い出など存在しない ただ、知っている 京太郎の過去を覗き、その奥底を見てきただけなのだ 淡と京太郎だけの……大切な思い出 それを姫子は利用した あたかも自分も京太郎と約束した仲間の一人であると 京太郎の恋人だったと淡に信じさせる為に そしてその作戦は―― 淡「(私が二人をくっつけなきゃ! 妹として!)」メラメラ 姫子「(散々使い果たして、ボロ雑巾のよう使って捨とたる)」ニコニコ 姫子の思惑通り、成功したのだった 京太郎「(全然思い出せん)」ガビーン 832 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 01 09 40.01 ID BvIbE1Awo [8/12] 京太郎「それで、その鶴田さんは……」 姫子「姫子」 京太郎「え?」 姫子「姫子でええたい」ニッコリ 京太郎「あ、じゃあ姫子さんは……」 姫子「ひ・め・こ! 呼び捨て!」 京太郎「え、えぇ!? で、でも俺より年上――」 姫子「それが?」ニコニコ 京太郎「でも、姫子さんはその……!」 姫子「ひーめーこー!」プクーッ 淡「ひーめーこー!」プクーッ 京太郎「(か、可愛い……//)」カァッ 姫子「……」ジッ 京太郎「うっ、え、えと……その、ひ、姫子?」 ,..ィ''" . . . . . . . . . . ``丶、 / . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . .`ヽ、 / . . . . . . / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . \ / . . . . . . 癶\. / . . . . . . . . .} . . . . . . . . . .ヽ / . ,;,;,;彡 . . . . . У . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . ゙、 x==ニ二 ̄ . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . / . . . . . . . . . .l . . . . .Y / / . . . / . . . . . . . . / . . . /メ、// ./ . . . . . . . . .} . .i. . . } ∥ / . . . ./ . . . . . . . . . ./ . // ./\ ./ . . . . . . . /. j . . !. . .i {{ // . / . . . . . . . . .// ./ __ ̄ //l . . . . . . ./. /l . . ! . . l \ / j/ . . . . . . . . . 癶{ . {/-=斧ミx メ / . . . . // / j . .j. . . l / ./. . . . . . ./ Ⅵ ∥( (,八∠ -‐''" //~`ト、j== ∥{ .{ . . . . . ./ヽ_ -气,,,少 _メ j ./ . . . ト、 { い . { . / . . . . 八 斧f,汽Xノ/ . . . . l .ヘ 乂从ト . . . . . . . } 〈(;;ン゙ ///. . . . . . lヽ ゙、 \∧ ./ r- ` `Y/ノ/ l. . . . . . l } .} / ̄>x \ 乂 _) / . . . / i. . . . . . l ノ ノ /-―-、 ` \ __ / ./ ./ i . . . . . l/ / ヽ メ、ノ . _ ./ノ } . .j . .l \/ Y O {/メ ̄ 、_ / .ノ }. j ∨ l\ノ\}  ̄ ノノ ∨ ヾ L / ∨ 〈 } ∨ / / ヾ┤ ∨ミx/ // ヾx、 姫子「うん!」パァァァッ 淡「よしっ!」グッ 京太郎「~~//」モジモジ くそ、和や咲の時にはこんなに緊張しないってのに! やっぱり年上だからか? それとも…… 姫子「……」クス 京太郎「と、とにかく! 俺は覚えてないんです!」ドゲザッ 淡「あー! サイテー! 信じられない!」プンプン 京太郎「うぅっ……」シクシク 姫子「……」 836 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 01 15 06.99 ID BvIbE1Awo [9/12] 姫子「……」シュン 京太郎「で、でもですね! 姫子!」 姫子「……?」 京太郎「俺、絶対思い出しますから」キッ 姫子「っ!」ドキッ 京太郎「だから、もう少しだけ待って貰っても……いいですか?」 姫子「……うん、待つ」ギュッ 京太郎「わわっ!?」カァァッ 姫子「ばってん……思い出さなかったら承知せんから」グスッ 京太郎「……はい」ナデナデ 姫子「……」ニィッ 淡「イイハナシダナー」エグエグ 京太郎「(なんとか思い出してやらねーと)」ギュッ 姫子「(夢にまで見た京太郎の匂い……んっ、はぁっ)」ビビクン こうして、出会ってしまった二人 果たして……姫子の目的とは? そして―― 【事務所】 霞「……いい返事が聞けて嬉しいわ」 春『……』 霞「それじゃあ、またね」 春『……うん』 プツッ ツーッツーッ 霞「さて、どう動こうかしら?」クスクス 京太郎の運命やいかに!? 842 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/27(月) 01 22 53.77 ID BvIbE1Awo [10/12] 838 月島さんやめーやwwww 【次回予告】 それは、ゆっくりと……じっくりと 煌「元気そうで安心しました」ホッ まるで、内側から溶かしていく消化液のように 久「いい子じゃない♪」 透華「この事務所に欲しいくらいですわねー」 宥「わーい!」 玄「ずっといてほしいな♪」 菫「ああ、気に入った」ニッコリ 姫子「えへへ、嬉しかです♪」 京太郎の回りに染み渡っていく 竜華「うち、あの子は苦手や」ボソッ そしてその毒牙は…… 竜華「……なんやの?」ギリッ 美穂子「え?」 竜華「もう事務所には来んといて!!」ガッ! 姫子「えっ?」 竜華「何が目的なん!? 京太郎君に近づいて一体何を――!!」グイッ 姫子「きゃっ!? い、いたっ……!!」 京太郎「竜華さん!!」スッ パァンッ 竜華「……え?」 姫子「……」クスッ 最大のターゲットへと、迫ろうとしていた 次回 【感染拡大】 姫子「プロデューサーの座、奪ってもよかですか?」ニコッ 竜華「う、うぁっ……あぁぁ……」ポロポロ 次回もほのぼの! ほのぼのぉ!! 878 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 20 17 16.39 ID m7fgfVf2o [2/11] 【前回までのあらすじ】 大手事務所からの妨害により、思うように仕事を取れなくなる京太郎 その打開策として、今よりも高みを目指すレッスンを決意する これからのアイドル活動に暗雲が立ち込めそうな予感の中、 京太郎の前に現れたのは…… 姫子「……」クスッ 突如現れた彼女の目的とは? そして、その頃時を同じくして―― ~~修羅の国~~ コンコンッ 哩ママン「哩ー? ずっと部屋に篭って何やっとっとー?」 哩「……」ブツブツブツ 哩ママン「もう。ご飯ここに置いとくけん、後で食べときー」 トタタッ 哩「……」カチッ カチカチ PC「」ブゥゥゥゥン 哩「姫子……だいね? 私の姫子をたぶらかすん悪い奴は……」ブツブツブツブツブツ カチカチッ 哩「……」 哩の部屋の壁「姫子の写真」ビッシリ 哩「……」ニィ PC「(京太郎の)」 哩「……」クスクス 京太郎の運命やいかに!? 881 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 20 29 53.55 ID m7fgfVf2o [3/11] 【京太郎の部屋】 煌「もう、心配してたんだから!」プンプン 姫子「あ、あはは! 色々あったとよ」ポリポリ 煌「大体姫子は――!!」ガミガミガミ 姫子「ふぇぇ……」 京太郎「すげぇ剣幕だなぁ」 淡「すばらがあんなに怒るなんて珍しいかも」 美穂子「ふふっ、それだけ心配だったんですよ」クスクス 俺が部屋に戻ってから20分程が経ち、今は煌さんと美穂子さんも帰宅した後だ そして、帰ってくるなり煌さんと姫子が鉢合わせ 煌さんが急に泣き出したかと思うと、次の瞬間にはこうして怒り出したというわけだ 姫子「花田、ほんなこつ申し訳なか……」シュン 煌「……でもまぁ」 姫子「?」 煌「元気そうで安心しました」ホッ 姫子「花田……」ウルウル 煌「もう勝手にいなくなったらダメだからね」 姫子「花田ぁ!」ギュゥゥゥ 煌「ほぁぁぁぁ//」カァァァ 淡「いーなー! いーなー!」 京太郎「お前もすげぇ懐いてんな」ナデナデ 淡「えへへ、でもやっぱりお兄ちゃんが一番っ!」ギュゥゥ 京太郎「はいはい」クスクス 美穂子「……」ソワソワ 京太郎「どうかしました?」 美穂子「え、えと……//」カァァ スッ 美穂子「い、いぃなぁ、いぃなぁ……//」カァァァ 京太郎「」キュン 淡「」キュン 美穂子「////」ボシュゥゥゥ 京太郎「……」ナデナデ 美穂子「」バターンッ ドロドロドロ 淡「溶けてるぅー!?」ガビーン 京太郎「アイエエエエ!?」 885 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 20 40 24.79 ID m7fgfVf2o [4/11] ~~十数分後~~ 姫子「ほらーおいでー」パンパン ホロ「わぅっ♪」トタタタタ 姫子「あはっ、可愛い犬たい!」ナデナデ ホロ「くぅ~ん」ペロペロ 淡「ほらー、私にも懐けー!」 キャッキャッ 煌「全く、調子いいんだから」ハァ 京太郎「煌さん、何か知ってたんですか?」 煌「あ、いえ。大したことじゃないので」アハハ 京太郎「?」 煌「(一応部長にメールしておかなきゃ)」カチカチ 京太郎「大丈夫ですか? これで冷やしてください」スッ 美穂子(E:氷嚢)「も、申し訳ありません若……」フラフラ 京太郎「熱を測りますね」ピトッ 美穂子「」ドロドロドロドロ 京太郎「あつっ!? なんて熱だ……!?」 みほこ「ふぇぇ……あちゅいです」ドロドロドロ 煌「(なんてメールしたら心配しないかな?)」カチカチ コンマ安価↓3 00~19 姫子が京太郎に会いに来たことを事細かに書く + 添付写メ 20~39 姫子が東京にいる理由も説明する 40~69 姫子と東京で合流したと連絡する 70~89 姫子は自分に会いに来たと嘘を付く 90~99 姫子に電話させる ゾロ目 哩 襲来 890 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 20 49 23.82 ID m7fgfVf2o [5/11] 煌「(取り敢えず、理由は伏せておこう……)」カチカチ タイトル:姫子を見つけました! 本文 やっぱり東京に来てたみたいです 今は一緒に話して事情を聞いているので、落ち着いたらまた連絡します 姫子は元気で問題なさそうなので、心配はいりません ではまた後で 煌「こんな感じでいいかな?」ソウシン メルメルメル 京太郎「みほこさぁぁぁぁぁん!!」 みず「」ピチョンピチョン 淡「タロー、それ氷嚢の水だよ」 京太郎「おお、マジだ!」ハッ!? 美穂子「//」ゼーゼーッ 京太郎「(はだけた服がエロい)」ゴクッ ホロ「わぅーん♪」 姫子「また後で遊んであげるたい、今は大人しくしてて」ナデナデ ホロ「わうっ!」ハッハッハッ 姫子「(犬は簡単で助かるたい)」クスクス 淡「おねーちゃん、遊ぼー!」 姫子「淡も甘えっ子やっとねー」ナデナデ 淡「んふー♪」 姫子「(犬と同レベル……)」プルプル ~~一方その頃~~ メルメルメル 哩「……」カチカチ ブーッブーッ 哩「……」ギリッ 892 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 21 05 08.25 ID m7fgfVf2o [6/11] ~~一時間後~~ 煌「ご馳走様でした」カチャッ 姫子「はぁー、美味しかったー」 淡「うまうまー」 美穂子「あら、口についてるわ」フキフキ 淡「んむー」 京太郎「淡、お前最近甘えすぎだぞ」 淡「ぶー、いいじゃん別にー」グダグダ 京太郎「全く」ハァ 姫子「花田、あいがとね。ご飯まで……」 煌「そういうのはいいから、後でちゃんと部長に連絡しなさい」 姫子「うっ、分かっとるたい……」 煌「部長、凄く心配してたから」 姫子「……」 カチャカチャ 京太郎「片付けますね」 美穂子「あ、私が!」 京太郎「いえ。美穂子さんは休んでてください」ニコッ 美穂子「で、でも!」 京太郎「いいですからいいですから」 美穂子「ありがとうございます」ニコッ 姫子「(……よくもまぁ、下心無しで)」キュンッ 京太郎「(美穂子さんさっき辛そうだったからなぁ)」カチャカチャ 姫子「(本当に、京太郎はいい子……//)」 それなのに それだというのに 姫子「……(優しい京太郎を利用したあの女達だけは、絶対に許してはいけん)」ギリギリッ 清澄のメンバー、それは姫子にとって憎むべき存在だ あれだけのことをしておきながら、京太郎から深く愛され、慕われている清澄麻雀部 なぜのうのうと京太郎の前に姿を見せられるのか どうして京太郎はあんな連中を許しているのか だが、そんな清澄のメンバーよりももっともっと 姫子の怒りを買う人間がいた そう、それは…… 姫子「……(清水谷竜華)」ギリギリッ 姫子は知っている 京太郎から竜華への好意は一番ではない あの女よりも、原村和や花田煌の方が京太郎からの信頼が厚いからだ しかし、姫子は知っている いや、気づいているのだ 姫子「(あの女も……京太郎と繋がりかけてんのが気に食わん)」ギリギリギリッ 竜華と京太郎の間に存在する、奇妙な絆の存在に 894 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 21 16 46.50 ID m7fgfVf2o [7/11] 自分と同じように京太郎の心を読み、感覚をリンクさせる力 京太郎が力を付ける度に自分が行使できる能力 それを、あの清水谷竜華も手に入れようとしている その証拠に、京太郎が活躍すればするほど竜華のプロデューサーとしての能力も上がっている まるで呼応しているかのように、繋がっているかのように そして、姫子が竜華を憎む最大の原因 それは……自分とは決定的に違う部分があることだ 姫子「(一方通行じゃない……リンク)」イライラ そう、自分と決定的に違うもの それは京太郎も、竜華によって影響を受けていることなのだ 竜華が京太郎の気持ちを察すれば、逆に京太郎も竜華の気持ちを察する 竜華が京太郎によって成長すれば、京太郎も同じように成長する まるで、お互いがベストパートナーとでも言わんばかりに 少しずつ、少しずつ距離を詰めていっているのだ 姫子「(そげんこと、あってはいけん……ばってん、京太郎のパートナーは私だけ)」 姫子がこの東京に来た理由 それは三つある 一つ目は京太郎に会うこと 二つ目は竜華の観察をし、その力の秘密を探り自分のものにする そして三つ目は―― 煌「それで、今日は泊まる?」 姫子「え? あ、えと」 淡「いいじゃん泊まっていけばー!」 姫子「んー……じゃあ、そうさせて貰おうかなぁ」 淡「やったー!」 煌「すばらっ! 隣が私の部屋だから、後で移動ね」 美穂子「いいですね」フフフ 姫子「あ、あの……」 煌「何?」 姫子「もし、よければ……なんだけど」モジモジ 淡「?」 姫子「明日、京太郎の事務所に連れって貰っても……よか?」ニコッ 三つ目の目的 それは清水谷竜華を、京太郎の傍から引き剥がすこと 896 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 21 25 49.73 ID m7fgfVf2o [8/11] 【小ネタ】 侵略者 姫子!! ブゥゥゥン キキーッ バタンッ! ヒュンッ ドサッ 姫子「……!」サッ スチャッ 竜華「アンタが鶴田姫子やね?」 姫子「そういう貴方が清水谷竜華――」 クロ「おもちぃ」カサカサ 竜華「あ、紹介するで。これはうちの事務所で飼ってるクロって言うんやけどおもちが大好きで――」 クロ「おもちぃ!」カサカサ 姫子「!!」ザッ ボッギャアアアァァァン!! クロ「ぎゃいんっ!?」ズシャッ 竜華「く、クロ!?」 クロ「」ブクブクブク 竜華「な、何をするやァー!! 許さんで!!」グッ 姫子「……」サッ 京太郎「大丈夫ですか?」ナデナデ クロ「ウワヘヘ……」スリスリ つづかない 907 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 21 51 39.48 ID m7fgfVf2o [10/11] ~~姫子 侵略編~~ 【アクセル1事務所前】 竜華「ふぅ……やっぱり大阪との往復は堪えるなぁ」テクテク それでも、頑張らなければいけない うちを信じてトップアイドルを目指している京太郎君 その想いを、その願いを叶える為に自分ができることをやる 竜華「ふふ、そしたらきっと……」 ~~~妄想~~~ 京太郎「竜華さん、いつも俺の為にありがとうございます」キリッ 竜華「えっ?」ドキッ 京太郎「やっぱり俺には竜華さんがいなきゃ……」ギュッ 竜華「ふぁっ……//」カァァッ 京太郎「……竜華、俺のモノになれ」チュッ 竜華「」ボムッ ~~現実~~ 竜華「なぁんちゃって!! なんちゃってー!! ありえへんてー!」キャッキャ そもそも、今うちのこと呼び捨てに……! あかん、そんなん気が早いってホンマ……// 竜華「んふ……んふんふんふ♪」ニマニマ 通行人「」ビクッ 竜華「よし、今日も頑張るで!!」メラメラ うちと京太郎君の夢を叶える為に! トントントンッ ガチャッ! 竜華「みんな、今日もやるでー!!」バァァン ワイワイ 久「いい子じゃない♪」 透華「この事務所に欲しいくらいですわねー」 姫子「えへへ、嬉しかです♪」 キャッキャッウフフフ! ワイワイ 竜華「……え?」 909 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/28(火) 22 09 19.95 ID m7fgfVf2o [11/11] 宥「それでねその時玄ちゃんが……」アハハ 姫子「えー!?」プークスクス 菫「それは驚きだな……」 玄「おねーちゃんの言うことは大げさなのです!」プンプン 宥「えー? そんなことないよぉ」 玄「いいや、あれはそんなことなかった筈だよ!」 宥「むぅ!」 姫子「あはは、どっちでも面白ければよか。ばってん、仲直りの明太子やね!」サッ 菫「ほぅ、これはいい色だ」マジマジ 姫子「自慢の逸品たい」ニッコリ 宥「わーい!」 玄「えへへ、姫子ちゃん大好き。ずっといてほしいな♪」 菫「ああ、気に入った」ニッコリ ワイワイ キャッキャ 竜華「……誰?」 京太郎「あ、竜華さん。こんにちは」ペコリ 竜華「京太郎君、あの子は?」 京太郎「ああ。煌さんと同じ新道寺の……」 竜華「新道寺……ああ、あの子や!」 思い出した 確か大将やった二年生、名前は確か…… 姫子「……あっ!」タタタッ 竜華「……」 姫子「鶴田姫子です」ニッコリ 竜華「清水谷竜華や」スッ ニギニギ 姫子「……」ニコニコ 竜華「……」 なんや、この子 なんだか凄く……やな感じがする 京太郎「もうみんなとは仲良くなりましたか?」 姫子「うん、みんな親切で嬉しかー」エヘヘ 京太郎「それはよかったです」ホッ 姫子「京太郎のお陰たい」ニッコリ 竜華「!?」 きょ、京太郎!? 呼び捨てしとる……!? 京太郎「いえ、姫子の力ですよ」 竜華「!?」 姫子「そげなこつある訳……//」カァァァ 914 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 00 35 26.27 ID xXQGI72Oo [1/12] 京太郎「~~~」アハハ 姫子「~~~♪」ニコニコ どういうことや? 京太郎君とやけに親しく話しとるし…… 竜華「あ、あの京太郎く――」 美穂子「皆さんお茶が出来ましたよ」コトッ 竜華「あっ……」 姫子「ありがとうございますっ」 美穂子「ふふっ、いいのよ」ニッコリ 煌「姫子、お茶菓子もあるからね」スッ 菫「なんなら、肩でも揉んでやろう」フフフ 宥「胴上げ!」 玄「どさくさにまぎれておもちを揉むのです」ワキワキ ワイワイガヤガヤ 姫子「あ、あははっ」 久「全く、少し浮かれすぎよ」ハァ 姫子「申し訳なかです」シュン 久「あら、いいのよ。普段からこんな感じだから」クスクス 姫子「へぇ……」 ガヤガヤガヤ 竜華「……むぅ」 なんやのこれ? ……みんなして、少し騒ぎ過ぎとちゃう? 竜華「はいはい、みんな!」パンパン 一同「……?」 竜華「遊ぶのもええけど、今日からレッスン強化やったの忘れてへん?」 煌「はい。分かってますよ」ニッコリ 久「ちゃんと頑張りなさいよー」ツンツン 京太郎「あはは、頑張ります」 宥「お茶飲んだら始めようね」 玄「結構疲れてるし、いい休憩なのですー」ポワーッ ホノボノー ワイワイ キャッキャ 竜華「なっ!?」ムカッ 何言うてんの? 分かってるならなんで遊び惚けて……!! 竜華「せやったらちゃんとレッスンせんと!!」バンッ 一同「っ!」ビクッ シーン 一同「……」ジィーッ 919 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 00 43 41.36 ID xXQGI72Oo [2/12] 竜華「あっ……」サァーッ あ、あかん ちょっと言いすぎてもうたかも…… 煌「……あちゃー」ポリポリ 久「あのね、清水谷さ――」 バッ 京太郎「あ、えと。その、竜華さん。実は……!」アセアセ 姫子「そ、そう! ちゃんとレッスンせんと!」アセアセ 竜華「え?」 菫「そう……だな」フゥ 宥「うん。始めようか」 玄「……」ムスッ 透華「……やれやれですわ」ボソッ 久「美穂子ごめんね。折角のお茶を」 美穂子「いえ、別にそれは……」 竜華「っ!」ズキンッ なんで……? なんでなん? うち、何か悪いこと言った? ちゃんとレッスンしようって、そう言っただけやのに…… 竜華「……(せや、うちは間違っとらん)」ググッ 京太郎「あ……えと」ソワソワ 姫子「あぅぅ……」 竜華「ほな、レッスン始めるで」 京太郎「あ、はい」 姫子「京太郎、大丈夫? 汗……」フキフキ 京太郎「もう大丈夫です。それよりも、早く始めましょう」 煌「……」 竜華「……」イライラ レッスン始めるっていうのに……まだおるつもりなん? 竜華「ちょっと、鶴田さんやった?」 姫子「あ、はい」 竜華「今からレッスン始めるし、少し外して貰えへん?」 姫子「えっ……あ、はい」シュン トテトテ 竜華「それじゃあ始めるで。そういえば石戸さんと明華さんは――」 菫「っ!! おい、ちょっと待ってくれないか……?」 竜華「……どうしたん?」 921 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 00 52 37.44 ID xXQGI72Oo [3/12] 久「何、今の言い方? 少しトゲがあるんじゃない?」 竜華「え?」 そう言われて……振り返る そこには、いつもと同じ見覚えのある仲間が揃っとる ただ、いつもとひとつだけ違うのは…… 一同「……」ジッ みんなして、うちを攻めるような目で見とること 竜華「ど、どないしたん……?」ビクッ 宥「あ、あの……姫子ちゃんも一緒にい、いて欲しいなって」オドオド 玄「私も……それがいいと思う」 竜華「は? なんで?」 まるで意味が分からない だって部外者なんやし、ここにおる意味なんてあらへん それなのに…… 透華「それは、彼女が……」 姫子「だ、ダメ!! それは!」バッ 竜華「!?」 久「でも、悔しくないの? こんな……」 姫子「い、いいんです。私は、その……!」 京太郎「姫子……」 姫子「えへへ。またレッスンが終わったら会えばよかっ」クルッ 煌「でも……!」 京太郎「竜華さん……」チラッ 竜華「……」ギュッ 京太郎君まで、この子にいて欲しいの? なんで……? どうしてうちじゃダメなん……? 久「……清水谷さん」 竜華「……好きにすればええやん」ボソッ 姫子「え?」 竜華「ただし、邪魔やと思ったら追い出すで」ジロッ 姫子「は、はいっ! やった!」パァァァァ 宥「よかったね」 玄「大勝利なのです」ドヤァ ワイワイ キャッキャ 竜華「……ふんっ」プイッ 京太郎「竜華さん、ありがとうございます」ペコリ 竜華「別に、うちも大人気なかったし……」 京太郎「いえ、竜華さんは立派ですって」ニカッ 竜華「……」 925 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01 01 36.34 ID xXQGI72Oo [4/12] 京太郎「それじゃあ、今日も頑張りましょう」 竜華「うん」 姫子「京太郎、あいがとっ!」 京太郎「いやいや、俺は何もしてないですって」アハハ ワイノワイノ 竜華「うち、あの子は苦手や」ボソッ できることなら、もうここにいて欲しくない でも、そんなことを口に出せば……きっと嫌われる 竜華「(我慢や我慢。今日はレッスンなんやから)」グッ ただおるだけやったら問題ないやろうし、もし邪魔になれば追い出せばええ 竜華「ほな、レッスンルームに移動や」テクテク うちは京太郎君のプロいデューサー たったひとりのプロデューサーなんや! 竜華「(うちだけは京太郎君のことをちゃんと考えたる!)」グッ 姫子「追い出されないように、頑張らんと」ペチペチ 久「……果たして、追い出されるのは」チラッ 竜華「……やったる!」メラメラ 久「どっちなのかしら?」 透華「本当にもう……やれやれですわ」ハァァ 【レッスンルーム】 はやり「それでねー」 霞「あら、それは知りませんでした」 明華「今度試してみましょうか」クスクス ガチャッ 竜華「お、ここにおったん?」 ゾロゾロゾロ 霞「あら、早いわね」 竜華「? もう予定より20分も経っとるで?」 霞「は?」 明華「いえ、そういう意味では――」 姫子「あ、あー!! あー!!」バタバタ 竜華「!?」 姫子「早く練習! 練習始めんば!」 京太郎「姫子……」 竜華「……」イライラ やっぱり邪魔しとる けどまぁ、これくらいは我慢や、我慢 926 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01 11 47.29 ID xXQGI72Oo [5/12] 竜華「それじゃあ、今日のレッスンやけど」ペラペラ 霞「……ねぇ、もしかして話していないの?」コソコソ 京太郎「あ、えと」オロオロ 久「馬鹿ね。言ったらどうなるか分かるでしょ?」ヒソヒソ 菫「確実に荒れる」 明華「なるほど……」 はやり「確かに傷つくだろうねー」ヤレヤレ 霞「ふーん……哀れねぇ」クスッ 竜華「そこ! ちゃんと聞いといてや!」ビシッ 一同「……はーい」 竜華「そんでな、今日はあと少しで伸びきる歌唱力を上げようかと思うんやけど」ペラペラ 明華「えと、それはもう既に……」 姫子「あわわっ!」 明華「あっ、すみません」サッ 竜華「? 何か言うた?」 明華「……いえ」 竜華「しっかりしてや、歌の指導は明華さんに頼りきりなんやし」 透華「だからそれが問題だと……」ハァ 竜華「何?」 透華「いいえ、なんでもないですわ」ツイッ 竜華「……」ギリッ またや どうして今日はみんな、こうも反抗的なん? 竜華「……」ギロッ 姫子「?」 あの子や あの子が来てから何もかもがおかしくなっとる 竜華「……」イライラ 煌「あの、清水谷P」 竜華「何?」 煌「……まずは、京太郎君の現状をチェックしては?」 竜華「え?」 煌「あ、いえ! 京太郎君も普段から頑張ってますし、ここいらで少し実力テストを……」 竜華「そないなのいる? うちかて京太郎君の実力把握しとるつもりやけど」キョトン 煌「……」 久「……」ガックリ 透華「涙が出てきましたわ」ゴシゴシ 竜華「??」 花田さんまでおかしなこと言うとる 昨日まで、ずっとレッスン見てきたんやから、京太郎君の実力は理解しとるに決まっとるやん 930 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01 24 07.79 ID xXQGI72Oo [6/12] 嫌な感じ どうしてこんな…… 京太郎「……」 美穂子「あ、あの。ダメ元で一度見てみるというのは?」 宥「う、うん!」 玄「ちょっと見てみたいのです!」アセアセ なにこれ? これでやらんかったらうちが悪者や もう……今日は本当になんなん? 竜華「……分かった。じゃあ、やる」 久「え? いいの?」 竜華「……」コクッ 菫「やったな」ポン 京太郎「あ、はい」 霞「……」 竜華「そこまで言うからには、変わっとるのを期待してええの?」 京太郎「……はい」 竜華「じゃあ、見せて……」 京太郎「分かりました」スタスタ そう言って京太郎君が準備を始める みんなして一体何が言いたいのか分からんけど…… これでみんなが満足するなら―― 932 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01 26 32.69 ID xXQGI72Oo [7/12] 京太郎「お願いします」 宥「うんっ!」ニコッ 玄「お任せあれ!」ニッ パフパフ キセカエッ!! 京太郎「よしっ!」シャキィーン!! キラキラ 一同「はぁぁ~ん♪」ドキドキ 竜華「えっ」ドキッ 京太郎「歌います」サッ 明華「ミュージック、スタート♪」カチッ ~~♪ 京太郎「Gonna shake it up! You,keep your love!」 竜華「!?」 京太郎「Gonna shake it up! Just stay your pace~♪」 霞「アクションスタート!」カッ 京太郎「橘さん!? な、なぜ見てるんです!? ぐあぁっ!?」ズシャアッ 壁)M0) 京太郎「本当に!? 本当に裏切ったんですかぁっ!? うわぁっ!?」ゴロゴロ 竜華「」 菫「対局開始!!!」 京太郎「ツモ、8000オールです」パタパタパタ 久「あちゃー」カチャカチャ 透華「やりますわね」カチャカチャ 竜華「え? えっ?」 【測定結果】 <アイドルランク>(ファン人数) Cランクアイドル(100000~300000) <容姿> S(75) <雀力> C(45) <歌唱力> B(52) <演技力> B(55) <特技> タコス作り |. G | F | E | . D |. C | . B |. A | . S | SS |SSS―――┼―――――――――――――――――――――――――容姿 |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll雀力 |lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll歌唱力|lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll演技力|lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll 竜華「なんやの……これ?」ブルブル 937 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01 40 06.11 ID xXQGI72Oo [9/12] 京太郎「……」ゼーゼー 竜華「……」プルプルプルプルッ 京太郎「あ、えと、これはですね! 竜華さん、実は――!」 . / . | ヽ .. / . / /| V . .′ / / | V | , ′| / | | | | | \ / \ | | | | | 八 |_ \{\ \ | | |.八 Λf笊心、 イ笊心rァ | ハ| |. \{\ . Vり V/タ j/ ヽ | | ハ , ,,. / | | r-イ | | \ マ ノ / | | | | >.. イ | | | | | |三三=千 /=| | | r| |三ニニ/ | /三| |=\ | /| | ムニニ| /ニ三| |ニニ 、|. / V /三三ニ|――- /=ニニ/ /ニ三三 / / /三三ニニ| /==ニ/ /三三/ |. / / /三三ニニ| /ニ三/ /=三/ / | 竜華「凄いやん京太郎君!」 京太郎「あ、ありがとうございます……」 竜華「男子三日会わずばなんとやらって奴やなぁ♪」ナデナデ 京太郎「はい。どんどん成長してますから」 姫子「……」クスッ 竜華「うんうん。この調子で今日も頑張らんと!」 京太郎「はいっ」 久「……気づかないものね」 透華「まぁ……レッスンは今までまる投げでしたし」 煌「でも、清水谷さんも頑張ってますから」 菫「それは分かるが、いかんせん周りが見えていない」 霞「灯台下暗し。先ばかり照らそうとして、足元が見えていないのよ」 竜華「ジャ●ーズ打倒も近くなってきたで!」 この時、うちはまだ知らんかった 久「まぁ、プロデューサーに向いてないのかもしれないわ」 美穂子「そんなことはないと思いますが」オロオロ 気が付けば、片足が底なし沼に沈み込み…… 透華「というより、あの子にプロデューサーの才能がありすぎですのよ」チラッ もはや、抜け出れんほどに…… 菫「まさに、京太郎君のプロデューサーになる為に産まれたような奴だ」フッ 姫子「えへへ、カッコよかったばい♪」ダキッ 京太郎「そ、そうですか?」デレッ 竜華「……」 追い詰められているのだということを 939 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2014/01/29(水) 01 48 34.27 ID xXQGI72Oo [10/12] 【次回予告】 竜華「なんで、なんでうちが……」ジワァッ その少女が到着する数時間前 姫子「へぇー、今日はレッスンの日?」ニコニコ その悪魔の策略は…… 姫子「じゃあ、少し早めに行ってもよか?」ニッコリ 京太郎「え?」 動き出していた 姫子「私もレッスン見てみたかったんよ」フフッ その毒はただ染み渡るだけではなく 姫子「京太郎君には、こういうのが合うと思うばい!」 周りを歪め 一同「へぇ……なるほど!」 姫子「えへへ、今だけプロデューサーやっても、よか?」 やがて、毒では無くなり 久「(この子、清水谷さんよりも京太郎君のことを!?)」ゾクッ 生きる上で必要なモノと、変わっていく―― 次回 【悪性変異】 社長「竜華ちゃん。……しばらく休みなさい」 竜華「えっ……おじ、さん?」 もはや、血縁すらも……例外ではない